Sie-Qのセール情報と使い方レビュー

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Sie-Q | レビュー!シンプルなEQだけど確かな存在感【アナログなあたたかみ】

シュンナリタ
シュンナリタ
Sie-Qはシンプルな3バンドイコライザーですが、抜群にちょうどいいアナログ感!特徴や使い方をレビューします。 #Soundtoys

Sie-Qをレビュー【シンプルなEQだけど存在感あり】

Sie-QはSoundtoysがリリースするイコライザープラグイン。

1960年代のドイツ製ビンテージコンソールSiemens Sitralに搭載の、Siemens w295bというハードウェアEQを再現しています。

通せばサクッと、アナログ感のあるちょうどいい音にしてくれる!

といった感じの、シンプルで便利なプラグイン。

ミキシングの隠し味に使うもよし、Lo-Fiサウンドの作り込みにつかうもよし。サウンドの主張は大きくなくとも、確実に存在感を出してくれます。

Sie-Qの販売ページ

オリジナルハードウェアの動画もYouTubeにアップされていたので、興味のあるかたはチェックしてみてください。

Sie-Qのプリセットとサウンドデモ

サウンドデモ

チャンネル登録はこちらから

プリセットはBus Magic・Clarity・More・Scooped・Smile Curve・Telephone・Thickener・Vocal Hard Mid Pushの8種類が用意されています。

上記の動画では、それぞれのプリセットを鳴らしてみました。

ラストにはおまけとして、ほかのSoundtoysプラグインやArturiaプラグインと組み合わせてぼくが作成したエフェクトチェインを鳴らしています。

Arturiaのエフェクトプラグインも、Soundtoysとならんでアナログ感が抜群で大好きなんですよね。ぜひあわせてチェックを。

Sie-Qの使い方

Sie-Qの使い方

さて、ここからはSie-Qの使い方や各パラメーターの特徴について説明していきます。

とは言っても、システムはいたってシンプル。LOW・MID・HIGHの3バンド+DRIVEと、4セクションで音作りをしていきます。

オリジナルのノブは段階的にスイッチされるスタイルですが、Sie-Qの各ゲインコントロールはスムーズに回転。フルレンジで細かく調整が可能です。

LOW

LOWノブは-15〜+15dbでゲインコントロールが可能。

マニュアルによると、カット方向ではシェルフ、ブースト方向ではベル型のEQカーブを描く特性となっています。

カットは、不要なローエンドをやわらかくおさえたいときにいい感じ。ブーストでは、キックやベースの存在感をしっかり持ち上げてくれます。

MID

MIDセクションは2つノブがあり、右側ではセンター周波数を700Hz〜5.6kHzのあいだで段階的に設定できます。

左側のゲインコントロールは-8db〜+8dbでコントロール可能。上下とも、大きくコントロールするほどにピークが強調されるベル型カーブを描きます。

HIGH

HIGHノブも-15〜+15dbでゲインコントロールが可能。Sie-Qの主役とも言えるセクションです。

カット方向では、ゆるやかなローパスフィルターに。ブースト方向では、ゆるやかなベル型カーブを描きます。

高域をアナログっぽい丸みのあるサウンドにしたり、空気感を自然かつ美しく目立たせてくれます。

DRIVE

DRIVEはアウトプット前のゲインコントロールとなっており、全体のサチュレーションをコントロールします。オリジナルのハードウェアにはないセクションです。

プラス方向に動かすと、表面がザラついたようなオーバードライブ感をトラック全体にくわえてくれます。ほかのEQセクションにくらべ、このDRIVEはしっかりと効いてサウンドに色が付きます。

ぼくがよく使うエフェクトチェイン

Sie-QのHighとDrive

ちなみに、ぼくはこんな感じのエフェクトチェインを保存して使っています。

これがまた抜群に"ちょうどいい"感じにしてくれるんですよ…。あたたかみがありつつ、アナログっぽい存在感をしっかり持たせたい、なんてときはお試しあれ。

そのままDRIVEを強めると、ちょっと高域に角が立つ感じがして好きではないのですが、【HIGHを少し下げてDRIVEを突っ込む→AbletonのEQでさらに高域を整える】の流れで優勝できます。

Sie-Qのセール情報と購入方法・価格チェック

Sie-Qは単品のほか、バンドルでの購入が可能。

頻繁ではありませんが、年に何度かちょくちょくセールをしています。最大で70%オフほどになるのでお見逃しなく。

Sie-Qを単品購入

Sie-Qの販売ページ

Sie-Qをバンドルで購入

Soundtoys 5.4は、すべてのSoundtoysプラグインがふくまれるコンプリートバンドル。それぞれ、単体およびEffect Rack内で使用することができます。

こちらは各ストアで販売されていますが、Plugin Boutiqueでの購入が安いことが多いのでおすすめです。

また、Soundtoys Effect Rackバンドルは、Sie-Qをふくむ14種類のプラグインをEffect Rackシステムで使用することができます。

Effect Rackの販売ページ

なお、Effect Rackシステム単品では販売されておらず、バンドル限定となっています。

Soundtoysプラグインのセール情報・ラインナップまとめ

Soundtoysは、Sie-Qのほかにもアナログ感抜群な人気プラグインを各種リリースしています。セール情報とおすすめをまとめました。

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  • この記事を書いた人
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シュンナリタ

『マタタキベース』でDTM情報を発信中。Moment名義で曲をリリースしつつ、DJしたりしています。長野在住。東京時代は年間200日くらい各所のClubでブースに立ってました。かれこれ15年以上音楽業界の片隅に居ます。プロフィール詳細や経歴はこちら

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