Pro-MBセール情報とレビュー

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Pro-MB - FabFilter | レビューとセール情報!直感的なマルチバンドコンプレッサー【高品質にグルーヴコントロール】

シュンナリタ
シュンナリタ
Pro-MBは直感的かつ柔軟な機能の、ガンガン使っていきたくなるマルチバンドコンプ!特徴や使い方をレビューします。

Pro-MB - FabFilterをレビュー【マルチバンドコンプレッサー】

Pro-MBはFabFilterがリリースするマルチバンドコンプレッサープラグイン。

最大6バンドを自由に設定でき、サイドチェイン・Mid/Sideなどの機能で、柔軟にサウンドを作り込むことができます。

マルチバンドコンプで、トラックのグルーヴをコントロールしたい!

というDTMerは、ぜひチェックを。

ミックスをスッキリと収めることができるのはもちろん、より積極的に音作りがしたくなるコンプです。

さらに、スペアナ表示・プリセット・直感的なGUIなど、使いやすいのもいいところ。

マルチバンドコンプは使い方がよくわからないけど…使いこなしてみたい!

という初心者にもおすすめです。

こちらもあわせて

続きを見る: TrackSpacer - Wavesfactory | セール情報 & レビュー

帯域の住み分けをしてミックスを整えるプラグインだと、TrackSpacerもシンプルでかなりおすすめです。

Pro-MB - FabFilterのプリセット【バンドごとの設定も】

グローバルプリセット

Pro-MBのプリセット

上記がPro-MBのプリセット選択画面です。

ドラムバス・ミックスバス・マスターバスで使えるものや、ギター・ピアノ・ボーカルトラックをサクッと処理できるプリセットもあります。

バンドプリセット

Pro-MBのバンドプリセット

さらに、各バンドごとの設定を呼び出せるバンドプリセットあり。

こんな感じで、いろいろ使えるプリセットがそろっているのはだいぶありがたいです。マルチバンドコンプはパラメーターが多くて、使うのが少し面倒に感じてしまうことも多いですからね。

Pro-MB - FabFilterの使い方

基本のダウンワードコンプを解説

さてここからは、Pro-MBの使い方について説明していきます。

上記の動画では、もっともベーシックな使い方であるダウンワードコンプレッションについて説明しています。また続編として、アップワードコンプレッション・ダウンワードエクスパンションについての解説動画もあり。

マルチバンドコンプになれていないDTMerは、ぜひあわせてチェックしてみてください。

アナライザー【Pre・Post・SC】

Pro-MBのアナライザー

Pro-MBのメインディスプレイはアナライザーとなっています。

GUI右下の設定で、コンプ処理前の[Pre]・処理後の[Post]・サイドチェインシグナルの[SC]と、3つからスペクトルを選択することが可能。あわせて表示することもできます。

人気EQプラグインのPro-Q3と同様、とても見やすくていい感じ。

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続きを見る: FabFilter Pro-Q3 | セール情報 & レビュー

最大6バンドを自由に組み合わせ

Pro-MBは最大6バンドのマルチバンドコンプ

Pro-MBは最大6バンドまで対応しています。

各バンドの範囲は自由に設定することが可能。バンド間に処理しない帯域を作ったり、バンド両はじのスロープを調整することもできます。

バンド設定は、ディスプレイ上で直感的にコントロールしやすくなっているのもgoodです。

また、[S]ボタンでその帯域だけモニタリングしたり、[M]ボタンでその帯域だけミュートすることも可能。

THRESHOLD・RANGE【COMPRESS・EXPANDモード】

Pro-MBのCompressExpand

こちらは各バンドに表示される、コントロールパネルの左側部分です。

[COMPRESS]ボタンでコンプレッション、[EXPAND]ボタンでエクスパンションと、モードを設定。そしてRANGEノブの±で、ダウンワードorアップワードとその範囲をバンドごとに決定します。

