もともとぼくは、ピアノやキーボードの演奏がほとんどできませんでした。
それでもDTMの作曲はじゅうぶんに楽しむことができ、いろいろと曲もリリースしてきたわけです。
ピアノが弾けないDTM初心者が作曲する方法まとめ【全然できる】
DTMはピアノが弾けなくても、楽器経験がなくても大丈夫。バッチリ曲作りできます。ピアノが弾けないDTM初心者向けの、作曲方法やツールをいろいろとご紹介。ぜひ、「自分にもできそう!」と思えるやり方を見つけて、DTMをスタートしてみてください。
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「けどやっぱり、演奏もできるようになりたい…。」
ずっとそう思ってはいたものの、なかなか時間が作れず数年経過。
それからようやく重い腰を上げてピアノの練習を始めてみると、DTMの曲作りに活きることが予想を超えてたくさんありました。「なんでもっと早くやっていなかったんだ…」と。
というわけで下記には、ぼくの実感したDTMerがピアノを練習するメリットと、その練習方法についてまとめました。
DTMでピアノを練習するメリット
まずは、DTMerがピアノを練習するメリットを書いていきます。
当然といえば当然ということもありますし、練習してみて実感したことや気づいたこともいろいろ。少しでも始めてみることで、DTMの世界がどんどん広がっていく感覚がありました。
「これができるようになればDTMのレベルが上がりそう!」みたいに、目標となるようなポイントが見つかると、練習もがんばれますよ。
コード・コード進行のパターンを覚えられる
『コード』や『コード進行』を理解することは、音楽制作に必須です。
理論を勉強したり、DAW上でピアノロールに打ち込んでいるだけよりも、実際に弾いてみたほうが、まちがいなくスムーズに覚えられます。
また、いろいろな曲の伴奏ができるようになれば、自然といろいろなコードやコード進行パターンを自分の曲にアウトプットすることができます。
コード進行は定番と呼ばれるものが多く使われるので、早く習得するのがDTM上達のコツです。
便利なコード進行作成サポート系のツールもいろいろ使っていますが、からだで覚えるのはとても大切だと、ピアノを練習してあらためて感じました。
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バッキング・ハーモニー系トラックアレンジの幅が広がる
ピアノ・シンセパッド・ギターなどなど、コードやハーモニーの打ち込みがいつも単調になっていませんか?
ピアノを練習していくなかで、こういったパターンの引き出しもどんどんふえていきます。
アルペジオっぽくしてみたり、コードの構成音から複雑なリズムを作ってみたり。自分では思いつかなかったかもしれないアイディアにつながります。
あと、いろんな楽譜を読みながら弾いていると「あ、この音とこの音をぶつけてもいいんだ」みたいな気付きが、けっこうあるんですよね。
イメージしたコードやメロディをすぐに鳴らせる
ふと何気ないときに、楽曲のイメージやメロディが頭にうかんでくることってありますよね。
ピアノやMIDIキーボードで音を鳴らしてみることに慣れていれば、それを形にするのもスピーディーになります。
テンポよく曲を完成させていけるようになることは、DTMを楽しく続けるためのポイントです。
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アイディアがひねり出しやすくなる
曲作りのスタート地点となるアイディアを出す方法はいろいろありますが、フィーリングに身をまかせて鍵盤をたたいてみるのもひとつです。
ピアノを弾くことになれていれば、練習してきた経験をもとに指が自然と動いて、新しいメロディを生み出せることもあるはず。
音楽用語を覚えられる
とくに独学でDTMを始めたひとが最初にぶち当たる壁として、「いろいろ調べながらやっているけど、なんのことを言っているのかよくわからない…」ということがありますよね。
音符の長さや、コード、音階などなど、知らなかったことがたくさんあると思います。その都度、用語の意味まで調べながら覚えていくのもいいですが、けっこう時間をくってしまったり。
初心者向けのピアノ教材を使えば、基礎から1つ1つ順を追って、音楽理論や用語をスッと理解していくことができます。
音楽友達とコミュニケーションをとる際にも、共通言語が多いほうがスムーズです。
ちなみにぼくはflowkeyというオンラインレッスンプログラムを利用しましたが、DTMerにもかなりおすすめです。
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楽譜が読めるようになる
DTMの練習として、好きな曲をコピーして打ち込んでみることもあると思います。
耳コピしてみるのも大切ですが、コードなど、よくわからないところも多いですよね。
そんなときにも、楽譜を購入して読むことができれば理解が深まります。正しい音と自分で聴いた音があっているか、テストしてみるのもおもしろいです。
音楽ジャンル・聞き方の幅が広がる
