
はっきり言って、かなりすごいです!
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Loopcloudの使い方をチェック&レビュー
Loopcloudは、DTMの素材となるサンプル音源のサブスクリプションサービス。そして、サンプルの管理やエディットまでできるソフトウェアです。
400万種類にもおよぶ膨大なサンプルライブラリから、ワンショットやループ素材を検索&プレビュー可能。すぐにダウンロードして、製作中の曲に使うことができます。著作権フリーなので、もちろん曲の販売やいろいろなところへのアップロードもok。
アイディアは浮かぶけど、いつもサンプルを探すのに時間がかかってしまう!
というDTMerには、とてもおすすめ。
手持ちにちょうどいいサンプルがなくても、Loopcloud上で鳴らしながら的確に、そしてかんたんに見つけることができます。また、
いろいろなサイトでサンプル素材をダウンロードできるけど、迷ってしまう…
なんて目移りしてしまうこと、ありませんか?
ネットで探せばいろいろ見つかりますからね。無料のサンプルも大量にありますが、クオリティが低かったり、イメージとちがったり…。
そんなDTMerは、「とりあえずこのLoopcloudを中心に音源探しをする」と、マイルールを決めるのもかなりアリ。時短・効率化は重要ですからね。
Loopcloud
DAWとの連携もスムーズ
Loopcloudで見つけたりエディットしたサンプルは、ドラッグ&ドロップでかんたんにDAWで使うことができます。
上記の動画でAbleton Liveでの使用例が紹介されていますが、とてもスムーズ。
付属のLoopcloud連携プラグインを使うことで、Loopcloudソフト上の音源を、DAWからMIDIでメロディ演奏をすることも可能です。
さらに、Loopcloudと連動するドラムマシンプラグイン『Loopcloud Drum』と、シンセ・ピアノ・ストリングスなどの音源となる『Loopcloud Play』も付属。こちらは下でもう少し説明します。
ちなみに2023年3月より、ハードウェアサンプラーElektron DigitaktとLoopcloudの連携機能もリリースされています。
プラグイン版のLoopcloud Soundsで、よりDAWとシームレスに!
2023年には、DAW上でプラグインとして使用できるLoopcloud Soundsがリリースされました。
このおかげで、格段にサクサク度がアップ!まさしく無限大のサンプルブラウザのような形で、シームレスにサウンドを試していくことが可能です。
使い分けとしては、曲作りしつつ必要な素材を見つけたい時にプラグイン版、というのが調子いい感じ。
逆に、とりあえずアイディア探しをするなら、機能やアートワーク表示の充実したデスクトップアプリ版がおすすめ。Collectionsは両方でリンクされるので、いろいろ保存しておくと便利です。
Loopcloudからサンプルをさがしてダウンロード【AI検索】
アップデートでどんどん便利に。
Loopcloudに登録すると、クラウド上にストックされている400万種類にもおよぶ膨大なライブラリから音源素材をチェックすることができます。1GBにもおよぶ、フリーのウェルカムパックもあり。
インストールできるLoopcloudアプリケーション、もしくはウェブブラウザ上でサンプルを検索、そしてLoopcloudの登録プランに応じたポイントを使って購入すると、それが[Library]に登録されます。ポイントと別に毎日一定数ダウンロードできる、フリーのサンプルもあり。自由にダウンロードして使うことができます。
優秀なAI検索システム
楽曲ジャンルはDance系からHip Hop系、RockやJazzまでカテゴリや幅広く対応。サンプルスタイルやカテゴリーもかなり豊富。そのうえで、検索システムがとても優秀です。
各サンプルにはジャンル、サウンドの種類、キーなどなど、さまざまなタグ付けがされています。イメージするキーワードで検索するだけで、かんたんに目的のサウンドにたどり着くことが可能。
さらに、そこからのフィルタリング機能もかなり使いやすいです。

Key・Tone・Length・Stereo Width、ループはBpm・Swing・Rhythmic Density、ワンショットはAttack・Decayの範囲を設定してしぼりこんでいくことができます。
そしてMATCHボタンを使えば、全体の雰囲気や、ハーモニー、リズムがマッチするサウンドをワンタッチでリストアップしてくれます。

いい感じのサウンドなんだけど、なんとなくほかのサンプルも試してみたいというときに便利です。
また、お気に入り登録、タブ出し、波形プレビュー機能など、細かいところまで充実しているのが嬉しいです。
Loopcloud限定のサンプルパック【Beatport Sounds】
Loopcloudでしか利用できない、限定パックもいろいろ。
中でも、Beatport Soundsシリーズは要チェック。UMEK・Steve Lawler・DJ Krustなど、トップアーティストのデザインするサンプルパックが毎月リリースされています。
Loopcloud Collections【オリジナルパックの作成・シェア】
Loopcloud Collectionsには、テーマやジャンルなどにそってさまざまなパックから厳選されたサンプルがまとめられています。
サンプルの探し方にバリエーションがあると、フレッシュに気分を変えながら曲作りできていいですよね。
作成したCollectionがトップページに取り上げられました!


