Pigments5_Arturia_セール情報とレビュー

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Pigments 5 - Arturia | 2024/12/10までブラックフライデーセール【レビューあり】機能多彩で使いやすいシンセプラグイン 【モダンサウンド】

セール情報更新: 2024年12月10日まで

2024年1月: 新バージョンのPigments 5にアップデート。

シュンナリタ
シュンナリタ
Pigments 5は、高機能かつ直感的な操作性が素晴らしいモダンサウンドシンセ!特徴や使い方をレビューします。

Pigments 5 - Arturia: 機能多彩なシンセ

Pigments 5はArturiaのシンセプラグイン。

2018年末にリリースされ、現在は最新のバージョン5にアップデートされています。

ポリクローム(Polychrome)ソフトウェア・シンセサイザーと題されており、アナログスタイルのオシレーター・ウェーブテーブル・サンプラーおよびグラニュラーシンセシステムを中心とした、とても多彩な機能を搭載。

いろいろなサウンドを1つのシンセで作り込みたい!

というなら、ぜひチェックを。

モジュレーションやエフェクトなどとあわせて、プラグイン内部だけでガンガンにサウンドを完成形までを作り込むことができます。

そのうえに、美しく直感的な操作性も素晴らしい。

視覚的にわかりやすいシンセがほしい!

というDTMerにも、おすすめです。

僕はとくに、リアルタイムに動きが表示されるサウンド波形やモジュレーション波形がとてもお気に入り。ベーシックなバーチャルアナログシンセとは少し変わった作りをしていますが、サクサクとコントロールしやすくなっています。

さて、Arturiaといえば、数々の伝説的なハードウェアシンセサイザーを研究し、エミュレートしているメーカーです。Pigmentsのさまざまな魅力は、まさしくそのリソースがギュッと結集されたものという感じ…。間違いなく要チェックのプラグインですよ。

音質・サウンドデモ

全体的な音質の傾向は、ちょうどいい太さがあり、なおかつ透き通るようにクリーン

アナログっぽさがそこまでゴリゴリに強い感じでなく、現代的な楽曲にスッとなじんでくれるモダンサウンドです。個人的にはかなり好き。

上記動画のほか、下記リンクからYoutubeでプリセットデモが聞けます。

Pigments 5の新機能

今回もアップデートは無料。ありがたいです。

NEW

  • ファクトリーライブラリーの追加
  • 新しいウェーブテーブル・サンプルラインナップ
  • シーケンサーのランダマイズ機能
  • オーディオインプット機能

と、ワクワクが広がりました。

ループ素材などをPigments 5で処理して鳴らせるオーディオインプット機能は、いろいろ使い方を考えていきたいやつ。

そのほか、マルチコアによりCPU負荷が低減されたり、GUIがよりスタイリッシュになっています。

Pigmentsのレビュー・使い方

ここからは、Pigmentsの機能や使い方のポイントをまとめてきいます。*前バージョン時にまとめたレビューですが、基本的なシステムは変わっていません。

こちらは最新のPigments 5

最新のPigments5

構造は、GUI上部をSynth・FX・Seqの3ビューで切り替えられるようになっており、GUI下部がモジュレーションセクションとなっています。また、Pigments 4からはシンプルに主要パラメーターがまとまったPlayビューも搭載。

