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TRAKTOR PRO 3をレビュー【Native InstrumentsのDJソフト】
TRAKTOR PRO 3は、Native InstrumentsがリリースするDJソフトウェア。
いわゆるPCDJ用のソフトで、楽曲をノンストップミックスしたり、即興でエディットしたりして、パフォーマンスすることができます。
まず、TRAKTOR PRO 3を使ってみて率直に思ったのがこれ。
というぼくの自己紹介をさせてもらうと、DJ歴はかれこれ十数年。東京時代は有名大箱から小箱まで、日々プレイしていました。
そういうクラブの現場では、Seratoのシステムを軸としたターンテーブルセッティングや、PioneerのCDJセッティングが圧倒的に多いんですよ。
なので正直言って、今までソフトは同社製のSerato DJやrekordboxしか使おうと思いませんでした。共演するDJとの連携も考えつつ、できるだけお客さんの前でトラブルの要素はさけたかったわけです。
TRAKTOR PRO 3いいじゃん【気軽なDJを楽しみたい初心者にも】
しかし、いざTRAKTOR PRO 3を試してみると、基本的な操作感はほかの慣れ親しんだソフトと変わらず。くわえて、おもしろい特徴的な機能も。
そして、今あらためて現行機材との連携をチェックしてみると、いろいろなところで問題なくDJできそう。いい感じ。
さらに思ったのが、コントローラー用意せずに、コンピューターの画面上だけでもけっこうプレイしやすい。
気軽に、できるだけ本格的なDJプレイをして遊びたい!
というなら、ぜひチェックしてみてください。
自宅でのチルタイムや、BBQで友達とワイワイしたいときなど、パソコンだけでサッとDJできたら最高じゃないですか。ライトにDJを楽しみたい初心者向けとして、とてもおすすめです。
ぼくも今はかなり「TRAKTOR PRO 3でもっとDJしていきたい!」という気持ちになってます。
TRAKTOR PRO 3のコントローラー・PCだけでもOK
TRAKTOR PRO 3を使ってDJプレイをする方法は、大きく分けて下記の5通り。
- TRAKTOR KONTROLを使う
- TRAKTOR READYコントローラーを使う(Pioneer CDJなどもok)
- そのほかのコントローラーをMIDIマッピングして使う
- タイムコードバイナルやCDを、ターンテーブルやCDJセットで使う(DVS)
- PCやMac内部でコントロール
順番にチェックしていきましょう。
TRAKTOR KONTROLを使う
Native Instrumentsからは、TRAKTOR用コントローラーのTRAKTOR KONTROLシリーズがリリースされています。
その中のオールインワンコントローラーであるTRAKTOR KONTROL Sシリーズを使えば、すぐにDJプレイをすることが可能です。
TRAKTOR READYコントローラーを使う【Pioneer CDJにHID接続も】
Pioneer CDJでTRAKTORをコントロール
また、他社製コントローラーにも、TRAKTOR READYとしてスムーズにTRAKTORをコントロールできる製品があります。
クラブシーンではスタンダードのPioneer CDJシリーズもその中にふくまれており、USBケーブルを使ったHID接続でプレイすることが可能です。
くわしくは、下記ページでご確認を。
そのほかのコントローラーをMIDIマッピングして使う
そのほかのコントローラーでも、MIDIマッピングをすればTRAKTOR PRO 3でDJをすることができます。
マッピング用ファイルは各メーカーが公開していたり、DJ Tech Toolsにアップされていたりもします。
また、手動で設定することも可能。TRAKTOR PRO 3の設定画面に、MIDI Learn機能が用意されています。
タイムコードバイナルやCDを、ターンテーブルやCDJセットで使う【DVS】
TRAKTOR PRO 3は、タイムコードバイナルやCDを使って、ターンテーブルやCDJでコントロールするDVSシステムにも対応。
セットアップには、オーディオインターフェイスを内蔵した認定のCertifiedミキサーを購入してもいいですし、手持ちのサウンドカードを使用することもできます。
