ShaperBox 3のレビューと使い方

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ShaperBox 3をレビュー!アイディア次第で使い方いろいろ【サイドチェイン処理からサウンドデザインまで】

シュンナリタ
シュンナリタ
ShaperBox 3のレビュー・使い方まとめ! #Cableguys

ShaperBox 3をレビュー【いろいろ音作りできてあつかいやすい】

ワクワクがひろがるサウンドデモ。アイディア次第で、使い方いろいろ。

ShaperBox 3は、Cableguysがリリースするバンドルプラグイン。10種類のエフェクトがふくまれており、組み合わせ次第でさまざまな方向性の音作りに対応します。

上の動画でわかるように、可能性はほんとうに無限大。サウンドデザインを直感的で楽しくしてくれるツールです。

また、トータルの使いやすさもバッチリ。注目したい特徴や使い方のポイントを、以下でザッとご紹介します。

特徴・おすすめポイント

即戦力プリセットが充実。

とりあえず適当なサンプルにプリセットをアサインするだけで、それっぽくなります。笑

どれも質がよくて、自分の手グセではなかなかたどり着けない音作りに出会うことができるのがうれしいです。「そこでパン振るかー!」みたいな発見がたくさんあります。

また、プリセットブラウザも見やすさもgoodです。

LFO波形の柔軟性が抜群。

LFO波形が描きやすく、自由自在。めちゃくちゃあつかいやすいです。

近いスタイルのプラグインもいくつか持っていますが、それらと比較してもShaperBox 3は間違いなく最上級。

ちょっとした変化でもノリを動かせたりするので、試しながら使ってみてください。

Low・Mid・Hightのマルチバンド処理や、Dry/Wetミックスで、こまかく作り込める。

サウンドデザインをしていると、「ちょっとやりすぎかな…?」ってなることもありますよね。そういう時も、ShaperBox 3はワークフローの中でスムーズ対応してくれます。

ボリュームダッキングを低域だけにしてみたり、ガッツリいじった音と原音をまぜてみたり。楽曲にうまくなじむよう、すぐ調整が可能です。

オシロスコープで視認性もいい。

Dry・Wetにくわえ、サイドチェインシグナルもLFOエディタ上に波形を表示してくれます。目で見ながら、スピーディーな作業もできてありがたいです。

…などといったように、ShaperBox 3はクリエイティブさと正確さをバランスよくあわせ持っています。とてもおすすめ。

ShaperBox 3にふくまれるおすすめプラグインと使い方

ShaperBox 3にふくまれるプラグインラインナップは下記の通り。

中でも、使用頻度の高いおすすめフェクトについて解説します。

VolumeShaper 7【サイドチェインダッキングにも】

VolumeShaper 7は、柔軟に描くことができるLFO波形でボリュームをコントロールしてくれます。

ゲートエフェクトっぽくしてクリエイティブなパンチを出したり、ゆるやかにグルーヴを作ったり、使い方はさまざま。

また、サイドチェーンコンプレッション代わりにもなります。別トラックのオーディオやMIDIをトリガーに設定することが可能。キックにあわせてベースをダッキングしたい時などは、マルチバンド機能をうまく使えばグッとパワーのあるミックスになります。

似たプラグインだとLFO Toolの特徴的なクリエイティブさもおすすめですが、VolumeShaper 7はとてもあつかいやすいので使い分けています。

その他も各種特徴があるので、あわせてチェックしてみてください。

TimeShaper 3【時間の流れをコントロールしてサウンドデザイン】

TimeShaper 3、は時間の流れをLFO波形でコントロールします。

リピート・スタッター・テープストップ・リバース・スクラッチ・早送りなど、マルチエフェクト的に、サウンドにアクセントをくわえることが可能です。そしてマルチバンド対応なのでとても便利。

クリエイティブに、柔軟に、インスピレーションを広げてくれます。

【比較】マルチエフェクトでDTMが楽しくなる【こちらもおすすめ】

Infiltrator 2とEffectrix 2もおすすめ

ShaperBox 3のようなマルチエフェクトは、ユニークなフレーズ作りや、ダイナミックなサウンドデザインを楽しくかんたんにしてくれます。

ありきたりなループも、自分では思いつかないような音像に作り変えてくれるところも魅力。使い込むほどにどっぷりハマれる、ならではの奥深さがあります。

以下は、あわせておすすめしたいプラグインです。ShaperBox 3と比較しながらチェックしていきます。

Infiltrator 2【ボリューム大】

ShaperBox 3とInfiltrator 2の比較

Infiltrator 2は、Devious Machinesがリリースするマルチエフェクト。比較的新しいプラグインですが、徐々に人気が高まっています。

ShaperBox 3的なエンベロープエディターを使った音作りもできるほか、すさまじいボリューム感の機能が搭載されています。エフェクト数だけでも54種類。

少し複雑さが強くなってしまうところがデメリットとも言えますが、じっくり向き合って使い込みたいならとても楽しめます。

Effectrix 2【新しくなった定番プラグイン】

ShaperBox 3とEffectrix 2の比較

Effectrix 2は、Sugar Bytesがリリースするマルチエフェクト。前バージョンはEDMブームの初期ごろから多くのアーティストに使用されていましたが、2023年ついにバージョンアップをしています。

14種類のエフェクトをシーケンサー上で組み合わせるシステムが特徴。遊びながら思い思いのパターンを試せます。

ShaperBox 3はグルーヴ感を作り出すような場面でとくにフィットしますが、エッジやパンチを効かせたいならEffectrix 2を使ってみてください。

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  • この記事を書いた人
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シュンナリタ

『マタタキベース』でDTM情報を発信中。Moment名義で曲をリリースしつつ、DJしたりしています。長野在住。東京時代は年間200日くらい各所のClubでブースに立ってました。かれこれ15年以上音楽業界の片隅に居ます。プロフィール詳細や経歴はこちら

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