Nectar3Plusレビューとセール情報

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Nectar 3 Plus - iZotope | レビューとセール情報【Elementsの違いも比較】ボーカル処理はこれで万能!

シュンナリタ
Nectar 3 Plusはボーカル処理の万能プラグイン!
特徴、使用感などをレビューします。ボーカルを扱うDTMerは要チェック。

2020年10月、新バージョン『Nectar 3 Plus』がリリース!
Unmask機能・Pitchモジュールがパワーアップしました。

Nectar 3 Plus - iZotopeをレビュー【使い方】

Nectar 3 PlusはiZotopeのボーカル処理プラグイン。

ボーカル処理に必要なコンプ、EQ、リバーブ、ピッチ補正やハーモニー生成の各機能だけでなく、「Vocal Assistant」機能ではボーカル音源をNectar 3 Plusが分析し、自動的に適切な処理を提案してくれます

なお、Nectar 3にはElementsという安価でシンプルなエディションもあり。

この記事では、Nectar 3 Plusの特徴やポイントをまとめ、後半にはElementsエディションとの比較をまとめました。

まずは、下記がNectar 3 Plusの主な機能です。

Vocal Assistant【Assist・Unmask機能】

Nectar 3 Plusの目玉であるVocal Assistantには、Assist・Unmaskの2つの機能があります。

Assist

Assistを使ってNectar 3 Plusにボーカルトラックを読み込ませると、トラックを解析し、下で紹介するEQやコンプレッサーなどの各モジュールを自動的に適切に設定してくれます!

Assist使用時には、まずVibeを下記から選択できます。

  • Vintage(ローファイ系やソウルフルなボーカルに)
  • Modern(PopsやHip Hopなど、トレンド系のボーカルに)
  • Dialogue(ポッドキャストの会話などに)

次に、Intensityでエフェクトの強度(Light/Moderate/Agrassive)を選択できます。

こうして解析され設定されたエフェクトは、もちろん後から自分で調整することも可能です。

Unmask

Unmask機能を使ってトラックを読み込めば、ボーカルと他のトラックが被ってボーカルが聞こえにくくなっている部分を自動的に処理し、ボーカルをグッと前に引き出してくれます。

Nectar 3 Plusのアップデートでは、Unmask処理のEQカーブ表示、処理したい周波数が鳴っているときだけ機能する[Dynamic]ボタン、ボーカルトラックが鳴っているときだけ処理される[Sidechain]ボタンも追加。

新しいUnmask機能の紹介動画: What's New In Nectar 3 Plus | iZotope

Unmask機能を使う際は、まずボーカルトラックにNectar 3 Plusを挿入し、ドラムやシンセなどの被りを処理したいトラック(トラックBとする)にもNectar 3 Plusを挿入して使います。

それからボーカルトラックのNectar 3 PlusでUnmask機能を使用し、ドロップダウンメニューからトラックBを選択。読み込んで解析すると、自動的にトラックBの処理をしてくれます。

処理されたトラックBは、トラックBに挿入されているNectar 3 PlusからUnmaskのオン/オフを切り替えることができます。

なお、トラックBに挿入するのはNectar 3 Plus以外に、NuetronかRelayでもリンク可能。

ALM(Auto Level Mode)

オートレベルモードを使うと、ボーカルの音量差を自動的にリアルタイム調整してくれます。

部分的に音量差ができてしまったボーカルトラックでも、このモードを使えばワンタッチで聞きやすいボーカルトラックにすることが可能です。

EQ

Nectar 3 PlusのEQは、最大24バンドまで設定でき、細部までボーカルのブラッシュアップを追い込むことができます。

Dynamicモード

特筆すべきはこちらのDynamic EQモードです。

入力ボリュームに対してコンプのように反応する一般的な「Dynamic Gain mode」と、指定した周波数帯の音を追跡するように動作する「Dynamic Frequency mode」があり、これがすごい。

周波数の動きに対して、自動的にEQが作用する箇所を動かしてくれるので、狙った処理をトラック中一貫してキープすることができます。

Pitch

Nectar3PlusのPitch

Pitchモジュールでは曲のスケールを指定でき、スケールから外れているボーカルの音程を自動的に補正してくれます。

Nectar 3 Plusのアプデでさらに改良されています。

Melodyne 5 essentialも付属

なんとNectar 3 PlusにはMelodyne 5 essentialが付属します!

