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VPS Avengerのレビュー・使い方【シンセ界の要注目超新星】
VPS Avengerを使用してのレビューや、使い方・機能のポイントをまとめていきます。以下の公式オーバービューもあわせてチェックしてみてください。
ほんとこのシンセ、めちゃいいですよ!
プリセットが豊富【エキスパンションもあり】
Avengerはファクトリープリセットだけでも930種類以上。そのままガンガン使えるサウンドがかなり多いので、プリセットで遊んでいるだけでも日が暮れそうになります…。
画像のようにブラウジング機能もしっかりしており、キーワードを選んでサウンドを絞り込んでいくことができるので、膨大なプリセットから好みの音色をサッと選ぶことが可能。
幅広いプリセットが高品質
『VPS Avenger - Vengeance Sound』のプリセットにあるエレピが意外となかなかよい。
低音のブーミーな感じも高音のコロコロした感じも好き👌ピッチを揺らしてもっとヨレヨレなLo-Fiサウンドにしてもおもしろいです。 pic.twitter.com/066itLm7TN
— シュンナリタ (@DjShunNarita) April 14, 2023
さらに、Avengerはエキスパンション/プリセットパックもいろいろ販売されています。自分でシンセをいじるのが苦手な人でも、どんどんサウンドの幅を拡張していくことができます。
多機能なのにわかりやすいGUI
とても多機能なAvengerですが、GUIがわかりやすくシンプルに設計されています!
基本的にこの1画面表示からすべての機能にアクセスできるシステムなので、すごく使い心地がいい。個人的にはかなり大きなAvengerの特徴だなと思っています。
シンセによっては画面を切り替えながらサウンドをエディットしていかなければならないものもありますが、割とそれがストレスになったりするんですよね。
これ感動した
Avengerのルーティング一覧のところを右クリックすると、「ここだよー□」て教えてくれるの優しさの塊すぎて泣ける🥺 pic.twitter.com/Q7OsNmmS7x
— シュンナリタ | Moment (@DjShunNarita) August 14, 2019
Avengerの各モジュール一覧(ルーティング)のところを右クリックすると、そのモジュールの場所をモーションで教えてくれるんですよ!
シンセは複雑になりがちですが、操作したい機能に迷うことなくアクセスできるのはものすごく便利。
最大8つのOSC(オシレーター)
AvengerのOSCはなんと最大8つ!下記のスタイルから選択できるようになっています。
- VA-Shapes
- Freeform
- Wavetable
- Resample
- Samples
- Special Samples
- Granular
OSCを選択すると、下記のようにそのスタイルに応じたエディターが表示され、波形をガンガンいじっていくことができます。
基本波形、ウェーブテーブル、サンプル音源は自分の持っている音源を取り込むこともできるので自由度抜群。
さらにサンプラーは最大4つのマルチサンプリングが可能です。
ドラムの打ち込みもできる【パラアウト可】
Avengerにはドラムの作成専用機能もあり。
単音だけでなく、ドラムシーケンサーを使ってドラムパターンをAvenger内部で打ち込むことが可能です。
打ち込んだドラムはパラアウトすることもできるので、そのアイディアを元に更にDAWで作り込んでいくことができます。
ミキサーセクションのDrumsからひとつひとつDAW側への出力先を設定することもできますし、ルーティングセクションから一括設定することも可能です。
柔軟で自由なモジュレーション
Avengerのモジュレーションは上記の画像のように柔軟に設定することが可能。
DubstepのWobbleような複雑なサウンドも作ることができます。
上記のモジュレーションエンベロープは最大8つまで追加可能、更にピッチモジュレーターも8つ、通常のアンプエンベロープも4つ、加えてLFOも4つと、これでもかというほど音をいじくり回せてしまいます。笑
モジュレーションのルーティングはサクサクとドラッグ&ドロップで可能。
その際、繋がる部分にラインが表示され、視覚的にもわかりやすくgoodです。
わかりやすいルーティング
各モジュールがどのようなルートで動作しているのかも、Avengerはわかりやすく作られています。
右上の赤枠の部分は基本的なルーティング、左下の赤枠にはモジュレーションマトリックスが表示されます。
AvengerのPC負荷
Avengerはこれだけ高機能なシンセなので、音を作り込んでいくと必然的にPCへの負荷も大きくなりがちです。
作り込んだ音でコードを鳴らしまくったり、何機も重ねて音を出すとPCの動作が不安定になってしまいます。そのあたりはオーディオ化したり、フリーズトラックを使ったりと、臨機応変に対応していきましょう。
*追記: 新バージョンではCPU効率もアップデートされています。
レビューまとめ【おすすめポイント・他シンセと比較も】
VPS Avengerのおすすめポイントを、その他人気シンセと比較をしつつまとめました。
使い分けなどのご参考にしてみてください。
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EDM・Dubstep・Hardstyle・etc. トレンドなダンスミュージックに
上でも言いましたが、VPS Avengerのエレクトリックサウンドは本当に高品質でいい感じ。「何か新しいシンセは…」という人にはまさしくおすすめです。
ダンスミュージック系でSerumやMassiveはやっぱりなんだかんだド定番。
シンセの音作りにがっつりチャレンジも
複雑なシンセサイザーの仕組みに苦手意識を持っている人でも、スッと音作りにのめり込める!そんな素晴らしい設計になっています。
他のシンセで音作りに挫折してしまったという人は、ぜひVPS Avengerで再チャレンジしてみては?
Arturia PigmentsやUVI Falconも多機能な人気シンセ。
特ににPigmentsは使いやすさとのバランスが良くて僕はかなり好き。GUIもスタイリッシュです。
プリセットで使えるサウンドをどんどん増やすのもアリ
がっつり音作りはあまりするつもりはない、という場合も大丈夫。
VPS Avengerはエキスパンションパックが豊富にリリースされています。それをどんどん買い足して幅を広げていくのもアリです。
Omnisphere 2といえば、ファクトリープリセットの膨大なボリューム感。とにかく1発ドーンとサウンドを充実させたいなら、チェックしてみてください。