
とくに初心者がDTMを楽しんで続けられるようになるポイントは、まちがいなく、空いた時間でも曲をちゃんと完成させられるようになることです。
この記事では、ぼくがMoment名義での楽曲制作をスムーズに進めるために作ったガイドラインを公開していきます。
DTM素人だったぼくは、こんな流れにそってサクサク曲が作れるようになりました。
DTM効率化のために作ったワークシート
完全に自分用に作って使っているものなので、おやっ??っと思う部分もあるかもしれませんがあしからず。
この項目を上から順に埋めていくようなイメージで、曲作りをしていきます。
ワークフローの解説【DTM効率化ワークシートにそって】
最初の部分。曲作りのスタート地点を明確にします。
まず、その曲の制作をスタートした日付と完成させる日付を決めます。人間は期限を決めないとやれない生き物なのですよ。
そしてファーストアイディアを書き留めます。なにを着想として曲を作り始めたか、ですね。
「Start From」の部分には、曲のどのパートから作り始めるかをメモ。イントロとか、ドロップとかね。ぼくはザッと全体の構成を決定するよりもこちらの方が効率がいい派です。
次は、曲のタイトルとテーマを決定します。これを決定することで、制作中に曲のイメージをブレさせないようにし、迷走してしまうことを防ぎます。
このことについては、下記の記事でも書いています。
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作曲スピードアップの最重要ポイント!「どんな曲を作るか」をブレさせない。【DTM効率化】
スピーディーな作曲のために意識しているポイントをまとめました。
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この部分では、曲のキー、コード進行、BPMを決定します。
「Low」の部分では、その曲のベースの一番低い音程の基音の周波数をメモします。ぼくはベースミュージックを作ることが多いので、これはとても重要なことなのです。ミックスの際にもかなり気にするところなので。
次はこの部分。曲のジャンルとドロップのスタイルを決定します。
ドロップとは、ダンスミュージックで1番盛り上がる部分のこと。ここがどういうスタイルかでジャンルが別れると言ってもいいでしょう。
「Space」のところでは曲の鳴り方をイメージします。クラブで鳴ってハマる感じなのか、野外で爆音で響かせたい感じなのか、とかね。
この部分では、作ろうとしている曲の参考となる曲をメモします。リファレンストラックってやつですね。
これもかなり作曲中に迷走してしまうのを防いでくれます。
「S」のところでは、曲の構成などの参考になる曲、「M」にはミキシングのガイドになるような曲をメモ。「M」のリファレンスは、作る曲とキーが同じ曲を選びます。
パクリになってしまうのでは、、。と思う人もいるかもしれませんが、曲を完成させられないDTM初心者はそんなことを言っている場合ではないですし、リファレンスを決めることはごく普通のことです。
ちなみに、リファレンスをチェックするためのツールとしてはListenHubがめちゃくちゃ便利です。ぜひチェックしてみてください。
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ここまでが、曲を作る前になるべく決めておく部分の解説です。
曲作りをすすめていき、ある程度全体のラフが完成した日付、アレンジが整った日付を書き入れます。完成目標の日付に対して順調にきているといいですねぇ。
そしてもし、上で書いた、制作前に決めた項目から変更があった場合はここにメモします。
さあ仕上げです。
ミックスをスタートした日付、マスタリングをスタートした日付、そして完成した日付をメモします。
最後に、次の制作に生かしたいことなど、コメントがあればメモをします。
とにかくまずは完成させよう
曲を完成させる流れが身につけば、楽しい楽しいDTMライフが待っています!
こんなワークフロー、堅苦しいかもしれませんが、やっぱりちゃんと1曲1曲完成させられるようにならないとDTMって楽しくないんですよ。だからぜひ、ひとまず最初はがんばってみてほしいのです。