処理のパターン

  • ダウンワードコンプレッション…スレッショルド以上になるとボリュームをおさえる
  • アップワードコンプレッション…スレッショルド以下になるとボリュームをくわえる
  • ダウンワードエクスパンション…スレッショルド以下になるとさらにボリュームをおさえる
  • アップワードエクスパンション…スレッショルド以上になるとさらにボリュームをくわえる

THRESHOLDノブにはメーターがついており、こちらでインプットレベルをチェックすることが可能。また、メインディスプレイにもリダクションやRANGEがグラフィックで表示されます。

処理パターンの意味がよくわからないというひとは、上でまとめたチュートリアル動画をチェックしてみてくださいね。

ちなみに、ダウンワード&アップワードコンプについてちょっと違った例をあげると、EDM系でよく使用される音圧爆上げエフェクト『OTT』がわかりやすいと思います。

OTTは、同じバンド上でダウンワードコンプもアップワードコンプもして、分厚い空気感を作りだしてくれるシステムです。

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続きを見る: XTT by VINAI - W.A. Production | OTTスタイルのマルチバンドコンプをレビュー

ATTACK・RELEASE・RATIO・KNEE・LOOKAHEAD・OUTPUT

Pro-MBのAttackRelease

こちらはコントロールパネル右側。

ATTACK・RELEASEノブは%での表示となります。またRATIO・KNEEのほか、サウンドを先読みするLOOKAHEADスライダーもあり。

OUTPUTノブにはMid/Sideのレベルを調整するBand Panノブもセットになっています。

SIDE CHAIN

Pro-MBのSidechain

コントロールパネル右側の[EXPERT]をひらくと、SIDE CHAINが設定できます。

[In]/[Ext]ボタンで、インプットかDAWでルーティングした外部トラックをサイドチェインシグナルとするかを決定。

その上の[Free]を選択すると、周波数帯をしぼってサイドチェインをかけることができます。表示されるスライダーで直感的に設定が可能。

[Audition]ボタンをおせば、サイドチェインシグナルを聴いてチェックすることも可能です。

SIDE CHAINの下にはSTEREO LINKスライダーが搭載されています。

Mid/Sideのコンプレッションバランスを調整したり、Midのみ/Sideのみ処理をすることが可能。

スライダーを動かしていくと、メインディスプレイ上のポイントにもM/Sが表示されていきます。多機能で処理が複雑になってしまっても、わかりやすくエフェクトの全体像をチェックすることができて便利です。

Linear Phase・Minimum Phase・Dynamic Phaseモード

Pro-MBのLinearPhase

バンドの分割は、Linear Phase・Minimum Phase・Dynamic Phaseの3種類から処理モード選択することが可能。

Linear Phaseモードはフラットな処理ができますが、レイテンシーが発生します。Minimum Phaseモードはクラシックな位相が変わりやすいですが、レイテンシーは発生しません。

Dynamic PhaseモードはLinear Phase・Minimum Phaseのいいところどりで、デフォルトモードとして設定されています。

Oversampling

Pro-MBのOversampling

GUI下部では、オーバーサンプリングも2×・4×で設定することが可能。

がっつりとした処理をしたいときに、高音質をキープしてくれます。

当然、CPUの負荷は大きくなりますので、作業効率とサウンドのバランスをとりながら使ってみてください。

Pro-MB - FabFilterのセール情報と購入方法・価格チェック

最新のDTM関連セール情報はX(@DTM_Checker)でも発信しています。

Pro-MBは単品のほか、バンドルでの購入が可能。

セール期間は各ストアでずれていることがあります。限定キャンペーンもチェックを。

Pro-MB - FabFilterを単品購入

現在、Plugin Boutiqueが最安値となっています。

Pro-MB - FabFilterをバンドルで購入

Pro-MBは、下記のバンドルにもふくまれています。

そのほかのFabFilterプラグインをチェック【セール情報まとめ】

その他FabFilterプラグインのセール情報やレビューは、下記の記事にまとめました。

まとめ記事: FabFilter | おすすめプラグイン & セール情報まとめ

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