Ableton LiveでのDTMに慣れてきたら、Max for Liveを使ってみましょう!Ableton Liveの使い方の幅がさらに広がりますよ!
この記事では、おすすめのMax for Liveデバイスをご紹介しますのでぜひ色々試してみてください!
Max for Liveとは?

おすすめのMax for Liveデバイスをご紹介する前に、Max for Liveとはそもそもなんなのか、ということをザッと説明しますね。
デバイスの自作とカスタマイズ・拡張
Max for Liveは、インストゥルメント・オーディオエフェクト・MIDIデバイスを独自に作成し、Liveを拡張・カスタマイズすることができるプラットフォームです。略して「M4L」と呼ばれたりもします。
また、ハードウェアコントローラーの機能を拡張したり、モーターや照明などの「モノ」をLiveから操作したりすることができます。
Packをダウンロードできる
ここまで読むとなんだかとても難しそうですが、安心してください。
Max for Liveには、あらかじめ作成されているインストゥルメント・エフェクトがあるので、それを使うことができます。
デバイスを自作するとなると踏み込んだ勉強が必要ですが、ダウンロードできるデバイスを使うだけでも、十分にAbleton Liveの楽しみが広がります。
Live Suiteでのみフルに使用できます
ここで注意ですが、Max for Liveは最上位エディションのLive Suiteでのみ使用できます。*一部のMax for Liveデバイスは下位エディションにも付属。
すでにLive Lite/Intro/Standardを持っている場合は、Live SuiteにアップグレードすればOKです。
さてさて、以下はおすすめMax for Liveデバイスのご紹介です。
【NEW】Expressive Chords

Expressive Chordsは指一本で表現力豊かにコードを鳴らしてくれるMIDIツール。Ableton 12.2 アップデートで、Intro/Standard/Suiteエディションに追加されました。
直感的にいろいろな進行を試して、深みのある楽曲を制作していくことができます。
Expressive Chordsを使ってビートメイキングしてみた
Max for Live Essentials
Max for Live Essentialsは16のインストゥルメント、10のオーディオエフェクト、8つのMIDIエフェクトが収録されているPackです。
Max for Liveデバイスを使い始める時は、ひとまずこのPackをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。無料です。
中でも特におすすめはこんな感じ。
Arp
こちらはアルペジエイターですね。

もともとAbleton Liveにもアルペジエイターはありますが、こちらはより視覚的にわかりやすい作りになっています。プラグインシンセサイザーに内臓されてるアルペジエイターはこのタイプだったりしますね。
MonoSequencer (モノシーケンサー)

こちらはステップシーケンサー。randomボタンで適当に鳴らして遊んでみるのもおもしろいです。
Convolution Reverb

コンボリューションリバーブも使えちゃいます。プリセットがとても良くて、特に広く長い系の響きがとてもすき。
Pitch Drop

レコードストップ音のようにあの、ギューンって音でストップできるエフェクトです。これ、知らない人は探している人多いんじゃないかな?
J74 Progressive
J74 Progressiveは有料のコード進行作成の支援デバイスです。さまざまなパターンにエディットしながら組み立てていくことが可能。
なお、同系統のプラグインだとScaler 3が人気です。より高機能かつ使いやすさを求めるなら、少し価格は上がりますがぜひチェックを。
Surround Panner (サラウンドパンナー)

サラウンドパンナーを使えば、サラウンド・フィールドをコントロールすることもできます。
なかなか対応環境がある一般的なDTMerはいないかと思いますが、無料です。
Max for Liveの映像デバイス
Max for Liveデバイスを使えば、映像で遊ぶこともできます。
RokVid
RokVidを使えば、簡単に映像にエフェクトを加えることができます。こちらは有料。
Ganz Graf

無料のGanz Grafは、こんな感じの映像をサウンドに合わせて作ってくれます。
適当にいじっているだけでもワクワクするおもしろさ。
Max for Liveデバイスを自分で作りたくなったら
Max for Liveデバイスの、こちらの編集ボタンを押すとMaxデバイスエディタが開きます。まずはここから、いじってみると学びやすいです。

*追記: 新バージョンのLiveではオプションメニューから開けます。
さらにMax for Liveを使い込みたいというひとは、ぜひチャレンジしてみてください!