Ableton LiveでDTMを始めたい初心者向けに、特徴やおすすめポイントをご紹介します。
また後半には、いろいろある種類や購入方法についての解説もまとめました。
ぼくはかれこれAbleton Liveを使って15年くらいになりますが、本当に魅力たっぷり。ぜひチェックしてみてください!
Ableton Liveとは
Ableton Live(エイブルトン ライブ)とは、ドイツのAbleton社による、DAWです。
DAWとは、「デジタル オーディオ ワークステーション」の略で、コンピューター上で作曲ができるソフトのこと。Ableton LiveはMacでもWindowsでも使うことができます。
また、Ableton Liveは作曲だけではなく、ライブパフォーマンスやDJ Play、DJ Mixの作成をすることもできます。
ちなみにぼくは最初、DJ Mixを作るためにAbleton Liveを使い始めましたよ!
Ableton Liveはこんな人におすすめ
こういう人はぜひ、Ableton LiveでDTMライフをスタートさせてみてください!
- EDMやDubstepを作りたい!
- ベースミュージックが大好き!
- 打ち込み音楽で遊びまくりたい!
- 楽器の演奏はできないけどDTMがしたい!
- ライブでも使ってみたい!
逆に演奏ができて、それを録ったりしたい人や、ポップスをメインで曲作りをしたい人とかはCubaseなど他のDAWを使っている印象ですね。
Ableton Liveの特徴と基本【直感的な操作性】
さて、以下にはAbleton Liveの基本的な機能および特徴をまとめます。
Ableton Liveは本当に直感的な画面上の操作で音楽を色々いじることができるので、初心者から玄人まで本当におすすめ。
良いところは書ききれないくらいにあるのですが、抜粋してポイントをご紹介します!
アレンジメントビューとセッションビュー
まず、Ableton Liveにはアレンジメントビューとセッションビューという2つの画面があります。
セッションビュー
セッションビューはAbleton Live独自のシステムです。
ほかのDAWのような時間軸にそって作業する方式ではなく、クリップと呼ばれる音源素材を組み合わせて、効率よく音楽アレンジすることが可能。
ライブ演奏や、DJプレイ、アドリブのセッションなど、即興でクリエイティビティを最大限発揮させたいとき、このセッションビューは活躍します。
こちらもあわせて続きを見る: Ableton LiveのセッションビューでDJする方法
アレンジメントビュー
アレンジメントビューは、ほかのDAWにもあるような時間軸にそって曲作りをするシステム。
音源の切り貼りや、パラメーターの動きを記録させるオートメーションの作成も直感的かつ、かんたんにできます。GUIがとてもシンプルなので、視覚的にもスムーズに作業がしやすい。
こちらだけで曲作りすることもできますし、セッションビューで作成したクリップを録音して配置することもできます。
こちらもあわせて続きを見る: Ableton Liveのアレンジメントビューを使った基本的な作曲方法
即戦力の音源やエフェクト充実
引用画像: Liveとは?
Ableton Liveには、すぐに使える音源やエフェクトが充実しています。
最上位エディションのSuiteには、膨大なサウンドライブラリと強力なエフェクトが付属しています。
こちらもあわせて続きを見る: Ableton Liveのエフェクト使い方いろいろ
たくさんの情報がある【大事な特徴】
Ableton Liveは世界中で人気のDAWなので、たくさんのチュートリアルがウェブサイトやブログ、Youtubeなどにアップされています。
DTMを始めたばかりの時はとくに、常にググりながら作業をしていくことになると思うので、これはとても重要なポイント。
(とは言え、まだまだ日本語メディアの情報は増えていいと思うので、このブログでぼくも色々発信していきたいですね!)
バージョンアップでどんどん新機能が追加【Ableton Live 12】
2024年現在、最新のAbleton Live 12が発売されています。
毎度バージョンアップの際に、新機能やアップデートが多数入るワクワク感が素晴らしい。今回も盛りだくさんの内容でした。
NEW
- MIDI生成 / エディットツール
- ソングスケール機能
- Meld(シンセ)
- Granulator III(グラニュラー音源)
- Roar(サチュレーションエフェクト)
- ブラウジング機能
- より便利な画面表示
…など
- 【Ableton公式サイト】Live 12の新機能とアップデートの一覧
なお、お試しエディションや旧バージョンを持っているユーザーは、お得なアップグレードに対応しています。
こちらもあわせて続きを見る: Ableton Liveのアップグレード方法
Ableton Liveの評価は?
世界中で使われているAbleton Liveですが、実際どんなアーティストが使用していて、どのように評価しているかって気になりますよね。
ということで、ちょこっとご紹介。
やはり大きなポイントは直感的な操作性です。各所で大御所たちも太鼓判をおしているのを目にします。
使用アーティスト
Skrillex
— Skrillex (@Skrillex) February 14, 2017
現行ダンスミュージック界のスーパースター、SkrillexもAbleton Liveユーザー。
Future Musicのインタビューで、Ableton Liveについてこのように言っています。
I started with Fruity Loops back in the day, then Reason and then I learnt Pro Tools but I kinda hated it so I got Ableton Live, which is just so incredibly intuitive.
訳: Fruity Loops、それからReasonを使い始めて、Pro Toolsも勉強したけど気に入らなかったんだ。それでAbleton Liveを手に入れたんだけど、信じられないくらい直感的だったんだ。
引用: Interview: Skrillex talks production, plug-ins and power edits
Diplo
またまたダンスミュージック界の大御所、DiploもAbleton Liveのユーザーです。
Ableton Liveのバージョンがまだ6のときのインタビューでこのように言っています。
こちらもあわせてWhat's the main thing you like about Live 6?
It's a real writer's program. One good thing about not reading any manuals or anything is that you've gotta play all day with it.
訳: Live 6の好きなところは?
本物の作家のためのプログラムなことだね。マニュアルも何も読まないで1日中遊べちゃうよ。
続きを見る: Ableton Liveを使用するアーティストまとめ
僕がとても参考になったアーティストを中心にズラッと紹介しています。
Ableton Liveのエディションを選ぶ
Ableton Liveには4種類のエディションがあり、必要な機能と予算にあわせて選ぶことができるようになっています。
エディション
- Ableton Live Lite
- Ableton Live Intro
- Ableton Live Standard
- Ableton Live Suite
それぞれの違いについては、下の記事にまとめているのでチェックを。
続きを見る: Ableton Liveの違いを比較【Lite/Intro/Standard/Suite】
今後やっていきたいことをイメージしながら検討してみてくださいね。
Ableton Liveを購入するときのポイント
いざAbleton Liveを購入しようとする際には、以下のポイントをチェックしてみてください。
CHECK
- セールをする時がある。
- 学割が利用できる。
- バンドル製品がある。
- アップグレードに対応している。
セールはタイミングがあえばラッキーという感じですが、その他はぜひお見逃しなく。
エディション選びもふくめて、入手方法はいろいろ。下の記事で内容を整理しています。
続きを見る: Ableton Liveのセール情報 & 購入方法まとめ
利用できることはなるべく使って、お得にDTMをスタートしましょう!