下記の動画では、Pigments 4を使ったサウンドデザインの例が紹介されています。こちらもあわせてどうぞ。

プリセットラインナップ・ブラウザ

Pigments4のプリセット

プリセット数は1,400種類以上。さまざまな有名アーティストやサウンドデザイナーにより作成され、幅広い音色がラインナップしています。

プリセットブラウザでは、タイプやスタイルごとにフィルタリングできたり、とても選びやすくgoodです。

さらに、メイン画面でもGUI右上の電球アイコンにカーソルをあわせれば、プリセットごと作成者によるコメントとサウンドデザインのポイントを表示できます。

Pigments4のプリセット解説

プリセットをエディットする際にかなりありがたい機能。

それから、Pigmentsは無料のアップデートごとにトレンドを取り入れたプリセットが追加されるのもうれしいポイントです。

エキスパンションパックの販売もあり

Pigments4のエキスパンションパック

Pigments 4のプリセットは、エキスパンションパック販売もあり。プラグイン上のストアからサウンドプレビュー、購入までいけます。

また、サードパーティ製のプリセットパックもいろいろとリリースされています。

Synth【シンセエンジン・フィルター】

Pigments4のオシレーター

GUI上部で[Synth]ビューを選択すると、シンセエンジンとフィルターセクションが表示されます。

2つのシンセエンジン【Analog・Wavetable・Sample・Harmonicから選択】

メインとなるシンセエンジンは2つ。それぞれAnalog・Wavetable・Sample・Harmonicから音源のスタイルを選択することができます。

Analogは、バーチャルアナログシンセスタイルで3つのオシレーターをコントロール可能。

それぞれ、Sine・Triangle・Sawtooth・Squareから基本波形を選択します。ノイズジェネレーターもあり。FM変調もできるようになっています。

Wavetableは160種類以上が備えられています。さらに、自身でウェーブテーブル波形を読み込んで使うことも可能。

Sampleでは、最大6つのスロットを使用して音源素材をコントロールできます。こちらも豊富なサンプルが最初からふくまれています。

さらに、[GRANULAR]スイッチをオンにすると、グラニュラーシンセとしても使うことが可能。不思議系なサウンドをレイヤーしてみるなど、楽しみ方はいろいろ。

そして、バージョン3からはHarmonicオシレーターも追加されました。

アディティブシンセシスがさらに音作りの幅をひろげてくれます。

UTILITY ENGINE【NOISE・OSCILLATOR】

UTILITY ENGINEとして、NOISEオシレーター2つと、シンプルな波形を鳴らしてくれるオシレーターもさらに1つ搭載。

サウンドの高域を補強したり、サブベースをならしたり、便利に使うことができます。

2つのフィルター

GUI上部右側には2つのフィルターを備えています。

それぞれ、MultiMode・MS-20・SEM・Matrix 12・Jup-8・Mini・Surgeon・Comb・Phaser・Formant・LowPass Gateの11種類から、フィルタータイプを選択可能。

Arturiaらしい、アナログモデリングのフィルターラインナップがテンション上がります。

新しいPigments 4で追加されたMS-20タイプは、レゾナンスをギュンギュン効かせながらパンチのある低域を形成するのに最高ですよ。

FX【エフェクト】

Pigments4のFX

[FX]ビューでは、3通りのエフェクトバスに、それぞれ3つずつのエフェクトをアサインしてコントロールすることが可能。BUS A・BUS Bはインサート、もう1つはセンド&リターン方式です。

エフェクトラインナップは下記の18種類。ここでもかなり音作りが楽しめるようになっています。

エフェクト

  • ディレイ系: Delay・Tape Echo・PS Delay
  • リバーブ系: Reverb・Shimmer
  • ディストーション系: Distortion・Bitcrusher
  • ダイナミクス系: Compressor・Multiband
  • モジュレーション系: Super Unison・Chorus・Chorus Jun-6・Flanger・BL-20 Flanger・Phaser・Stereo Pan
  • フィルター/EQ系: Multi Filter・Param EQ

最新のPigments 4で追加されたのは、ShimmerとSuper Unisonの2つです。

近年わりと流行っているシマーリバーブですが、サクッと雰囲気が出せてとても便利。Super Unisonは、「もう少し厚みがほしい」という時にこれまたガッツリ役立ちます。

その他エフェクトも全体的にかなり好きな質感。バチっとエグい音にもできるけど、ちょうどよくまとまってくれるという感じの印象です。また、こちらもアナログモデリングのエフェクトがいい味してます。

Seq【アルペジエイター・シーケンサー】

Pigments4のSeq

[Seq]ビューを選択すると、アルペジエイターおよびシーケンサーがコントロール可能。

ARP/PITCH・VELOCITY・OCTAVE・TRIG PROBA・GATE LENGTH・SLIDEと、シーケンスが一覧で表示されており、操作しやすいシステムです。

PITCHにはMajor・Blues・Fifthなどのスケールを設定することができ、狙ったサウンドをサクッと作れるようになっています。

また、各パラメータで設定できるランダム機能もおもしろいです。パラメーターを上げていくと、どんどんランダムなサウンドになっていき、予期せぬサウンドと出会うことができます。

