ぼくがMoment名義で作る音楽は、ダンスミュージック、クラブミュージック、ビートミュージック、ベースミュージックというように区分されるジャンルかと思います。
このようなジャンルの音楽が、どのようにすればキャッチーに聴こえると考えているか、3つの要素でまとめてみます。
キャッチーな音楽は: ループしている
ループしているとは、繰り返しているという意味です。
これはダンスミュージックの構成として超基本的な部分ですが、これこそがダンスミュージックをもっともキャッチーにする要素です。
リズムやフレーズがくりかえしているからこそ、それを自然に覚えて、体を動かしてダンスすることができるんですよね。
ハウスミュージックなど、四つ打ちと呼ばれるような音楽の基本的な構成としては、キック(バスドラム)が1拍ごとに入り、くりかえしていきます。ドン・ドン・ドン・ドンの繰り返しのリズムを覚えられない人はまずいないですよねw あたりまえのようですが、最高にキャッチーな要素ですよこれ。
キャッチーな音楽は: シンプルである
この要素は、『ループしている』と近いですね。上記の四つ打ちなんかは、キックの同じ音が毎拍くりかえしているわけですから、とてもシンプル。
リズムやメロディがシンプルだと、これまた覚えやすく、耳にスッと入ってきます。そうすると、その音楽のどこをメインに耳をかたむければいいのか、わかりやすくなるんですよね。
音楽にノるとき、耳に入る音がゴチャゴチャしていると、どこに合わせてノったらいいかわからなくなってしまい、ノりずらくなてしまいます。
ぼくはQUIXのこの、ほぼワンフレーズで押し切っちゃう感じとか、すごく好き。
キャッチーな音楽は: 声・歌心がある
声自体がキャッチーそのものです。声ってやっぱり人間の一番身近なサウンドなわけですよ。
歌、シャウトや「ヘイッ!」みたいなボーカル要素って、聞いていて、それに合わせて自分でも歌ったりだとか、声に出すことができるんですよね。そうすると、覚えやすいし、サウンドに親近感がわきますよね。
こういう見方をすると、Popsなどヴォーカルがメインの要素となる音楽が、世界でもっともポピュラーな音楽であることが、さらに自然なことに感じられます。
近年ではボーカルを切りきざんで、メロディを再構築する、ボーカルカットアップと呼ばれるような手法も大流行ですよね。こんな感じで。
【まとめ】キャッチーな音楽とは
くりかえしになってしまいますが、簡単に言うと【耳にスッと入ってきて、覚えやすい】というのが、音楽をキャッチーにするのに超重要ということです。
トラックメイクに行き詰まったら、ぼくはこんな3つのポイントを冷静に思い出すようにしています。