
DTMをはじめたら、まずは作りたい音楽にあったサンプル音源をそろえましょう。
適切なサンプル音源を使えば、イメージする曲を効率よく形にしていくことができます。
逆に、作りたい音楽に不向きなサンプル音源を使ってしまうと、なかなか気に入った曲ができなかったりします。
サンプル音源きちんと選ぶことは、DTM上達への近道です!
DTM初心者向きに、定番のサンプル音源サイトを紹介
さて、ここからDTM初心者が知っておくべき定番のサンプル音源ダウンロードサイトをまとめていきます。
EDM・Trap・Dubstep・Future Bass・House・Hip Hop・Technoなど、メジャーなダンスミュージック系ジャンルのサウンドを中心に、ハイクオリティなサンプル音源が豊富にラインナップされています。
有名アーティストが使っていたり、耳にしたことがあるサウンドも見つかるかと思います。
自分のスタイルにフィットするサイトを見つけてみてください。
W.A. Production

W.A. ProductionはEDM・Future House・Trap・Future Bass・Tranceなど流行りのダンスミュージック系のサンプル音源が豊富。リリース量がかなり多いです。
下記のような、買い物をすると何かが無料でもらえる企画もあり。お見逃しなく。
W.A. Productionの無料情報
Loopmasters

欲しいサンプルを見つけやすいのがLoopmastersです。
音楽のジャンルで検索できるのはもちろんですが、ループ系、ワンショット系のサンプルなどサンプルの種類でも絞り込むことができます。
Wavのサンプルだけでなく、シンセサイザーのプリセットや、Ableton LiveやReasonのテンプレートパックなども販売しているのでおすすめ。
Loopcloud

Loopcloudはサンプル音源のサブスクリプションサービス。そして、サンプルの管理やエディットまでできるソフトウェアです。
さまざまなレーベルのサンプル音源が選び放題。機能も超充実です。
くわしくは下記の記事でまとめています。ぜひチェックを。
ADSR Sounds

ADSR Soundsはジャンルやスタイルごとにサンプルパックが探しやすく、お得なセールが多いストアです。
さらにサンプルパックのほかに、チュートリアル系のコンテンツがとても充実。無料のYouTube動画から、有料のオンラインコースもあります。
こちらも下記のように、お得な無料キャンペーンをよくやっています。
ADSRの無料情報
Ghosthack

最近はほかのサイトをチェックすることが多くなりましたが、Ghosthackもよく利用していました。
ハイクオリティな即戦力のサンプルがそろっており、とくにFXやパーカッション系やフォーリー系のワンショットがとても使いやすいです。
無料のGhosthackサンプル音源もかなり豊富で使えます。
Splice

Spliceもサブスクリプションサービス。定額でサンプル音源をダウンロードできます。
ジャンル的には、最近のベースミュージック系全般に強いです。
KSHMRやLex Lugerなどなど、人気アーティストのサンプルパックがとても充実しているので、とりあえず好みのアーティストのサンプルをダウンロードして、トラックメイクをスタートさせてみてはいかがでしょうか?
ProducerSpot

ProducerSpotはサンプル音源のセール情報が見やすくなっています。
セール中のパックは割引率が表示されているのでチェックを。
ジャンル選択のページから見ていくのが探しやすいかな、と思います。ボーカルサンプル音源ページもわかりやすくまとまっていてgoodです。
Cymatics

DubstepやTrapなど、ハードなベースミュージックに強いのが、Cymaticsです。
無料サンプルパックがたくさんあります!ここでサンプルを集めていくだけでも、かなりライブラリが充実します。
Vengeance

Vengeanceはダンスミュージックの超定番素材です。
「あっ!あの曲の、あの音はこのサンプルだったのか!」という発見が、購入すればきっとありますよ。
Function Loops

Function Loopsは、Houseなど四つ打ち系に強い印象です。
一部のサンプル音源は、LoopmastersやLoopcloudでも取り扱いがあるみたいです。
DTMでサンプル音源選びは、とても重要【定番はおさえよう】
こちら、Porter Robinsonのインタビュー動画(字幕あり)。
ここで彼は、「作曲でもっとも重要なのはサンプル選びだ。」と言っています。
Vengeanceのドラムが好きで使っているとも言っていますね。
また、RedditのPorter Robinsonへの質問コーナーでは、
sample selection is so so so so so much more important than any kind of post-processing. i remember being a new producer and wasting sooo much effort trying to EQ a shit kickdrum into sounding good and it wasn't productive.
「サンプル選びは、めっっっっっっちゃくちゃ重要で、そのあとのどんな処理よりも重要で、ダメな音にEQをかけたりして、がんばっていじるのは、とっっっっっても時間のムダ。」と言っています。
定番をおさえた正しいサンプル選びは、作業時間の効率化にも繋がります。
定番のサンプル音源は重要、だけど【DTMは自由!】
しかし、音楽は自由です。
定番をおさえて、トラックメイクの理解が深まったら、どんどんいろんなサンプルを使って、チャレンジしてみてください。
フィールドレコーディングしてサンプリングなんかもいいですよね。
monte bookerがTASCAMのリニアPCMレコーダー、DR-44WL VER2-Jを使っているみたいで、ほしいんだよなぁ。
サンプル音源を使って、DTMをはじめる
サンプル音源がそろったら、いざ、曲作りをしてみましょう。
下記の記事では、サンプル音源のなかでもループ素材を使った、かんたんな曲作りを解説しました。
また、無料のサンプル音源を利用すれば、さらにライブラリを充実させることができます。ちょっと物足りなくなってきたら、ぜひこちらも。