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2020年9月、新バージョン『RX 8』がリリースされました!
RX 8 - iZotopeをレビュー【Elements/Standard/Advancedの違いを比較しながら】
RX 8はiZotopeのオーディオリペアーソフト/プラグイン。
基本的にはRX 8スタンドアローンで使用できますが、プラグインとしてDAWで使える機能もあります。
ノイズの除去など細かな修正に役立つだけでなく、曲の中からボーカルだけ抽出するなど、録音済みのファイルを後から自在に修正できてしまうスグレモノ。
2020年9月に現在の最新バージョンとなり、さらに新機能が追加&進化。波形のスクロールも可能となったりと、使い勝手もアップしました。
Elements/Standard/Advancedの3つのエディションがあり、下位エディションは制限されている機能があり。
なお、Advancedは映像作品でのオーディオ編集にまで使用する場合、音楽制作のみであればElements/Standardが推奨されています。
ということで、この記事では主にDTMでの使用を前提とし、主にElements/Standardで使える機能や使い方を中心にチェックしていきます。

Music Rebalance【Standard/Advancedのみ】
こちらのMusic Rebalanceはリミックスを作りたいDTMerは特に喉から手が出るほど欲しい機能でしょう。
曲からボーカルだけ抜き出す
曲からボーカルを除去
ミキシングされた曲のバランスを変える
こんな使い方が簡単にできてしまいます。
最新のRX 8ではアルゴリズムが進化し、より高精度に。そしてソロボタン、自動ステム分け機能も追加され、よりスムーズな作業が可能となりました。
似たような機能を持つツールを他にもいくつか使ったことがありますが、RX 8の処理は非常にクオリティが高いと感じますし、とても簡単なのですごい。
完成された曲を、あたかも各トラックステムを扱うかのようにできるこの機能。
DTMerにとっては間違いなくRX 8のコアとなる部分でしょう。
Repair Assistant
Repair Assistantを使うと、自動的にオーディオファイルの修正を行ってくれます。こちらはRX 7からの新機能として追加されています。
修正したいファイルを読み込むと、クリップ/クリック/ハム/ノイズを自動的に検知し、それを除去するようなツールの設定を3種類提案してくれます。
設定された各ツールは自分でいじることもでき、調整も可能。(各ツールの説明はこの後で。)
マイクで録音したノイズが乗ってしまったサンプルやトラックをRepair Assistantに通せば、サクサクと修正作業ができてしまいます。
これまた強力なDTMの武器になるでしょう。
Guitar De-noise【Standard/Advancedのみ】【新機能】
Guitar De-noiseはRX 8から追加された新機能です。
録音されたギターサウンドから、さまざまなノイズを取りのぞくことが可能。アンプから発生したハムノイズやバズノイズなどを検知し、クリーンなサウンドに仕上げることができます。
ギターを多く使う宅録系DTMerなどにとってかなりうれしいツールですね。
Loudness Control【Standard/Advancedのみ】
Loudness Controlを使うと放送、ストリーミング用に基準とされているラウドネス値をチェックし、プリセットですぐに仕上げることができます。RX 8でさらに改良されています。
昨今、いろいろな人に自分の音楽を聞いてもらうには、何かしらのストリーミング系サービスを利用する場合がほとんどだと思います。より高いクオリティを求めるDTMerは、ぜひこのあたりはチェックしておきたいところ。
Spectral Recovery【Advancedのみ】【新機能】
Spectral Recoveryは、ビデオ通話などのリアルタイムストリーミングの際に圧縮されてしまう高域のサウンドを復元できる新機能です。
Advancedのみで使用可能となりますが、サンプリングしたい場合など、持っていればDTMの使用にも応用できる機会は多々ありそうです。
Wow & Flutter【Advancedのみ】【新機能】
新機能のWow & Flutterを使うと、レコードやテープで発生してしまった揺れを修正することができます。
こちらもAdvancedのみで使用可能ですが、よりクリーンなサウンドでサンプリングしたい場合などに使えますね。
RX 8 - iZotopeそのほかの機能まとめ
さて、ここからはRX 8のそのほかの機能についてザッとまとめていきます。
RX 8の各モジュールはRepair・Utility・Measurementと3つのツールに分類されています。
Repairツール: ノイズ除去などオーディオファイルを細かく修正
RX 8にはオーディオファイルを細かく修正できる機能を多く備えています。
下記にそれぞれの使い方をかんたんにまとめました。
まずはRX 8で改良されたDe-hum・Dialogue IsolateをはじめとしたRepairツールからチェックしていきます。
De-hum
ハム音(ブーンというノイズ)を除去します。
RX 8で改良がされ、より細かい修正が可能となっています。
Dialogue Isolate【Advancedのみ】
Dialogue Isolateは、収録されたサウンドに混ざってしまった足音、交通音、ざわめきなどをカットし、会話のサウンドがくっきりと聞こえるようにしてくれます。こちらもRX 8で改良が入っています。
Advancedのみで使用可能となり、ポスプロでの使用が主になるかと思いますが、楽曲にサンプリングネタとして使いたい音源の処理にもバッチリ役立ちます。
De-click
クリック音(パチッとかプチッという音)を除去します。
