現在の販売状況
2024年: Orb Plugins / Hexachordsプラグインは、LANDR Composerとしてリニューアルしました。

Orb Composer Pro / Artistをレビュー
Orb ComposerはHexachordsがリリースする作曲をサポートしてくれるソフトウェア。
スタンドアロンで動作します。
AI搭載で、作りたいスタイルに沿ってサクサクと曲構成のアイディアをパズルのように組み上げていくことができます。
複雑なオーケストラの作曲にもとても優秀で、自分ではなかなか作れない曲調のアイディアも色々試しながら作曲していくことが可能。
曲作りのスタート地点が最近マンネリ!
というときなんかはOrb Composerを作曲アイディアのスタート地点として使ってみると、フレッシュな曲作りができるかもです。
いろんなアイディアを試したい!けど時短したい!
という人なんかも、Orb Composeをバッチリ使いこなせるようになればワークフローの効率化にも繋がります。
ラインナップは2種類。フルバージョンのOrb Composer Pro S 1.5と廉価版のOrb Composer Artist S 1.5があります。
ちなみにHexachordsからは、プラグインとしてサクサク作曲サポートしてくれるOrb Producer Suite 2もリリースされています。あわせてチェックしてみてください。
Orb Composer Proの使い方
さて、ここからはOrb Composer Proの使い方のポイントやおもしろい機能をピックアップしていきます。
テンプレートを選択

最初に、Orchestral・Piano・Pop-Rock・Strings・Electro・Ambientの中からテンプレートを選択します。
選んだテンプレートごとに、この後生成されるメロディやコード進行、ドラムなどのパターンが変わります。
楽曲の構成を組み立てる【ドラッグ&ドロップ】

次に曲の構成を組み立てます。
GUI左に表示されている、Block Itemsの中からIntro・Theme・Transition・Endなどを選択し、曲の構成を組み立てます。
Block Itemsを中央のメインセクションにドラッグ&ドロップすると、テンプレートに沿って曲のベースがランダムに自動生成されます。
膨大なコードライブラリ

コード、コード進行もライブラリからドラッグ&ドロップでサクサクと組み替えることができます。
組み替えたコード進行にあわせて各パートが再生成されます。
メロディをインポート
メロディのMIDIファイルを読み込み、それをベースに曲を組み立てていくこともできます。
上記の動画では、映画「ジュラシックパーク」のテーマのメロディを出発点として、オーケストラ楽曲を組み立てています。
MIDIをエディット

生成された各トラックは、MIDIエディット画面でさらに作り込んでいくことができます。
また、上の画像の上部のように、曲の盛り上がり方などのカーブを描いて直感的にコントロールすることもできます。
プラグインを読み込んで鳴らす【VST/AU】
Orb Composer自体に内蔵音源が搭載されていますが、手持ちのプラグインシンセなどを読み込んで鳴らすこともできます。
シンセのプリセット選びや、音作りもOrb Composerから直で開いてコントロールすることができます。
マジックボタン

GUI上部には5つのマジックボタンと呼ばれるボタンがあります。
メロディのみを変更、新しくコードを作成など、ワンタッチで任意の部分だけ再生成することができます。
気に入ったパターンをベースに、さらにランダム感のある作り込みをしていくことが可能。
エクスポート
作った楽曲は、MIDIまたはオーディオでエクスポートすることができます。
こちらをアイディアのベースとし、DAWに読み込んでさらに細かくエディット、作り込みをしていく感じです。
Orb Composer ProとArtistの違い
フルバージョンのOrb Composer Pro S 1.5と廉価版のOrb Composer Artist S 1.5ですが、違いはザッとこんな感じ。
- Proはオーケストラやストリングスの作成にも対応
- Proは4/4拍子以外にも対応
- ArtistはMajor/Minorスケールのみ(ProはDorian/Lydianなどなども対応)
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