PCやMac内部でコントロール
Mixing Modeを[Internal]に設定すれば、コントローラーがなくても大丈夫。
PCやMacの画面上でコントロールしたり、キーボードを使ったりしてDJミックスをすることが可能です。
このあたりの気軽な使いやすさ・楽しみやすさは、下で機能説明とあわせて、もう少し説明します。
TRAKTOR PRO 3の機能・使い方
さて、TRAKTOR PRO 3の機能・使い方をチェックしていきましょう。
まず、基本的なDJプレイをするためのシステムやコントロール性は、Serato DJやrekordboxとだいたい同じ感じです。当然といえば当然ですが。なので、すでにDJをしているひとは、スッと使いこなせると思います。
また、これからDJを始めたいというひとが、TRAKTOR PRO 3から入ってDJの練習をするというのも問題ありません。どんな環境でもDJプレイができるスキルは、ちゃんと身につけることができます。
ということで、ここではTRAKTOR PRO 3の特徴的なところに注目しながら説明していきます。
くわしい使用例やテクニックについては、下記のページでチュートリアル動画がまとまっています。あわせてチェックしてみてください。
Trak Deck
プレイする楽曲の波形が表示されるTrak Deckです。
波形上部に見えるバーは、次の曲がグリッドに対してどのくらいズレているかを表示しています。これがとてもわかりやすい。PCだけでDJする場合は、画像右側の矢印ボタンでかんたんに調整できます。
もちろん、[SYNC]ボタンを使えばBPMはすぐにあわせてくれますし、クオンタイズでビートをあわせることも可能。
それから、[FLX][REV]機能がおもしろいです。グルーヴをキープしながら、楽曲の中を縦横無尽にジャンプしたりリバースしたりすることができます。ループ機能と組み合わせれば、よりクリエイティブな展開作りも。
なお、2デッキのほか、4デッキスタイルにも対応しています。
Mixer
こちらが、コントローラーを使わないInternalモード時のミキサー。
見やすく、マウスでもかなりあつかいやすいGUIが素敵です。オーディオインターフェースの出力をアサインすれば、コントローラーなしでもヘッドホンモニターをすることが可能。
上記画像ではFilterがアサインされていますが、このMixer FXノブには、Reverb・Dual Delay・Nose・Time Gaterも選択できます。
また、マスターのLIMITERがとても高品質。ミックス中にレベルが上がってしまっても、音割れさせずにグッといい音でまとめてくれます。
FX
デッキ上のFXセクションには、さらに40種類以上のエフェクトを搭載。
Flanger・Digital LoFi・Transpose Stretchなどなど、組み合わせて遊ぶことができます。
また、TRAKTOR KONTROL X1を接続すればより直感的にコントロールすることも可能です。
LOOP RECORDER
この、LOOP RECORDER機能がまたおもしろい。
リアルタイムにトラックをレコーディング・ダビングしつつ、流している曲の中にアクセントとしてミックスすることが可能です。
こちらも、ループやエフェクトと組み合わせれば、よりクリエイティブに遊べます。
Remix Deck・Stem Deck・Live Input
通常のTrak Deck以外に、Remix Deck・Stem Deck・Live Inputというデッキも選択することができます。
マニアックな機能になってきますが、特徴的なところ。
Remix Deck
Remix Deckにはワンショットやループのサンプル素材をアサインし、リアルタイムにトラックを組み立てることができます。サンプラーとして使ってもok。
Stem Deck
Stemフォーマットのファイルを使えば、ドラム・ボーカルなど、4つにわかれたパートをそれぞれコントロールすることが可能。
Remix Deck・Stem Deckは、TRAKTOR KONTROL F1を接続して、より直感的にパフォーマンスすることもできます。
Live Input
Live Inputにすると、波形などは表示されなくなり、外部の音を取り込むことができます。