ピッチ補正ソフトの代表格とも言えるメロダインが無料で付属してくるとは、なんとも太っ腹。

メロダインについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、併せてどうぞ。

Harmony

Nectar 3 PlusのHarmony

ハーモニーを使うと、1つのボーカルトラックからハモりを生成し付加することができます。

Pitchモジュールでボーカルのスケールを設定しておくと、そのスケール上の音程を選択できるのでとても便利。
また、ボリュームやパンはX/Yパッド上でコントロールすることができ、視覚的に全体のハーモニーのバランスを調整することができます。

さらに、単純に音程違いのボーカルが付加されるだけでなく微妙な変化も加えることができ、自然なハーモニーを作ることができます。

Dimension

Nectar3PlusのDimension

ディメンションではChorus/Flanger/Phaserの効果を選択でき、ボーカルに奥行きや厚み、揺れを加えることができます。

Compressor

Nectar3PlusのCompressor

Nectar 3 Plusのコンプレッサーは下記のモードを選択できます。

  • Digital(正確なコンプレッション)
  • Vintage(アナログコンプをエミュレーと)
  • Optical(自然なコンプレッション)
  • Solid-state(明瞭で高域に色付け)

コンプのかかり具合がグラフィックで見えるので、初心者にもわかりやすいと思います。

De-esser

Nectar3PlusのDe-esser

ディエッサーはボーカルの歯擦音(しさつおん)を除去します。
歯擦音とは、発音時に舌が歯の裏にあたったりして出る、シュ!みたいな音。

歯擦音を処理しないと、ミキシングの中で雑音になってしまったりします。

Nectar 3 Plusのディエッサーは処理した音だけをモニタリングすることができるので、とてもわかりやすく便利。

Breath Controlも付属

ボーカルの雑音を処理するツールとして、Nectar 3 PlusにはBreath Control(RX 7の機能の一部)も付属します。

Breath Controlでは、ブレス音(息継ぎ)を除去することができます。

Reverb

Nectar3PlusのReverb

Nectar 3 PlusのリバーブはハードウェアリバーブのEMT 140STをモデルとしているとのこと。
これまたなんとも割と適当にかけてもいい感じにボーカルと馴染んでくれるリバーブ。

ちなみにですが、とある日本の大御所Hip Hopトラックメイカーの方とお話したとき、界隈ではかなり使われているということも教えてもらいました。

Delay

Nectar3PlusのDelay

ディレイもいい感じにボーカルに馴染んでくれる気がします。

処理された音の不要な高音や低音を処理するフィルターやサチュレーション機能もあり。

Saturation

Nectar3PlusのSaturation

サチュレーションには下記の7つのモードがあります。

  • Analog(マイルドな感じ)
  • Retro(鋭い歪み)
  • Tape(アナログテープ)
  • Tube(厚みのある感じ)
  • Warm(あたたかみ)
  • Decimate(デジタルな質感)
  • Distort(濁った感じ)

サチュレーションは曲に厚みを出すのにめっちゃ大切です。

Gate

Nectar3PlusのGate

Gateもかかり具合が視覚的にわかりやすく、自然にかかってくれる感じがします。

Nectar 3 Elementsとの比較

さて、上記までにNectar 3 Plusの機能をザッと説明しましたが、Elementsの機能はというとNectar 3 Plusの簡易版といった感じです。

ボーカルトラックにNectar 3 Elementsを挿入して開くとすぐにAssistのモード選択画面が開きます。Unmask機能は使えません。

ボーカルを解析したら、操作できるのはエフェクトの掛かり具合の調整のみ。

  • Pitch
  • Clarity
  • De-ess
  • Dynamics
  • Tone
  • Space

のパラメーターが用意されており、エフェクトの設定内容はプラグイン内部で自動的に設定された形からいじることはできません。Melodyne 5 essentialの付属もなし。

まとめ: Nectar 3 Plusは万能ボーカル処理プラグイン!【Elementsはおすすめ?】

Nectar 3 Plusはボーカルをよく扱うDTMerであればかなり使えるプラグインだと思います。

もし初心者でボーカル処理系のプラグインを持っていないなら、ひとまずNectar 3 Plusを買いましょう。かなり事足りるのではないでしょうか。

どうせ買うなら通常版がおすすめ!

上記で説明してきたように、Nectar 3 Elementsはかなり機能が制限されています。(OzoneやNeutronのElementsとは比べものにならないです。)

とりあえず、と思ってNectar 3 Elementsを買っても、DTMに慣れてくればすぐに物足りなくなってくるはず。

Assist機能やプリセットがパラメーター設定の勉強にもなる。

ボーカルの処理ってなんだか難しくて、苦手だなぁ…

と感じる人は結構多いのではないでしょうか?

ボーカルの処理って、他のトラックの処理とはまたちょっとポイントが違ったりしますからね。

Nectar 3 PlusであればAssist機能で解析されたパラメーターや、プリセットのパラメーターを、すべてチェックしたりコントロールすることが可能。それを参考に、いろいろ研究しながら楽曲のクオリティを上げていくのも楽しいと思います。

Nectar 3 Plus/Elements - iZotopeのセール情報と購入方法

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Neutron 3は単品購入、アップグレードでの購入またはバンドルでの購入が可能。

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その他iZotopeのプラグインを狙っている場合はこちらがお得です。

Elements SuiteにはNectar Elements、そのほかのバンドルにはNectar 3 Plusがふくまれています。

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