幅広いジャンルで曲作りのインスピレーションになるような、キャッチーでエッジーなループをピックアップしています。
くわえて、各ユーザーもオリジナルのコレクションを作成することができます。
購入前のサンプルでも、ダウンロードしたサンプルを自分のPC内で使いやすく整理するような感覚で、クラウド上にまとめておくことができるというわけです。
さらに、作成したコレクションはシェアすることも可能。
シンセプリセットもLoopcloudで探せる
7.2アップデートからは、シンセサイザーのプリセットもLoopcloudで探せるようになっています。
人気のSerumから始まり、今後ほかのメジャーなシンセプラグインのプリセットもどんどんと追加されていくようです。
シンセの音までプレビューしてすぐ追加できるのは、ワークフローがシームレスですごく便利。よりいっそう、LoopcloudがDTMにマストなツールになりました。
手持ちのサンプルもLoopcloudで管理【アップロードも】
すでに自分のパソコンの中に持っているサンプルライブラリも、Loopcloudを使って管理することができます。
ドラッグ&ドロップなどで自分のサンプルフォルダをLoopcloudに読み込むと、解析がスタートし、BPMやタグ付けを自動で設定してくれます!もちろん、あとから手動で修正も可能。
サンプルをしっかり整理して管理できるのは、かなり重要なポイントです。
さらには、Loopcloudの登録プランに応じたサイズのクラウドストレージに、自分のサンプルフォルダをアップロードしておくことも可能。
いつでも好きなところからサンプルファイルにアクセスすることができます。ムダにHDDを持ち出したりせずにすみます。
サンプルエディット機能の使い方
上記動画のように、ワンショット音源やループ素材はLoopcloud上でエディットすることもできます。とても充実した機能です。
オーディオ波形の切り貼り、リバース、ピッチ変更や、スライスしたオーディオ波形ごとのボリューム設定などは当然のように可能。
そしてチェックすべきは、パターン設定&プレビュー機能。
スタイルごとなどで用意されているプリセットや、自分で作ったパターンをそのままに、鳴らすサウンドのみ変更しながらプレビューしていくことができます!
自分で持っているサンプルを使うのであれば、DAW上でサンプラーとMIDIファイルを使ってできないことではないです。ところがLoopcloudでは、まだ持っていないサンプルでもストア上にあるサンプルにそのパターンを適用して聞いてみることができるのがミソです!