De-clip
クリップ(レベルオーバーによる音割れ)を修正します。
Voice De-noise
マルチバンドゲート的な仕組みで、ノイズを除去します。
ADAPTIVE MODEではスレッショルドを自動設定してくれます。
Breath Control【Standard/Advancedのみ】
ブレス音(息継ぎ)を除去します。
ボーカルの処理に。
De-bleed【Standard/Advancedのみ】
録音時、意図せず他のマイクにも漏れてしまったサウンドなどを除去します。
漏れてしまった音(BLEED SOURCE TRACK)と、混じってしまった音(ACTIVE TRACK)の2つを用意して使います。
De-crackle【Standard/Advancedのみ】
クラックル音(入り混じった小さなクリック音の集合)を除去します。
クリック除去した後、さらにクラックル除去を重ねたりして使います。
De-reverb【Standard/Advancedのみ】
リバーブ音(残響)を除去します。
自分で録音したサウンドも、簡単にドライな質感にできます。
De-plosive【Standard/Advancedのみ】
破裂音を除去します。
破裂音とは、[p]や[b]などの発音時に口が一瞬閉じて開く時などに出る音のこと。
De-ess【Standard/Advancedのみ】
[s][x][f][sh]などの発音時に出る耳障りな高周波を除去します。
シュ!みたいな音。
Interpolate【Standard/Advancedのみ】
クリック音を、選択範囲に応じて生成されたサウンドに置き換えてくれます。
Mouth De-click【Standard/Advancedのみ】
口の動きで出るノイズを検知して除去します。
Spectral De-noise【Standard/Advancedのみ】
不快なノイズを分析して、除去してくれます。
野外での風の音など、複雑なバックグラウンドノイズの除去に便利です。
Spectral Repair【Standard/Advancedのみ】
選択範囲のノイズを分析し、その音を小さくしたり、周辺の音と置き換えたりしてくれます。
犬が吠える音からギターノイズにまで。
その他【Advancedのみ】で使えるRepairツール
その他、AdvancedにはDialogue De-reverb、Ambience Matchなど、主に会話やセリフのオーディオを修正する機能が充実しています。
Utilityツール: EQやピッチ変更なども
RX 8にはUtilityツールとして、DAWにもあるようなEQ、ピッチ変更、タイムストレッチなどの機能が搭載されています。
それなりのDAWを使っているを使っていると言う前提で言うと、DTMはわざわざRX 8でこのあたりの機能を使う必要はないかな、と思います。
Measurementツール: アナライザーやマーカーなどで便利に
またRX 8には、Measurementツールとして、通常のSpectrum表示やマーカーを打っておける機能があります。
特徴的なところとしてはFind Similarが便利に使えます。
選択した範囲と似たような箇所を自動的に検出し、ワンタッチで選択してくれます。
長いファイルを細かく修正していかなければならない時などに役立ちますね。
RX 8 - iZotope Elements/Standard/Advancedの比較【結局どれがおすすめ?】
リミックスやサンプリングをしたいならStandardはマスト!
リミックスやサンプリングをガンガンしたいDTMerにとってStandardで使えるMusic Rebalanceの機能はマストです!
この曲のボーカルorインストだけがどうしても欲しい…
という望みをRX 8 Standardは叶えてくれます。
もちろん、さらにサウンドを作り込みたい場合はAdvancedの機能を使えば、より柔軟で自由な制作の幅がひろがります。
簡単な修正作業をしたいならElementsでもOK。
サクッとノイズの除去などだけしたいのであればElementsの機能でも十分OKだと思います。
自分がやりたいことに合わせて選んでみてください。
RX 8 - iZotopeのセール情報と購入方法
2021年3月31日までのセール情報
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と、RX 8 StandardをふくむやMPS4バンドルも大幅割引に。
クロスグレードやアップグレードもお見逃しなく。
また2021年3月31日まで、Plugin Boutiqueで買い物をすると(上記リンク先)、AudioThingのディストーションプラグイン『Wave Box』(通常49ドル)が無料でもらえるキャンペーンが行われています!
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RX 8は単品購入、バンドルで購入、またはアップグレードでの購入が可能です。
RX 8単品で購入
RX 8が含まれるバンドルを購入
RXは下記バンドルにもセットされています。
その他iZotopeのプラグインを狙っている場合はこちらがお得です。
各種アップグレードやクロスグレードもあり。
iZotopeの主要プラグインがそろうMusic Production Suiteバンドルはとてもおすすめ。
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RX 8にアップグレード
旧バージョンのRXやPost Production Suite(PPS)や、下位エディションを持っている場合はアップグレードでお得に購入できます。
Elementsから | Standardから | 旧Advanced/PPSから | 旧Standardから | |
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