
おすすめのリバーブプラグインを紹介【サウンド・機能いろいろ】

リバーブは、各トラックのミックスやサウンドデザインにおいて欠かせないエフェクトのひとつです。
しかしながら、DTMを始めたばかりの頃は、リバーブの機能やパラメーターが難しく感じたり、種類が多すぎて「どう扱えばいいのか分からない」と悩んでしまうこともありますよね。
この記事では、そんな方のためにおすすめのリバーブプラグインをご紹介していきます。まず、各プラグインの注目ポイント比較を、ざっくり一覧にまとめました。
注目
- Lexicon 224 Digital Reverb: 80'sヴィンテージ
- LX480 Essentials: 80'sヴィンテージ / シンプル
- Pro-R 2: あつかいやすく幅広いサウンド
- Blackhole: 異空間の響き
- Supermassive: 無料 / 壮大なサウンド
- SSL Native FlexVerb: 柔軟な機能 / ミックス全体で使える
- UAD Sound City Studios Plugin: ロックな空気感
- Neoverb: AIが設定をサポート
- Oxford Reverb: 息の長い定番
それぞれについて、以下で特徴を説明していきます。より詳しいレビューやセール情報を随時更新している記事もあわせて掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
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Lexicon 224 Digital Reverb - Universal Audio【80'sヴィンテージ】
Universal AudioがリリースするLexicon 224 Digital Reverbは、名機『Lexicon 224』をモデルにしたリバーブ・プラグインです。
1980年代を象徴する、ツヤのあるヴィンテージサウンドが最大の特徴で、ボーカル・ギター・シンセサイザーなどにリッチな空気感を加えてくれます。
近年流行している80'sリバイバルな音作りにはもちろんぴったり。また、それ以上にいつまでも色あせない魅力があります。
LX480 Essentials - Relab Development【80'sヴィンテージ・シンプル】
Relab DevelopmentがリリースするLX480 Essentialsは、名機『Lexicon 480L』をモデルにしたリバーブプラグインで、先述の224シリーズの後継機にあたります。
こちらも、1980年代半ば〜1990年代前半を象徴するような、リッチでシルキーなサウンドが特徴。
上位エディションにはLX480 Dual-Engine Reverb V4がありますが、LX480 Essentialsはより手頃な価格で購入でき、シンプルなパラメーター構成による扱いやすさがいいところです。
Pro-R 2 - FabFilter【幅広くあつかいやすいリバーブプラグイン】
Pro-R 2は、FabFilterがリリースするリバーブプラグイン。思い通りの響きを直感的にコントロールできる、美しいGUIが大きな特徴です。
Modern・Vintage・Plateの3アルゴリズムを搭載しているうえ、IR(インパルスレスポンス)のインポートにも対応してしており、幅広い音作りが可能。
ナチュラルな空間演出から、しっかりと存在感のある派手なサウンドメイクまで、幅広くカバーします。
Blackhole - Eventide【異空間の響きを作るリバーブプラグイン】
BlackholeはEventideがリリースするリバーブプラグイン。リアルな空間をシミュレートするのではなく、異空間に迷い込んだような響きをクリエイティブにデザインできる点が大きな特徴です。
EDMのSF的なサウンドを生み出したり、アリーナで壮大にうねるようなギターの鳴りを作ったりと、使い方はアイディア次第。実機もさまざまなシーンで利用されている、定評のあるエフェクトです。
演出にしっかりとインパクトを持たせたいときにおすすめです。
Supermassive - Valhalla【無料・壮大なサウンドデザインに】

Supermassiveは、Valhallaがリリースする無料のリバーブ / ディレイプラグイン。
その名のとおり、広く、長く響き渡るような壮大なサウンドメイクに最適なエフェクトで、EDM系の楽曲制作や、シネマティックな雰囲気づくりなどに大活躍します。
フリープラグインとは思えないほどのハイクオリティなので、ぜひ一度試してみてください。
SSL Native FlexVerb - Solid State Logic【柔軟な機能で便利なリバーブ】
SSL Native FlexVerbは、Solid State Logicがリリースするリバーブプラグインです。
ROOM・HALL・PLATE・CHAMBERの4アルゴリズムを搭載しており、サウンドは全体的にとてもナチュラル。原音に寄り添うような響きを作り出してくれます。また、アーリーリフレクションとリバーブテールに別々のアルゴリズムを適用できるなど、柔軟な機能も大きな魅力です。
ミックス作業全体で幅広く活用できるため、持っておくとかなり便利。
UAD Sound City Studios Plugin - Universal Audio【ロックな空気感】
UAD Sound City Studios Pluginは、Universal Audioがリリースするリバーブ/チャンネルストリップ系プラグインです。
Nirvana・Metallicaなどの名盤が制作された、伝説的レコーディングスタジオの音響環境をDAW上で再現するエフェクトで、ルームアンビエンスやアウトボードを通した質感を楽曲にくわえてくれます。
サウンドにロックな空気をまとわせたいなら、ぜひチェックしてみてください。
Neoverb - iZotope【AI搭載のリバーブプラグイン】
Neoverbは、iZotopeがリリースする AI搭載のリバーブプラグインです。
アシスタント機能により、わずか数ステップで理想の響きを自動設定してくれる優れもの。調整も、直感的なGUIでかんたんに済みます。
リバーブのパラメーターに詳しくないDTM初心者はもちろん、ワークフローを効率化したいユーザーにもおすすめです。
Oxford Reverb - Sonnox【息の長い定番リバーブプラグイン】
Oxford Reverbは、Sonnoxがリリースするリバーブプラグイン。
今回ご紹介する中でもかなりの古株、なおかつヴィンテージハードウェアの威を借りたエミュレーションというわけでもない、オリジナル設計のエフェクトでありながら、定番として長く使われ続けています。
GUIにはやや時代を感じさせる部分もありますが、とても柔軟に幅広く音作りができる機能と豊富なプリセットが強みです。