使えると確信してから、ポイントを使って買えばいいのです。新時代の到来を感じますね…。
Loopcloud内部エフェクトの使い方
Loopcloud上でエフェクトをかけて、サウンドをブラッシュアップしていくことも可能。
エディターの[FX EDIT]ボタンを押すと、エフェクトスロットが表示。Delay・Filter・GrainStretch・Panner・Reverb・Stop Reverse・Vinyl Stop・EQ・Tonebox・Compressorからエフェクターモジュールを選択し、適用していくことができます。なお、エフェクトの種類は近いうちにさらに増えていくようです。
各エフェクターは、プリセットでも即戦力なものが豊富。適当にエフェクトチェーンを組み立てていくだけでも楽しめます。さらに、パラメーターのオートメーション機能もあり。
そしてこちらも、ストア上にあれば持っていないサンプルでもがっつりエフェクトをかけて鳴らしてみることができるのがポイント。オリジナルなサウンドメイキングをがっつり試せます。
マルチトラック機能の使い方
Loopcloudでは、最大8つのマルチトラック機能でループをレイヤーさせることが可能。
GUI下部でトラックを選択し、それぞれに見つけたサンプルをアサインして鳴らせます。もちろんミュートボタンやソロボタンもあるので、プレビューしながらいろいろとサウンドをチェックできます。
繰り返しになりますが、こちらもポイントはストア上の膨大なサウンドを好きなようにミックスして鳴らすことができること。
レイヤーしたサンプルは、すべてのトラックがミックスされたオーディオファイルとしてダウンロードしてDAWで使うこともできます。もちろんこれもドラッグ&ドロップでokです。
7.2アプデでパワーアップしたKey Lock機能。

7.2アップデートでは、Key Lock機能がパワーアップ。メジャー・マイナーを認識し、トランスポーズに対応しています。
制作している曲のキーにあわせてロックしておけば、より多くのループをすぐにフィットする状態でミックスすることが可能です。
Loopcloud DRUMの使い方【プラグイン】
LoopcloudにはDAWで使うドラムマシンプラグイン『Loopcloud DRUM』が付属しています。
16×16スタイルのパッドにアサインされた即戦力なドラムキットが数種類プリセットされてされており、Loopcloudからキットを検索してポイントで追加購入していくことができます。
各キット自体の完成度もさることながら、ドラムマシンプラグインとしてのエディット機能もバッチリ充実。[MIXER]と[PADS]の2種類のビューからコントロールしていきます。
[MIXER]ビューではボリュームやパン設定はもちろんのこと、DELAY・REVERB・CRUSH・DRIVE・FILTER・LIMITERのエフェクトも適用可能。パラアウトにも対応しているので、DAWからさまざまなプラグインなどを使って作り込んでいくのもok。
[PADS]ビューはサウンドのチューニングやシーケンスが可能。Kit Generator機能を使って、さまざまなドラムキットを自動生成できるのもおもしろいです。
シーケンサーでは1拍ごとのベロシティとロールの組み合わせでパターンを作ります。直感的な操作感。ランダムボタンもあり、思いもよらないグルーヴに出会えることも。
なお、サブスクを続けていなくてもLoopcloud DRUMは利用できます。ただし、こまかいエディットや音源の拡張ができなくなります。
Loopcloud DRUMは単品プラグインとしてもリリースされているので、購入してフル機能を利用することも可能です。
Loopcloud DRUMの販売ページ
Loopcloud PLAYの使い方【プラグイン】
シンセ・ベース・パッド・ピアノ・オルガン・ストリングスなどのメロディックな音源は、こちらの『Loopcloud PLAY』プラグインで。
Carl Coxなどなど、一流アーティストによる高品質プリセットが最初から100種類以上。もちろん、Loopcloudから音源を追加することもできます。
こちらは[EASY]と[EDIT]の2ビュー構成。
[EASY]ビューではアンプエンベロープ・ディレイ・フィルター・Modなどのシンプルなパラメーターが表示されており、サクサクとサウンドを鳴らしていくことが可能。
[EDIT]ビューではさらに細かいパラメーターが表示され、サウンドを作り込んでいくことができます。
また、Loopcloud PLAYもDRUMとおなじく、単品プラグインとしてリリースあり。
Loopcloud PLAYの販売ページ
Loopcloudの使い方とレビューまとめ
圧倒的時短で、目的のサンプルを見つけることができる!
検索機能とエディット機能の組み合わせはワークフローを刷新できるポテンシャル!
ある程度のDTM歴があれば、この記事で説明したLoopcloudのメリットはかなり強く感じられるのではないでしょうか?
今までにない効率的なワークフローで、あらたなインスピレーションも生まれるかもしれません。
DTM初心者は、とりあえずLoopcloudに登録してみるのもアリ!
Dance・Electronic系ジャンルの曲が作りたいDTM初心者はとくにですが、ほんとうにおすすめ。
あれこれとサンプル探しに迷って時間をかけてしまうよりも、曲作りにガッツリと時間をかけるのが上達への近道です。
Loopcloudのはじめかた・登録方法
Loopcloud 各プランの違いや登録方法・セール情報については、下記のページでまとめています。