シンセを演奏したり、マイクで声を入れたり、LOOP RECORDERと組み合わせたり、可能性はいろいろ。
AUDIO RECORDER
AUDIO RECORDERを使えば、ワンタッチでミックスを録音することができます。
お気に入りの曲で、オリジナルのノンストップMixを作ったりしてみてください。
プレイリスト・ライブラリー
楽曲のライブラリーは、こんな感じ。解析後はキーも表示されるので、スムーズなハーモニックミキシングもかんたん。
プレイリストを作成して、よく使うものなどはライブラリー上部にショートカットをセットしておくことが可能。
楽曲ファイルはiTunesと同期したり、Beatport LinkやBeatsource Linkのストリーミングサービスを利用することもできます。
TRAKTOR PRO 3のレビューまとめ【Serato DJ・rekordboxと比較しながら】
TRAKTOR PRO 3の特徴を説明してきましたが、ここでSerato DJ・rekordboxと比較しながらレビューをまとめてみます。
これからDJを始めてみたいというひとは、ソフトを選ぶときのご参考にどうぞ。
基本的な操作感やできることは、だいたい同じ。
メジャーなDJソフトであれば、基本的なDJプレイはどれを選んでも大丈夫です。
その中で、それぞれに特徴があるわけですが、TRAKTOR PRO 3は上で紹介したようなクリエイティブな機能に魅力があります。とくに、がっつりビートミュージック系をプレイするのにはぴったり。
どういう環境でDJしたいのかを考えて選ぶのは大切。
クラブなど、自宅以外の現場でもDJにチャレンジしたいなら、これもチェック。目標としている会場やイベントがどんなセットアップになっているか、あらかじめわかるとベストです。
そうすれば、本番のパフォーマンスに近いスタイルにセッティングして練習できますし、いざというときトラブルも少ないです。TRAKTORについては、テクノとかのシーンだと使われていることも多かったりします。
PCだけでもめっちゃDJしやすいし、楽しい。
はじめにも書きましたが、これはけっこうTRAKTOR PRO 3のおすすめポイント。
マウスでもあつかいやすいフェーダーやノブ、ビートマッチ機能、自由に遊べるエフェクトなど、ほかのソフトと比較してすごくよくできています。
コントローラーを用意せず気軽に、できるだけ本格的なDJをして遊びたいというなら、TRAKTOR PRO 3はとてもおすすめです。
TRAKTOR PRO 3のセール情報と購入方法
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TRAKTOR PRO 3は単品購入のほか、バンドル製品やアップグレードの利用も可能。また、無料版もあり。
TRAKTOR PRO 3を単品購入
TRAKTOR PRO 3の販売ページ
TRAKTOR KONTROLシリーズを購入【コントローラー】
Native InstrumentsのDJコントローラー、TRAKTOR KONTROL S8・S4・S2・Z2・A6には、TRAKTOR PRO 3が付属しています。
TRAKTOR SCRATCH AUDIO 6を購入【DVS】
すでにターンテーブルやCDJのセットを持っている場合は、TRAKTOR SCRATCH AUDIO 6バンドルをチェック。TRAKTOR PRO 3とあわせて、サウンドカードとコントロールバイナル・CDをまとめて購入できます。
*追記: TRAKTOR SCRATCH AUDIO 6は販売終了となっています。
TRAKTOR PRO 3にアップグレード
旧バージョンのTRAKTORを持っている場合は、アップグレードが利用できます。
【無料】TRAKTOR LE 3を利用する
TRAKTOR LE 3は、TRAKTOR PRO 3の基本機能が使用できるバージョンです。
現在、Plugin Boutiqueから無料で利用可能。 *追記: PIBで取り扱いがなくなりました。
通常は、TRAKTOR KONTROL Z1・TRAKTOR AUDIO 2・KOMPLETE AUDIO 6の付属ソフトとなっています。
【無料】iPadで使えるTRAKTOR DJ 2もあり
シンプルなユーザーインターフェースのTRAKTOR DJ 2は、iPadアプリ版もあり。無料で使用できます。
TRAKTOR DJ 2