モジュレーション

Pigments4のモジュレーション

GUI下部はモジュレーションセクション。

ピッチベンドやModホイールが表示されるKEYBOARD・3つのエンベロープ・3つのLFO・3つのFunction・3つのランダマイザー・3つのコンビネーターが各ビューに分かれており、くわえて4つのマクロノブがあります。

Functionではかなり自由度高く直感的にモジュレーション波形を描くことができ、素晴らしいです。

また、ランダムに流れる波形でモジュレーションコントロールできるランダマイザーも特徴的でおもしろい。

さらにコンビネーターを使うと、各パラメーターをを組み合わせてモジュレーションをかけることができ、こちらもかなり奥深く遊べます。

ルーティングと波形表示

ルーティングは、モジュレーション名をクリックした後、各パラメーターを操作することで設定。そうすると、それぞれどこにルーティングされているかが一覧で表示されていきます。

また、Pigments 4からはドラッグ&ドロップで設定することもできるようになり、あつかいやすさがアップ。

そして、各モジュレーション波形の動きは、GUI中段ですべて同時にチェックすることができます。実際どのようなコントロールが行われているのかを、リアルタイムに見て追えるので、とてもわかりやすいです。

Play【シンプルビュー】

Pigments4のPlay

Pigments 4で追加された、[Play]ビュー。

主要なパラメーターのみが、シンプルにまとまってくれます。直感的にノブをいじくり回して音作りしたい時などは、こちらが便利。

また、シンセの音作りがそこまで得意ではないという場合も、よりかんたんにあつかえておすすめです。

Pigments 5をほかの人気シンセと比較【Serum・Divaなど】

ここで、Pigments 5をほかのシンセとざっくり一言ずつ比較していきます。

比較検討されそうなシンセをなんとなくチョイスしてみました。レビュー記事を貼っておきますので、くわしい機能などについてはそちらをあわせてどうぞ。

Serumは、より"ザ・モダンサウンド"なシンセ。音作りのしやすさがバッチリ。

逆にもっとアナログなバイブスをもとめるなら、Divaはほんとゴリゴリ。Pigments 5は、その中間ぐらいの感じがとてもいいんですよね。

多機能という点では、Falconもかなりすごいです。あつかいやすさでは、Pigments 5がおすすめ。

「もっとイチからシンセの音作りを楽しみたい!」という場合は、ぜひPhase Plantをチェックしてみてください。自由度高いセミモジュラースタイルかつ、わかりやすいシステムです。

これまた逆に、プリセットでいろんな音色を試しまくりたいなら、Omnisphere 2が定番です。容量がデカいところはご注意を。

Pigments 5の比較まとめ

こうして比較してみると、あらためてPigments 5はいいシンセだなぁ…と感じます。

もちろん、いろんなシンセそれぞれに良さがあります。その中でもPigments 5は、サウンド・機能・あつかいやすさのすべてが高いレベルでちょうどいいんですよね。

確実に、持っておいて間違いのない、長く使えるシンセです!

Pigments 5 - Arturiaのセール情報と購入方法・価格チェック

セール情報更新: 2024年12月10日まで

最新の #DTMセール 情報はX(@DTM_Checker)でも発信しています。お得に #DTM を楽しもう。

Pigments 5本体のほか、プリセットパックの販売もあり。

セール期間は各ストアでずれていることがあります。限定キャンペーンもチェックを。

なお、現在のところPigmentsは無料でアップグレードされていっています。

Pigments 5を購入

また、総額だと割高になってしまいますが、SpliceではPigments 5の月額9.99ドルRent-to-Ownもあります。20ヶ月分払い終えた時点で正式なライセンスが手に入るシステムで、途中で支払いを止めておくことも可能。

Pigmentsのプリセットパックを購入

Pigmentsは、GUI上からエキスパンションパックを追加購入することが可能。

また、サードパーティ製のプリセットパックもいろいろとリリースされています。ADSRでチェックするのがおすすめ。セールもよく開催されています。

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  • この記事を書いた人
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シュンナリタ

『マタタキベース』でDTM情報を発信中。Moment名義で曲をリリースしつつ、DJしたりしています。長野在住。東京時代は年間200日くらい各所のClubでブースに立ってました。かれこれ15年以上音楽業界の片隅に居ます。プロフィール詳細や経歴はこちら

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