2024年10月現在のセール情報
Xfer Recordsは基本的にセールをしないので、なにか購入特典のあるときがお得です。
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LFO Tool - Xfer Recordsをレビュー【サイドチェイン・音作りに】
LFO ToolはXfer Recordsがリリースする、自由に描けるLFOシェイプでサウンドコントロールができるプラグイン。
ボリュームコントロールによるシンプルなサイドチェインダッキング・トレモロエフェクトをはじめ、さまざまな音作りに使えます。
ダンスミュージックのサイドチェインに便利なプラグインがほしい!
というときには、DAWのルーティングなしで、ベースとキックのからみなどをビタッと調整。
さらに、89種類からタイプを選択できるフィルターやパンコントロール機能を搭載し、
いろいろな素材を、LFOでクリエイティブにデザインしたい!
という場合にも活躍してくれます。
近年のEDM・Future Bass・Dubstepなどはとくに、LFO的なモジュレーションのガッツリ使われた曲が多いですし、こういったDTMerは多いのではないでしょうか?
LFO Tool - Xfer Recordsはプリセットも優秀【サウンドデモ】
LFO Toolには190種類のプリセットがそなえられています。
ベーシックなSidechain・TranceGate系から、クリエイティブなものまでさまざま。
このラインナップがまたかなり優秀で、ベタ打ちにLFO Toolのプリセットをかけてあげるだけでバッチリとデザインされたサウンドになってしまいます…!
サクッといくつかプリセットを切り替えていってみました。
どうでしょう?
このままでもぜんぜん即戦力ですし、ここからいろいろとインスピレーションも生まれてきますよね。
LFO Tool - Xfer Recordsの使い方
さて、ここからはLFO Toolのおもな機能や使い方について説明します。
1〜6のセクションを、順番にみていきましょう。
なお、LFO ToolはGUI下部で各パラメータについての解説を表示してくれます。使いながら確認もできて便利です。
最大12のLFOグラフ
LFO Toolでは、最大12のグラフを使ってLFOシェイプを描くことが可能。
上部のタブでグラフを切り替えて、それぞれをエディットします。コントロールはとてもしやすく、自由度高いです。Serumユーザーにはおなじみの'あの'操作感。
LFOシェイプのプリセット
LFOシェイプ部分にもまたプリセット機能があり、それぞれのグラフで読み込めるようになっています。もちろんオリジナルのシェイプを保存するのもok。
シェイプのコピペ機能も搭載されているので、いろいろなパターンをサクサクと試しながら遊んでみるのがいいいい感じ。ちなみに、Serumで作ったプリセットファイルをLFO Toolで使用することも可能です。
また、各グラフでスピードを変更することもできます。
LFO ROUTING【カットオフ・レゾナンス・パンなど】
作成したLFOシェイプは、cut・res・vol・pan・varのパラメーターをコントロールします。
各パラメータ、1を選択すれば1のLFOグラフでのコントロール。2なら2のグラフ。といったルーティングになります。
それぞれのスライダーで変化の幅を設定できるほか、depthスライダーでトータルコントロールも可能です。
特徴のFilter【89タイプで使いごたえガッツリ】
GUI左上はフィルターモジュール。
セクション内をクリックすると、LFOグラフ表示がフィルターシェイプ表示に切り替わります。
フィルターシェイプ
フィルターシェイプもベーシックなローパス・ハイパス系から、コムフィルター系やフォルマントフィルター系などさまざま。豊富な種類から選択できるので、幅広いサウンドデザインに対応します。
各パラメータスライダーは下記のようになっています。
フィルターモジュール
- Cutoff…LFO ROUTINGのcutに対応
- Reso…LFO ROUTINGのresに対応
- Mix…フィルターのDry/Wet
- 上の画像ではFat(フィルターシェイプによる)…LFO ROUTINGのvarに対応
- Drive…歪み
SPLIT
GUI左下のSPLITをオンにすれば、エフェクトがかかる周波数帯がしぼられます。
LP or HPを選び、freq.スライダーの周波数帯コントロールでフィルタリングします。
LFOコントロール・オーディオ波形表示も
グラフ下のセクションでは、LFOの動作をコントロール。
