AbletonLiveでサンプリング

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Ableton Liveでサンプリングする方法!ビートメイキングしよう!

DTMを始めたら、サンプリングでかっこいいビートメイキングをしたい!と思っているひとも多いですよね。

そんなひとのために、Ableton Liveでサンプリングする方法を説明します。

SamplerとSimpler

Ableton Liveでサンプリングをするためのサンプラーは、2つあります。

Ableton Live Suiteのみで使用可能な「Sampler」

Sampler

SamplerはAbleton Live Suiteのみで使用できる、フルバージョンのサンプラーです。ドラッグ&ドロップで、使いたいサンプルを投入できます。

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Ableton Live Liteでも使用可能な「Simpler」

Simpler

Simplerではサンプラーの基本要素と標準的なパラメーターを操作できます。こちらもドラッグ&ドロップでサンプルを投入。簡単にいうとSamplerの簡易版ですが、Simplerでも十分すぎるほどサンプリングできます。

SimplerはAbleton Live Lite/Intro/Standard/Suiteすべてのエディションで使うことができます。

というわけで、この記事ではここから、Simplerを使ったサンプリングについて説明していきます。

Simplerの再生モードは3つ

Simplerの再生モード

まずは基本から。

クラシック再生モード

クラシック再生モードでは、ノートが入力されている間、音が再生されます。[Loop]ボタンをオンにすると、ループして再生されます。

音はC3を中心に入力されたノートに対応して音程が上下。ポリフォニック再生も可能なので、コードやメロディを作ることができます。

ワンショット再生モード

ワンショット再生モードでは、ノートを入力すると、そのサンプルがまるまる再生されます。ドラムヒットなど、短いフレーズのサンプルを使うときにこのモードを使います。

このモードもC3を中心に入力されたノートに対応して音程が上下します。

スライス再生モード

スライス再生モード

スライス再生モードでは、上記画像のように、取り込んだサンプルを切り分けて再構築することができます。

こんな感じで、メロディを再構築したり。(Just Blaze鬼カッコいい)

また、ドラムブレイクをスライスして、ドラムを再構築したりします。

この3つの再生モードが理解できれば、基本的にはあとはガンガンいじり倒して、かっこいいフレーズを作っていけばOKです。

以下には、サンプリングをするときのヒントやポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。

曲のキーに合わせてトランスポーズ

トランスポーズ

作っている曲のキーに、サンプルのキーをあわせてスライスしたい場合は、トランスポーズすればOKです。

例えば、キーがBマイナーの曲を作っていて、Aマイナーのサンプルをスライスしたい場合、[Transp]を+2stにすればキーがあいます。

単音をサンプリングして、シンセサイザーのように使う

シンセサイズ

ハードシンセサイザーなどから単音だけサンプリングし、Simplerのクラシック再生モードでメロディやコードを鳴らすこともできます。

Filter、LFO、ADSRなどのパラメータも設定することができ、シンセサイザーでそのまま鳴らすのとはまたひと味違った音作りができます。

クラシック再生モードでは、こちらでトランスポーズができます。MIDIキーボードで演奏したり、打ち込みをするときは、サンプリングした音をC3にあわせると、やりやすいですね。

クラシック再生モードのトランスポーズ

ちなみにこれは、Calvin Harrisもよく使う手法のようです。

I'll often sample a synth sound through the mixer and turn it into a new instrument in Logic's EXS24, because that gives me a lot more control over it.

訳: よりコントロールしやすくなるので、私はいつもシンセのサウンドをミキサーを通してサンプリングし、LogicのEXS24で新しい楽器のように使います。

DAWはLogicでサンプラーはEXS24を使っていますが、サンプラーで操作する独特な感じがお気に入りとのこと。

MIDIコントローラを接続して、MPCのようにビートメイキング

MPCのようなパッドを叩いて打ち込むのも、サンプリングの醍醐味ですよね〜。

AKAI MPD218はバックライト付きパッドを搭載したMIDIコントローラー。名機MPCのメーカーAKAIが作る、MPCと同じ16パッド。おすすめです。

なお、AKAI MPD218にはAbleton Live Liteが付属しています。サンプリングなど、やりたいことが決まっていてAbleton Liveを導入する場合は、このようなバンドル製品を最初から買うとお得です。

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ドラムラックでMPCのようにドラミング

こんな感じでフィンガードラムをやりたい場合は、Drum Rack (ドラムラック)を使います。

ブラウザのインストゥルメントから空のドラムラックをMIDIトラックに挿入し、使いたいサンプルを、画像左のパッドのようになっているところに割り当てていきます。

ドラムラック

このパッドひとつひとつに、Simplerが入る仕組みです。

A2など音名が表記されていますが、そこのMIDIを打ち込めば、そこの音が出る、ということですね。

iTunesやレコードの曲など色々なネタをサンプリング

iTunesに入っている曲もドラック&ドロップして、Simplerでサンプリングできます。

もちろんレコードから取り込んだ曲もOKです。レコード独特の風合いは、やはりサンプリングミュージックにマッチします。ぜひいろいろ試してみてください。

ひと口にサンプリングといっても、方法は本当たくさん。いろいろチャレンジして、自分らしいスタイルを見つけるのがgoodです!

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サンプリング素材は整理しておこう

さあ曲作りしようという時、スッとアイディアを形にできるようにサンプリング素材はきちんと整理しておきましょう。効率化やクリエイティビティに必ずつながります。

確認しておきたいポイントをまとめているのでチェックを。

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続きを見る: Ableton Liveで使うサンプル管理のポイント

Ableton Liveビギナー向けのワークガイドはこちら

まとめ記事: Ableton Liveの使い方!初心者が作曲するための基本操作はコレ。

音楽づくりを楽しむ第1歩となるように、まず1曲完成させてみる流れを説明しています。

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  • この記事を書いた人
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シュンナリタ

『マタタキベース』でDTM情報を発信中。Moment名義で曲をリリースしつつ、DJしたりしています。長野在住。東京時代は年間200日くらい各所のClubでブースに立ってました。かれこれ15年以上音楽業界の片隅に居ます。プロフィール詳細や経歴はこちら

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