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RC-20 Retro Color - XLN Audioをレビュー
RC-20 Retro Colorを使ってみた!【Lo-Fi Hip Hopの制作】
XLN AudioがリリースするRC-20 Retro Colorは、楽曲にあたたかいヴィンテージ機材の質感をくわえることができるエフェクト。いわゆるLo-Fi(ローファイ)系のプラグインです。
上の1分動画で、グッと雰囲気が良くなっているのをぜひチェックしてみてください。ほんと曲のクオリティを高めてくれます。
サウンドの特徴は、自然かつユニークなアナログフレイバー。味付けがしっかりできるので、音作りにガンガン使えます。
こんな人におすすめ
Lo-Fi Hip Hopを作りたい!
流行りのLo-Fi Hip Hopのような、ローファイ系の曲を作りたい人は間違いなく持っておくべきです!
もともとぼくは90年代の東海岸ヒップホップが好きだったりするので、こういうローファイ感は大好き。そういう雰囲気を楽曲にくわえたいときに、RC-20 Retro Colorはめちゃくちゃ役に立ちます。思いっきり強めにかけても破綻せずに、それっぽいアナログな雰囲気を出してくれますからね。
高価だったりレアだったりするアナログ機材を使って、手間ひまかけたようなエフェクトが手軽にかけられるので、とてもありがたいです。
フリーのプラグインのiZotope Vinylを持っているけどイマイチ満足できない…
同系統のプラグインだと、iZotopeのフリープラグイン、Vinylが有名ですよね。
使い分けとしては、自然にわからないくらいに、レコードっぽい質感を楽曲に加えたいときはVinylをぼくは使っています。しっかりサウンドに変化を加えて音作りしたい場合には、間違いなくRC-20 Retro Colorでしか出せない質感がありますよ。
関連記事: 【Lo-Fi】ローファイプラグインおすすめを紹介
その他おすすめのLo-Fi系プラグインもまとめています。
RC-20 Retro Color - XLN Audioのサウンドデモいろいろ
充実したプリセット
リードシンセ・ベース・ギター・ドラムなど、あらゆるサウンドに命を吹き込んでくれます。
楽曲全体に
空気感をまるごと作ってくれるので、とても便利。
ちなみにぼくは、オランダのFuture Bassアーティスト、『San Holo』が楽曲制作について解説している動画(現在は削除されています)でRC-20 Retro Colorを使っているところを発見して、購入を決意しました。
この曲で使用されています
アナログな揺れ、ローファイ感がめちゃくちゃいいですよね!
RC-20 Retro Color - XLN Audioの使い方【主なパラメーター】

ここからは、RC-20 Retro Colorの使い方について。全体的にシンプルで、とても音作りがしやすくなっています。
おもなパラメーターが、それぞれどんな音質変化をくわえてくれるのかチェックしてください。なお、上部の[MAGNITUDE]スライダーで全体のエフェクト強度を調整できます。
NOISE
レコードやカセットテープのようなノイズなど16種類からノイズを選んでを付加できます。
[TONE]ノブを回すと、ノイズの高音/低音強調し、質感を調整ができます。
WOBBLE
レコードの歪みのような、ピッチの揺れを演出します。
スライダーをWOW方向に寄せると揺れが遅くなり、FLUTTER方向に寄せると揺れが早くなります。
DISTORT
6種類のディストーションから選択し、付加することができます。
[FOCUS]スライダーでディストーションがかかる周波数帯を選択することができます。
DIGITAL
デジタルノイズを付加します。
RATE/BITSスライダーでノイズの質感を設定し、[SMOOTH]ノブを回すとよりマイルドな質感にすることができます。
こちらも、[FOCUS]スライダーでディストーションがかかる周波数帯を選択することができます。
SPACE
リバーブのような空間系のエフェクトを加えます。
[DECAY]スライダーで、リバーブの長さを調整できます。
MAGNETIC
テープ録音のような歪みを付加します。
WEAR/FLUTTERスライダーで質感を調整し、DROPOUTSノブを回すと、ランダムな音量変化などの強めの揺れを演出できます。
プリセットブラウザ

プリセットも豊富に内蔵されているので、プリセットを適当にアサインしていくだけでもかなり楽しいです。
思いもよらぬハードでローファイなサウンドが生まれるので1人で「YEAAAHHHHH...!」と唸りながら作業してしまいます。笑