RateはDAWと同期して1/2小節ごとなどで設定するほか、Hzコントロールで自由にコントロールすることも可能。また、アンカーボタンをオフにすれば、DAWの再生に関係なくLFOが動いている状態になります。
Swingでは、リズムに前ノリ後ノリのグルーヴをくわえられます。
Phaseでは、LFO周期のスタートポイントをコントロール。PMWを-によせると周期前半が早く流れるようになり、+によせると後半が早く流れるように。Phase・PWMの動作は上のグラフにも表示されます。
サウンドにクリックノイズがでてしまうときなどは、Smoothを上げるといい感じになります。
また、SnapではLFOグラフに表示されるグリッドの細かさを設定。グラフをコントロールするとき、Macだと[option]を押しながらだと、グリッドへ吸着するように動いてくれます。
さらにGUI左側のoffsetからは、サンプル単位でDAWとのシンクポジションも調整可能。そのとなりにあるボタンをオンにすると、グラフ上にオーディオ波形が表示されるようになります。
MIDI設定【トリガー・パラメーターコントロールなど】
さらにDAW側でルーティングをすれば、MIDIを使ってLFO Toolのトリガーやパラメーターをコントロールすることが可能。
GUI左下のMIDIセクションで、それぞれ有効にできます。Note Retrigは2回クリックすると[ENV]となり、ループせずエンベロープのようにも動作します。
また、Cutoffの動作をMIDIでアウトプットすることも可能。
LFO ToolからのMIDIをほかのプラグイン受けるルーティングをしてMIDI CCを割り当てることで、ほかのシンセやエフェクトプラグインのパラメーターもコントロールしてくれます。MIDIエクスポートボタンをドラッグ&ドロップすれば、かんたんにMIDIクリップとしてDAWへ書き出すこともできます。
まとめ&比較【Serum・Duck・Kickstart・Shaperboxなど】
さて、ここでLFO Toolの使い勝手をそのほかのプラグインなどと比較しつつ、レビューをザッとまとめてみます。
LFO Toolのシンプルさと音作りの楽しさは魅力!
まず最初に、これはほかのプラグインと比較しても大きな特徴です。
さまざまなフィルタータイプを試してみたり、オートパンエフェクトとのコンビネーション試してみたり。
基本1画面にパラメーターがシュッとまとまっているのは、あれこれ試してみたくなってインスピレーションもわいてきます。GUIはすこし古くさいところがありますがね。
Serum好きにはおすすめ!圧倒的LFOグラフのエディットしやすさ。
意外とあまり言われてない気がしますが、これってSerumが大人気であるポイントの1つじゃないでしょうか?
自由自在にポイントを打ち込めて、カーブもぐりぐりと調整できる感じは、同じXfer RecordsがリリースするLFO Toolもまったく同じです。
とはいえ、LFO Toolのようなダッキング系のプラグインはほかにもいろいろ。
サイドチェインダッキング用としてならDuckやKickstartが使いやすい。
これらはシンプルにボリュームコントロール専用なので、サクサク作業したいときには便利です。
両方持っていますが、ぼくはDuckがおすすめ。Kickstartは昔から有名ですが、ちょっとシンプルすぎるかな。
逆にいろいろできる系だと、ShaperBox 3も自由度が高く人気のプラグインですね。シンプルさのバランスで比べるなら、LFO Toolはやっぱりちょうどいい感じです。
また、GatekeeperやGross Beatはちょっとちがった方向性で、おもしろいです。
Ableton LiveやLogic Proなど、DAW付属の機能で代用できる部分もあるにはあります。ですがやっぱりこういうプラグインだと、スムーズに使えてワクワクしながら音作りできるんですよね。
ほかにも、サイドチェイン/ダッキング系のプラグインについてはいろいろ書いています。
まとめ記事: サイドチェイン / ダッキングプラグインのおすすめまとめ
LFO Tool - Xfer Recordsの購入方法・価格チェック
2024年10月現在のセール情報
Xfer Recordsは基本的にセールをしないので、なにか購入特典のあるときがお得です。
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LFO Toolの販売は単品のみ。また、プリセットパックも販売されています。
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