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![シュンナリタ](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2024/04/ShunNarita_Profile_Square.jpg)
Pulsar Audio Muをレビュー【アナログフレイバーなマスタリングにおすすめ】
MuはPulsar Audioがリリースするコンプレッサー・リミッタープラグイン。
「バリミュー」とも呼ばれる、マスタリングスタジオにおけるベストセラー真空管コンプ、Manley Stereo Variable Muをエミュレートしています。
アナログ風味のある、マスタリングコンプ・リミッターがほしい!
というDTMerは、ぜひチェックを。
ソフトな質感でトランジェントをおさえ、トラック全体にグッとまとまりをだしてくれます。もちろん、ドラムバスなどの仕上げに使うのもgoodです。
Muの販売ページ
UADからもハイクオリティーなバリミューエミュレーションがリリースされています。
Pulsar Audio Muのプリセット・サウンドデモ【音質】
![PulsarAudioMuのプリセット](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2021/08/PulsarAudioMuのプリセット.jpg)
Muには、Drum Buss・Guitar・Leveling・Maor Appelbaum Mastering・Master・Vocalでカテゴリー分けされた21種類のプリセットが用意されています。
ゆるやかに全体に統一感を出すプリセットから、がっつりとパンチを出すプリセットまでさまざま。
下記の動画で、使用例とサウンドをチェックできます。
サウンドデモ
- Add glue to a stereo mixbus with the Pulsar Mu
- Mixbus M/S gentle limiting with the Pulsar Mu
- Add glue to a stereo guitar stem with the Pulsar Mu
- Make an EDM track bounce with the external sidechain of the Pulsar Mu
- Add punch and life to a drum bus with the Pulsar Mu
- Add grit to a bass track with the Pulsar Mu
Pulsar Audio Muの使い方【コンプレッサー・リミッター】
![PulsarAudioMuの使い方](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2021/08/PulsarAudioMuの使い方.jpg)
さて、ここからはMuの主な機能や使い方について説明していきます。
シンプルなコンプレッサーパラメーターにサイドチェインEQなどを組み合わせて使うことで、ねらったサウンドにより近づけていくことができます。
なお、モデリングされる真空管コンプの仕組みについてはVariable-bias Compression Explainedでくわしく書かれています。興味のある方はチェックしてみてください。
2種類のゲインリダクションメーター
![PulsarAudioMuのClassicメーター](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2021/08/PulsarAudioMuのClassicメーター.jpg)
GUI上部はメーターラックとなっており、2種類のメーターでGR(ゲインリダクション)をチェックすることができます。
上記画像のクラシックメーターでは、シンプルなアナログスタイルのメーターで各チャンネルのGRに反応します。
![PulsarAudioMuのModernメーター](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2021/08/PulsarAudioMuのModernメーター.jpg)
メーターラックをクリックすると、メーターの切り替えられます。
上記画像のモダンメーターでは、わかりやすいグラフィックとあわせて各チャンネルのGR・インプットレベルが確認可能。右側のメーターには、アウトプットレベルも表示されます。
さらに、表示のスタイルはM・L・R・LR-1・LR-2・S・MS-1・MS-2と場面にあわせて変更が可能。
なお、Muのコンプレッションでは2〜6db、リミッティングでは2〜4dbのGRが推奨されています。また、プリセットにも目安とするべきGRが書いてありますので、チェックしながらコントロールしていってみてください。
パラメーターノブ
![PulsarAudioMuのパラメーターノブ](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2021/08/PulsarAudioMuのパラメーターノブ.jpg)
GUI中段は、コンプレッションのパラメーターノブが表示されています。
左右の各チャンネルにTHRESHOLD・ATTACK・RELEASE・OUTPUTノブが搭載。L-Rモードのときは左/右がL/R、M-Sモードのときは左/右がM/Sのチャンネルとなります。
中央には両チャンネル共通のINPUTノブ。こちらをコントローラーしていくことでコンプレッションレベルとチューブサウンドの色付け調整していきます。Ratioノブはありませんが、THRESHOLDを下げたりするとより高いレシオが設定される仕様となっています。
また、MIXノブでDRY/WETも調整可能。パラレルコンプレッションもすぐにできます。
モード切替スイッチ【MS/LR・LIMIT/COMP・LINK】
![PulsarAudioMuのモードスイッチ](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2021/08/PulsarAudioMuのモードスイッチ.jpg)
パラメーターノブの中にあるスイッチでは、モード切替が可能です。
まず、中央のノブで左右のチャンネルをMSとするか、LRとするかを決定。
となりのLINK SIDECHAINをオンにすると、両チャンネルをミックスして検出し、それぞれのGRが同じになります。マスターバスでがっつりコンプレッションするときなど、ステレオ感をキープしたい場合に使えます。
各チャンネルにはLIMIT/COMPスイッチがあり、リミッターモードとコンプレッサーモードを選ぶことができます。
LINK CONTROLをオンにすると、左右のパラメーターを連動させてコントロールが可能。
SIDECHAIN・SIDECHAIN EQ・LISTEN
![PulsarAudioMuのSidechain](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2021/08/PulsarAudioMuのSidechain.jpg)
GUI下部では、検出するサウンドを調整して、コンプレッションのコントロールが可能。
まず、左側のINT/EXTスイッチで入力サウンドをトリガーとするか、外部のトラックをトリガーとするか決定。EXTの場合はDAWでサイドチェーントリガーを設定します。
となりのLOOKノブではサイドチェインの反応を前後にずらすことが可能。
また、中央のSIDECHAIN EQでは、検出するサイドチェインサウンドをフィルタリング。直接サウンドに影響するEQではありません。例えばINTモードでローをカットすると、キックドラムではコンプレッサーがトリガーされないようにしたりすることができます。
くわえて右側のLISTENセクションでは、モニターするサウンドの選択が可能。アウトプットサウンドだけでなくL/M・R/Sサウンドオンリーで聴いたり、サイドチェイントリガーとなっているサウンドが実際どのように入力されているかもチェックすることができます。
Oversamplingでさらなる高音質化も
![PulsarAudioMuのOversampling](https://shunnarita.com/wp-content/uploads/2021/08/PulsarAudioMuのOversampling.jpg)
GUI右上のボタンからは、オーバーサンプリングも2×〜8×で設定が可能。よりアナログに近い高音質化を目指していくことができます。
ただしCPC負荷はガッツリとかかりますので、必要に応じて使ってみてください。
Pulsar Audio Muのセール情報と購入方法
セール情報更新: 2024年7月4日まで
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Muは単品のほか、バンドルでの購入が可能。
Pulsar Audio Muを単品購入
Muの販売ページ
Pulsar Audio Muをバンドルで購入
Plugin Boutique限定で、人気プラグインとのバンドルもあり。