いろいろな方向性からDTMをサポートしてくれます!
おすすめのコード進行プラグインをご紹介【DTMを楽しく】
DTMをしていると、覚えなきゃいけないことがたくさん。中でも、コード進行関係は初心者にとってつまずきやすいポイントの1つですよね…。
けれどご安心を。そういう時に助けてくれるツールがいろいろあります!うまく活用して、楽しく曲作りをするのが一番です!
この記事では、おすすめのコード進行作成系プラグインを紹介していきます。
と、一口に言っても用途の方向性はさまざま。なので、今自分にはどんなサポートが必要なのかイメージしつつ、特徴や使い方をチェックしてみてください。
くわしいレビューやセール情報を更新している記事も貼っておきますので、そちらもあわせてどうぞ。
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Scaler 2 - Plugin Boutique【まずは定番コード進行プラグイン】
まずはコード進行プラグインの本命ど定番。何はともあれ、まずScaler 2を紹介したいです。Plugin Boutiqueがリリースしています。
幅広いジャンルごとに整理された豊富なコード進行パターンを収録しており、イメージする楽曲にフィットする雰囲気をサクサク試していくことが可能。DTM初心者が勉強に使うのもおすすめ。引き出し増やせます。
そして、検出システムやエディターは高機能で便利。さらに音源まで内蔵しており、DAWのルーティング不要ですぐ鳴らせます。
InstaChord 2 - W. A. Production【コード進行作りを直感的に】
InstaChord 2は、W. A. Productionがリリースするコード進行作成ツール。
MIDIキーボードを使い、体を動かしながらさまざまなパターンを鳴らして遊ぶのが楽しいプラグインです。
進行の決定はプリセットから選択がメイン。エキスパンションパックも豊富にリリースされているので、作りたいジャンルにあわせて幅を広げていくことができます。
Cthulhu - Xfer Records【アイディアふくらむコード進行プラグイン】
Cthulhuは、Xfer Recordsのコード進行作成ツールです。
アルペジエーターが特徴のプラグイン。フィーリングにまかせればドラマチックな展開を形作ってくれます。内蔵音源で、スピーディーに鳴らすことが可能。僕はとくにEDM系ジャンルにおすすめしたいです。
ファクトリープリセットだけでも充実していますが、サードパーティからエキスパンションパックもいろいろとリリースされています。
InstaComposer 2 - W. A. Production【トータル自動生成】
InstaComposer 2は、楽曲全体のMIDIをAIシステムが自動生成してくれるプラグイン。W. A. Productionがリリースしています。
コード進行をプリセットから選択していろいろなMIDIパターンを生成することも可能ですし、コード進行自体を生成しながら試していくこともできます。
使い方さまざまな作曲サポートツールです。
Chordjam - Audiomodern【ランダム感楽しいコード進行自動生成】
Chordjamは、Audiomodernがリリースするコード進行作成ツール。
ランダム感が楽しい自動生成系プラグインでありながら、マニュアルのエディット機能も充実。イメージする楽曲のアウトラインにしっかり沿わせつつ、おもしろいコードパターンを探していくことができます。
フィーリングで使えるさまざまなジャンルのプリセットが備えられていますが、ある程度基本的な音楽理論などを理解しているとよりおすすめ。
deCoda - zplane【コード進行解析ソフト】
deCodaは、zplaneがリリースするコード解析・耳コピ支援ソフト。
ドラッグ&ドロップで参考としたい楽曲を読み込むと、すぐにコードを検出してくれます。
コード進行を作る上で、知識や情報をストックしていくことは大切。聴くだけでコードを判別できればベストだけど、それはなかなか難しいですよね。ぜひ、利用してみてください。
さらに、練習機能を使って自分で弾いてみると、よりいっそう理解が深まります。
Liquid Music / Rhythm - WaveDNA【スケッチを描いてコード進行作成】
Liquid Music / RhythmはWaveDNAがリリースする作曲サポートプラグイン。
最大の特徴は、線を書くだけでコード進行を形にしてくれる機能。イメージしたら、フィーリングで音程感の流れを画面上になぞってみてください。
また、ドラムトラックの作成システムも付属しています。いつものワークフローを、ガラッとフレッシュにしてくれるツールです。
EZkeys 2 - Toontrack【ピアノ・キーボード系音源プラグイン】
EZkeys 2は、Toontrackがリリースするピアノ・キーボード系音源プラグイン。
強力なコード進行作成サポート機能を搭載しており、ハイクオリティなサウンドですぐに楽曲を組み立てることができます。バリエーション豊富なエキスパンションパックも要注目。
こちらもよさげ
僕自身まだしっかりチェックできていないのですが、良さそうだなーと思っているプラグインもメモしておきます。ご参考にどうぞ。
ほんと、ユーザーにとっていかに便利で、よりクリエイティブになれるかというツールを、各メーカーが多種多様に出しているのがおもしろいですね。
Chord Prism - Mozaic Beats
Chord Prismは、指1本でコード進行やパターンをいろいろ試せるプラグイン。Mozaic Beatsがリリースしています。
シンプルな使いやすさと機能性のバランスが魅力的です。
Phrasebox - Venomode
Phraseboxは、シンプルなコード進行からさまざまなフレーズをデザインできるツール。Venomodeがリリースしています。
ほかのプラグインからコード進行を引っ張ってきて、組み合わせで使うのもアリです。
【まとめ】コード進行作成系プラグインの選び方・種類
さて、おすすめのコード進行作成系プラグインを紹介してきました。ここで初心者向けに、種類やポイントになる特徴をざっくり整理してみます。
コード進行プラグイン
- 音楽理論的にサポート
- 直感性重視でサポート
- コード進行以外もサポート
- MIDI自動生成系
- プリセット / エキスパンションパック豊富
- パターンエディット機能
- 解析機能
- 音源内蔵
このあたりを頭にいれながら検討すると、ワークフローに取り入れて役立つプラグインを選びやすいです。もちろん、各ツールは複合的な要素を備えていますので、あくまでガイドラインとして。
「ちょっとよくわからない…」という場合は、まとめとして、これぞ!という選び方を書いておきますので参考にどうぞ。
まずは、Scaler 2がおすすめ。
コード進行作りに直接役立ちながら、最も勉強になるツールです。やっぱりなんだかんだ、自分自身をレベルアップさせることは重要。
deCodaでリファレンス解析しよう。
実際の曲でコードがどのように使われているのかを覚えていけば、学びや気付きの定着が確実に早くなります。あと、好きな曲のことをもっと知ることができたら、ふつうにワクワクして楽しいよね。
そのほかは、ワークフローがある程度完成していると便利に使いやすい。
直感性重視系やMIDI自動生成系はとてもおもしろいですが、ちょっとクセがあったり、最初は多機能さを使いこなせなかったりするかも。音楽理論をそこそこ理解して、いつもの制作に、エッセンスとして取り入れるくらいの余裕があったほうが真価を発揮してくれます。
ちなみに、みんな気になる無料プラグインはなかなかいいものが見つけられていません。コード進行は曲作りの軸となるパートなので、大人しく有料のしっかりとしたツールを購入するのがいいと思います。
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