Ableton Liveを持っているけどDJもできるらしい。。
だけどやり方がよくわからない。。。
そんな人向けに、この記事ではAbleton LiveでサクッとDJして遊べる方法を説明してきます!
お試し版のLive Liteでもできる方法ですので、ぜひチャレンジしてみてください!
Ableton LiveでDJの準備をする
まずはDJをする準備です。
Ableton LiveでのDJはセッションビューを使います。
セッションビューを表示し、オーディオトラックをひとつ用意します。
プレイする曲を取り込む
このようにオーディオトラックのクリップスロットにプレイしたい曲を、ドラッグ&ドロップで入れていきましょう。
まとめて一気に入れることもできます。
スロットを追加したい場合は、右クリックから「シーンを挿入」で、追加することができます。
取り込んだ曲をクリップビューで設定する
プレイする曲を取り込んだら、クリップビューでそれぞれの曲の設定を調整します。
曲の頭を設定
ミックスするときの、曲の頭を設定します。
頭にしたい部分に、きちんとカーソルを合わせて右クリック、「1.1.1をここに設定」で頭のワープマーカーが入ります。
この時、曲を取り込んだ時に余計なワープマーカーが挿入されていたら、全て削除しておいてください。ミックスがズレる原因になります。
セグメントBPM
セグメントBPMがその曲のBPMとズレている場合があるので、正しく設定します。
これがズレているとミックスもズレてしまいます。
ボリューム
ミックスで音が割れてしまわないように、ここで少しボリュームを下げておいたほうがいいです。
また、音量差がある曲があれば調整しておきましょう。
ワープモード
ワープモードによって出音がけっこう変わってしまう場合があるので注意。大体の場合は「Complex」にしておけば大丈夫ですが、PCの負荷は大きくなります。「Beats」でPreserveを調整してもOKです。
クロスフェーダーを用意する
プレイしたい曲が準備できたら、まずこのようにオーディオトラックを複製します。
トラックタイトルバーを右クリックから「複製」でかんたんに複製できます。
トラックタイトルはLeftとRightに変更しました。
そうしたら、画面右の「X」ボタンを押して、クロスフェーダーを表示させます。
そして、クロスフェーダーの左右を「A」と「B」に振り分けます。
これで、クロスフェーダを左に振り切った時はAの音だけが出て、真ん中にすれば両方の音が出て、右に振り切ればBの音だけが出る状態になりました。
ちなみに右クリックで、クロスフェーダーのカーブが設定できますが、「Constant Power」いちばん良さげ。
Ableton LiveでDJプレイ!
さて、準備がととのったので、プレイしてみましょう。
プレイする曲のBPMはAbleton Liveで設定しているBPMと同期されるので、プレイする前にBPMを確認してくださいね。
曲の横のクリップ再生ボタンを押すと、先ほど設定した頭の位置から曲が再生されます。
空のスロットの横のボタンがクリップ停止ボタンです。
片方のオーディオトラックから曲をプレイしながら、もう片方のオーディオトラックの曲をタイミングよくスタートし、クロスフェーダーでミックスします。
こんな感じで軽くDJプレイの様子を撮影してみました。
ミックスしているのは4:11あたりと8:25あたりです。
再生のタイミングはクオンタイズされています。調節したい場合は、コントロールバーのクオンタイズメニューで設定しましょう。
音割れを防ぐため、マスタートラックには、オーディオエフェクトの「Limiter」を挿してあります。
さらに使いこなすには
冒頭でも話した通り今回は、とりあえずサクッとDJをするやり方を説明しました。
さらにAbleton LiveでのDJを極めるならば、やはりそれなりの機材が必要になります。
ヘッドホンでモニター
次にかける曲をヘッドホンでモニターするには、このような2ステレオOUT以上のオーディオインターフェイスが必要。
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コントローラーを使う
今回説明したことはすべてマウスで操作できますが、それだとやはり使いにくい。。。
Ableton LiveできちんとDJするなら、このようなちゃんとしたコントローラーがあったほうがいいです。
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シンプルなDJならほかのソフトがおすすめ
こんな感じでここまでAbleton Live DJをする流れを説明してきましたが、ぶっちゃけシンプルなDJプレイだけなら、ほかのDJ専用ソフトやコントローラーを使うことをおすすめします。笑
何年もDJを仕事としてやってきましたが、Ableton Liveで実際DJをしているひとはほぼいませんでした。
逆に、ライブショー的なプレイをしたいのであればAbleton Liveは大活躍しますし、そのように使っているひとも多くいますがね。
やはりDJとなると専用の機材でセッティングしたほうが、ショートミックスやカットインなどもやりやすいですし、直感的に操作できます。スクラッチとかはAbleton Liveじゃできませんしね。
この記事を読んでいるひとはPCは持っていると思うので、DJをちゃんとしたいなら、まずはこれを買っておけば間違い無いです。
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