Ableton LiveでのDTMに慣れてくると、
「あんな音もを入れたい!」とか「こんなエフェクトがあれば…」とか思うようになりますよね。
そんなときはVST/AUプラグインを使って音源やエフェクトを追加することができます(お試し版のLive LiteでもOK)。
初心者向けに、やり方などを説明しますのでチェックしてみてください。
VST/AUプラグインとは?
VSTとAUはAbleton Liveで使用可能なプラグインのファイル形式です。
この形式のプラグイン使うことで、Ableton Liveで外部のソフトシンセサイザーなどの音源や、オーディオエフェクトなどを使うことができます。
64bitと32bit
Ableton Live 10は64bit形式のみリリースとなっています。
VSTやAUには64bit形式と32bit形式がありますが、Ableton Live 10で使用できるのは、64bit形式のプラグインのみです。
Ableton Live 9までは32bit形式でもリリースされていたので、その場合は32bit形式のプラグインが使用可能です。
VST3にも対応
VSTの中には、VST3という形式のものがあります。
こちらにはLive 10.1バージョンから対応をしています。
関連記事: Ableton Live 10.1アップデート発表!この新機能はアツいぞ!
インストールして使ってみましょう
VST/AUプラグインのインストーラーをダウンロードしてインストールすれば、大体の場合インストーラーが自動的にVST/AUファイルを専用のフォルダに入れてくれます。
インストーラーの手順にしたがって操作してみてください。
フォルダの場所
(Macでの場合の説明です。)
VSTは
/ライブラリ/Audio/Plug-Ins/VST
AUは、
/ライブラリ/Audio/Plug-Ins/Components
こちらにファイルが入っているので、確認してみてください。
Ableton Liveで読み込んで開く
正しくインストールできたら、Ableton Liveで開いてみましょう。
まず、環境設定で[Audio Unitを使用する]と[VSTシステムフォルダを使用する]がオンになっていることを確認してください。
オンになっていれば、画面左のブラウザ部分の[プラグイン]内に[Audio Units]と[VST]のフォルダが見つかるはずです。
出てきたプラグインをトラックに挿入すれば、プラグインを使用することができますよ。有料のプラグインの場合は、ここでオーソライズが必要だったりします。
読み込まない場合は
VST/AUプラグインを認識していない場合は、こちらの[プラグインを再スキャン]をクリックしてみてください。
それでも認識しない場合は、上で説明したVST/AUの形式を確認してたり、プラグインの最新バージョンをインストールし直したりしてみてください。
おすすめのプラグイン
さて、VST/AUプラグインの読み込み方がわかったところで、DTM初心者におすすめの定番プラグインを紹介しますね。
フリープラグイン
まずは、無料で使うことができるプラグインから。
フリープラグインでも、第一線で使えるものがかなりあります。
Synth1
超定番のフリーソフトシンセサイザー。Clavia NORD LEAD2というシンセサイザーを手本に作られています。
ダウンロードはこちら: Synth1
Dexed
こちらもフリーのソフトシンセ。FM音源の名機、Yamaha DX7をモデリングしています。
ダウンロードはこちら: Dexed
Camel Crusher
こちらは定番のフリーのディストーションプラグイン。めちゃくちゃ使えますよ。
製造元のCamel Audioは現在運営をしていないようですが、下記からダウンロードできます。
ダウンロードはこちら: Camel Crusher
Voxengo SPAN
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こちらはフリーの超定番スペクトラム・アナライザープラグイン。使っているひと、めちゃくちゃ多いです。
ダウンロードはこちら: Voxengo SPAN
画像はTorro TorroがインスタグラムにProduction Tipをアップしたときのもの。
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Ozon Imager
マスタリングプラグインOzoneが有名な、iZotopeがリリースする、フリーのステレオイメージャープラグイン。ステレオの広がりを調整するのに使います。
波形が表示されるので、ステレオの広がりを見るアナライザーとしても活用できます。
ダウンロードはこちら: Ozon Imager
このフリープラグインは多分、Ozoneに内蔵されているものと同じものだと思います。
Ozoneはとても優秀なマスタリングプラグインですので、併せてチェックを。
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有償プラグイン
次は有償の定番プラグインを紹介します。これらが現代のサウンドを作っていると言っても過言ではないくらい、超定番です。
Serum
「Serum」は2016年に発売され、高音質と直感的な操作性でいまや多くのプロデューサーに愛されるスタンダードシンセとなっています。
Serumについて、詳しくは下記の記事からチェックしてみてください。
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Sylenth 1
こちらの動画でMartin Garrixが使っているのがSylenth 1というソフトシンセです。
動画のようなEDM系の美しいサウンドから、ちょっと変わったサウンドまで何でもこなす万能シンセ。
購入はこちら: Lennar Digital - Sylenth 1
Waves Gold
業界標準のメーカー「Waves」の定番プラグインバンドルです。
エフェクトを充実させたいと思ったら、まずこれを買っておけば間違いないです。
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