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Little AlterBoyの使い方【さまざまな活用例】
サウンドデモいろいろ
Little AlterBoyは、Soundtoysがリリースするボイスチェンジャー系プラグイン。見た目以上にいろいろな活用方法があります。
ケロケロ・ハーモニー・ダブリング・バ美肉ボイスの作成など、さまざまなエフェクトがハイクオリティ。
まず、チュートリアル動画などチェックしながら、実際の使い方を紹介していきます。イメージをふくらませてみてください。
Auto-Tune系ケロケロボイス
ケロケロボイス
Auto-Tune系ケロケロボイスもかんたんに作成することができます。オーバードライブをあわせてかけるのが、めちゃくちゃいい感じ。
こまかい補正には対応しませんが、シンプルなピッチ/フォルマントシフターにとどまらないポイントとなる機能です。
ハーモニー・ダブリング系ピッチシフト
リードボーカルにハーモニー
ハーモニーの作成にも質感バッチリ。上記の動画では、MIDIコントロールを利用しています。
ハイプエフェクト系ダブリング
また、Hip Hopなどでハイプマン・サイドキックと呼ばれるような、ダブルパートを作り込むことも可能。
オートメーションやDry/Wetミックスを利用して、ライブ感のある盛り上げを表現しています。
ベイビー・バ美肉ボイス
シンプルなピッチシフト
シンプルなピッチシフトも、クオリティの高さが光ります。
ノブをコントロールするだけで、いやなアーティファクトを生まずに変化させてくれるのが、とても素晴らしい。ピッチアップしたベイビーボイスも、ピッチダウンしたデーモンボイスも、すごく耳馴染みのいいサウンドです。
バ美肉ボイス録ってみた
サクッとかんたんにですが、バ美肉ボイス録ってみました。(原音は、とてーもはずかしいので省略!美少女になるためには、エフェクト前の声が重要…!)
ピッチとフォルマントをそれぞれ調整することで、ねらった声色がリアルに表現されます。
ぼくでもすぐこんな感じに作れるので、VTuberさんとかはもっとそれっぽくできるはず。
その他チュートリアル
Soundtoys公式がアップしているその他チュートリアルは、下記リストにまとめました。
チュートリアル
複数トラックでLittle AlterBoyを使ったり、別のプラグインと組み合わせたり、作り込みのご参考にどうぞ。ガツっとエッジの効いたボーカルミックスをデザインをするのも楽しいです。
Little AlterBoyの使い方【機能とパラメーター】

ここからは、Little AlterBoyの各パラメーターをチェックしつつ、機能や使い方を説明していきます。
システムはとてもシンプル。使いやすさもgoodです。
プリセット

Little AlterBoyのプリセットは、下記の11種類が用意されています。
プリセット
Hard Tuner・Hard Tune Drive・Modern Double・Older is Better・Rich 5ths・Rock Vocal・Small Chorus・High Octave Double・Low Octave Double・Octave Down Classic DJ・Robotic
少なめですが、シンプルなシステムなので必要十分といった感じ。
ここからちょっとしたコントロールや組み合わせ、そしてアイディアをくわえれば、サウンドデザインの可能性は無限大です。
PITCH・FORMANT【ピッチをMIDIコントロールも】

GUI左側では、PITCH・FORMANTをそれぞれコントロール。
ノブ中央のLINKをオンにすると、PITCHにあわせてFORMANTが動きます。
何か設定を気にすることなく、ここだけで高品質にピッチ/フォルマントシフトをしてくれるのが便利。だからこそ、クリエイティブな可能性も広がります。
MIDIコントロール
PITCHノブをMIDIでコントロールすることも可能。この時も、LINKをオンにすればあわせてFORMANTが動きます。
各DAWでのルーティング設定方法は、下記リストの動画をチェックしてみてください。
ルーティング
MODE【TRANSPOSE・QUANTIZE・ROBOT】

GUI中央のMODEセクションでは、TRANSPOSE・QUANTIZE・ROBOTからモードを選択します。
TRANSPOSEは、基本となるモード。通常のピッチシフトがくわわります。
QUANTIZEでは、Auto-Tune系ケロケロボイスを作成可能。サウンドが半音階になるように調整が入るモードです。
そして、ROBOTを選ぶとピッチが一定になります。ロボットボイスなど、人工的なサウンドデザインをしたい場合はこちらで。
DRIVE・MIX

GUI右側のセクションには、DRIVE・MIXノブがあります。
DRIVEノブは、Little AlterBoyの大きな特徴です。抜群のアナログ感で、抜群にいい音。同じくSoundtoysの人気プラグインである、Decapitatorにも採用されるチューブサチュレーションモデルを組み込んでいます。
上で説明したQUANTIZEモードでDRIVEをくわえ、MIXノブでDRY/WETをコントロールすれば、トレンドなHip Hop・Pop系のボーカルがとてもかんたんに作成可能。ザラっとしたテクスチャーが最高にかっこいいです。
このあたりの便利さ、そして音質はほんと唯一無二。新しめのボーカル用ピッチシフター系プラグインだと、Waves Vocal Benderとかも話題になったりしますが、なかなか他にかえられないポイントです。
Little AlterBoyのレビューまとめ
Little AlterBoyはシンプルなUIで、声を高品質にピッチシフト・フォルマントシフトしてくれます。
かんたんに使えて、自然なサウンドのボイチェンがほしい!
というなら、かなりおすすめ。
楽曲制作に、動画制作に、幅広く活用できます。
さらに、搭載されるケロケロ・オーバドライブエフェクトなども要チェック。
トレンドなHip Hop・Pop・Electronic系ボーカルを作りたい!
というDTMerには、とても強力なツールです。
Travis Scott・Kanye Westらに代表される、ハードなAuto-Tune系ボイス/ラップがすぐにデザイン可能。ハーモニーやダブリング作成にもバッチリ。
「とにかくこれを使えばかっこいい!」と言えるような、たまらない雰囲気になるのが最高です。他のSoundtoysプラグインにも言える、ならではの質感。納得のいく仕上がりに素早く仕上げてくれます。
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