同じ曲を聞くのにも、何か自分の経験として通ずるポイントがあると、聞き方の幅も大きくひろがります。
「この曲のピアノソロ、めちゃくちゃかっこいい!」「このグルーヴ感のあるピアノフレーズは、手弾きで打ち込んでいるのかな?」などなど、例をあげればきりがありません。
自分の曲としてアウトプットをするためには、いろいろな曲をいろいろな視点でインプットすることがとても大切です。
ピアノ音源やシンセを使うのが楽しくなる
新しいプラグインや音源を手に入れたときって、ものすごくワクワクしますよね。
そのサウンドをさらっと弾いて鳴らすことができれば、楽しみは倍増。プラグインの価格も実質半額となります。(暴論)
もちろん手持ちの音源もさらに楽しめますし、新たな使い道や発見もきっとあるはず。
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気分転換・癒やし
ここまでいろいろとメリットを説明してきましたが、ピアノが弾けるって単純に楽しいです。癒やされます。
DTMでの曲作りに行き詰まってしまったときにも、ちょっとMIDIキーボードで演奏する時間をつくれば、いい気分転換にもなります。
ここでへたに「ちょっとゲームでもするか」とかってしていると、どんどんとDTMができる時間が溶けていきかねません…。
ちなみにぼくは、デスクまわりの電源を入れるのと同時にキーボードもすぐに鳴らせるセッティングにしているのですが、すきま時間にもサクッと遊べるのでかなりいい感じ。自然と上達も早くなりました。
DTMに役立ったピアノの練習方法
さて、ここからはピアノを練習してみて、とくにDTMに役立つと感じた基礎的な練習方法を紹介していきます。
なお、ぼくは独学でピアノ練習を始めるにあたって、flowkeyというオンラインレッスンプログラムを利用しました。
紹介する方法は、flowkeyのコースを進めるとわかりやすい動画の説明にそって反復練習できるものもあります。DTMerにもかなりおすすめなので、あわせてチェックしてみてください。
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スケールごとの構成音を弾いてみる
作曲をするとき、たいていは早い段階でその曲のキーを決定します。
すべて白鍵のCメジャースケールなら大丈夫でも、キーが変わるとメロディやコード進行を作っていく際に「どの音が構成音だっけ…」となりがち。
ピアノでいろいろな曲を練習すると、譜読みをしつつ指を動かしながら、鍵盤のならびで感覚的にスケールごとの構成音を覚えていくことができます。
とりあえずそのスケールを頭に叩き込みたいときは、構成音を上下順番に反復して弾いてみると身につくのが早いです。
コードやその転回形を弾いてみる
コードや転回形について基本な理論がわかったら、実際に弾いてみましょう。
楽譜やコード譜を読みながら、そのまま弾いてみたり、自分なりに弾きやすい転回形を使ってみたり。慣れてきたらいろいろなパターンでリズムをつけてみるのもおもしろいです。
体でコードを覚えれば、DTMで曲作りするときにもスッと打ち込むことができます。また、基本がしっかりできていれば、アレンジのアイディアも広がります。
好きな曲を耳コピして弾いてみる
リファレンスとしている曲の構成を、しっかり分析してみるのは大切です。
メロディ・コード進行・ベースラインなど、聴くだけよりも実際に弾いてみたほうが、いろいろな発見があります。ある程度コピーできるようになったら、自分でアレンジもしてみてください。
また、好きな曲を自分で弾けるようになるのは楽しいですし、ピアノ練習のモチベーションにもつながります。
もし、耳コピをしっかりするのがむずかしければ、deCodaというソフトがサポートツールとしてかなり便利。コード進行を自動で解析し、表示してくれます。
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まとめ: DTMするならピアノ練習もしてみよう【少しでも大丈夫】
ズラッとまとめてみましたが、「たしかにこれができたらいいな!」とか「これはやってみよう!」ってことが何か見つかったら、ぜひ1つの目標としてピアノ練習にチャレンジしてみてください。
ここまで書いてきたように、ピアノ練習はDTMerにとってもメリットがめちゃくちゃあります。
DTMを始めたてのころはとくに覚えることずくめで、ピアノ練習の時間を作るのが大変だとは思います。ただ、ピアノを楽しんで練習することができれば、それが逆に近道になったりします。
上手にならなくても、ぜんぜん大丈夫。ちょっとでもいいので、気軽にピアノ練習をスタートしてみるのがgoodです。少しでも経験があれば、DTMライフの充実度が大きく変わります!
もし、独学でどんな練習から始めたらいいのかわからなければ、ぼくが利用したflowkeyというオンラインレッスンプログラムは、DTMerにもかなりおすすめです。あわせてチェックしてみてください。
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