
DTMをさらにクリエイティブで楽しくするAIプラグインまとめ

AIは今、さまざまな分野で急速に存在感を高めています。DTMの世界も例外ではなく、ここ数年でAI技術を活用したプラグインが次々と登場してきました。
最近では楽曲を丸ごと生成してしまうようなサービスも話題ですが、DTMerの創作を置き換えるというより、「表現したいことを形にする」サポートをしてくれる強力なツールが数多くあります。どれだけAIが進化しても、アイデアや表現の源泉はクリエイター自身。僕らの表現は、これからも途切れることなく必ず続いていきます。
この記事では、DTMに役立つおすすめのAI搭載プラグインをまとめて紹介します。まずは各プラグインの注目ポイントをざっくりと一覧でチェックしてみましょう。
注目
- Ozone 12: AIマスタリングプラグイン
- Curves AQ: Wavesの最新鋭 AI EQ プラグイン
- smart:EQ 4: 高機能なAI EQ プラグイン
- Nectar 4: AIでボーカル処理をまとめて
- Neutron 5: EQ・コンプレッサー など AIでトータルミックス
- CLEAR: AI搭載の音声向けノイズ除去プラグイン
- InstaComposer 3: コード進行にメロディに AIが作曲をフルサポート
- SoundID VoiceAI: 可能性広がるボイスチェンジャープラグイン
- Melody Sauce 2: AIがメロディを自動生成するプラグイン
- Kick Ninja: AIが理想のドラムを生成するプラグイン
それぞれのプラグインの特徴や使いどころを以下で解説していきます。あわせて、レビューや最新のセール情報を随時更新している記事も掲載しているので、そちらもチェックしてみてください。
Ozone 12【AIマスタリングプラグイン】
Ozone 12は、iZotopeがリリースする定番のマスタリングプラグインです。
Master Assistant機能を使えば、ミックスを読み込ませるだけでAIが楽曲を解析し、コンプレッサーやEQなどを自動で最適化してくれます。ジャンルを指定し、仕上がりの方向性を好みに合わせてカスタマイズできるのも魅力。
細かく追い込む時間がないときでも、サッとクオリティの高いマスターを作れるため、作業効率を重視するDTMerには心強い存在です。
Curves AQ【Wavesの最新鋭 AI EQ プラグイン】
Curves AQは、Wavesが2025年にリリースして注目を集めたAI搭載のイコライザープラグインです。
トラックを読み込んでサウンドの特性を分析し、5種類のEQカーブを自動生成してくれるのが特徴。気に入ったものを選んで、調整するだけでOK。
ドラム・ベース・ギター・ボーカルなど、幅広いトラックをモダンでハイファイな質感へと素早く仕上げてくれます。
smart:EQ 4【高機能なAI EQ プラグイン】
smart:EQ 4は、sonibleがリリースするAI搭載のイコライザープラグインです。
楽曲ジャンルやトラックの種類といったプロファイルに基づいてAIが解析・処理を行い、自然でバランスの取れたEQカーブを提案してくれます。
さらに、最大10トラックまで同時にアンマスキング処理が可能で、トラック同士の被りを整理しながら、ミックス全体のスペクトルバランスを整えてくれるのが大きな特徴です。
Nectar 4【AIでボーカル処理をまとめて】
Nectar 4は、iZotopeがリリースするボーカル処理用プラグインです。
Vocal Assistant機能を使えば、AIがボーカルトラックを解析し、各エフェクトのパラメーターを自動で最適な状態に設定してくれます。ターゲットプリセットとしてSinging・Rap・Speakingといったカテゴリー、さらにBalancedやBrightなど、仕上がりの方向性に応じたバリエーションを選択可能。
EQ・コンプ・ダブリングといったボーカル処理を一括で行えるため、スピーディーにクオリティの高いボーカルサウンドを作りたい場面で重宝します。
Neutron 5【EQ・コンプレッサー など AIでトータルミックス】
Neutron 5は、iZotopeがリリースするミキシング用プラグインです。
Mix Assistantでトラックを読み込むと、AIがサウンドを解析し、EQ・コンプレッサー・エキサイターなど各モジュールのパラメーターを自動で最適化してくれます。ミックスに必要なエフェクトが一通り揃っているのも魅力。
さらに、付属のVisual Mixerを使えば、トラック間の音量バランスも直感的かつスピーディーに自動調整できます。
CLEAR【AI搭載の音声向けノイズ除去プラグイン】
CLEARは、Supertoneがリリースする音声向けのノイズ/リバーブ除去プラグインです。
AI搭載のアルゴリズムにより、オーディオをリアルタイムでアンビエンス・ボイス・ボイスリバーブの要素に分離が可能。それぞれのボリュームバランスを調整することで、違和感の少ない自然でクリアなサウンドが出来上がります。
セルフレコーディングしたボーカルはもちろん、配信やナレーションなど幅広い用途で活躍する便利なツールです。
InstaComposer 3【コード進行にメロディに AIが作曲をフルサポート】
InstaComposer 3は、W. A. Productionがリリースする作曲サポート用プラグインです。
キーとスケールを指定するだけで、ワンクリックでコード進行をはじめ、メロディやドラム、さらには楽曲全体の構成に至るまで、AIがパターンMIDIを自動生成してくれます。
制作のスタート段階でイメージを広げたいときや、ゼロからアイディアを作るのに行き詰まってしまった場面でおすすめ。
SoundID VoiceAI【可能性広がるボイスチェンジャープラグイン】
SoundID VoiceAIは、Sonarworksがリリースするボイスチェンジャープラグインです。
50種類以上のボイスおよび楽器モデルを搭載しており、読み込んだボーカルトラックをさまざまなスタイルへと変換できます。
メイントラックからバッキングボーカルを作成したり、ハミングからデモ曲を作ったりと、制作の幅を大きく広げてくれるクリエイティブなツールです。
Melody Sauce 2【AIがメロディを自動生成するプラグイン】
Melody Sauce 2は、EVAbeatがリリースするメロディ自動生成プラグインです。
AI搭載のシステムにより、ワンクリックで次々と新しいメロディフレーズを生成してくれるのが特徴。ジャンルやコード進行を指定し、内蔵音源ですぐに再生できる手軽さも便利なところ。
Hip Hop、Trap、EDM、Houseといったダンスミュージック系ジャンルをスピーディーに制作したい場合に、特におすすめのツールです。
Kick Ninja【AIが理想のドラムを生成するプラグイン】
Kick Ninjaは、The Him DSPがリリースするキックドラム音源プラグインです。
特に注目したいのがAIインポート機能。手持ちのサンプル音源やリファレンスにしたい楽曲をもとにキックサウンドを生成し、制作中のトラックに合わせて自由にエディットすることが可能です。
そのほかにも、楽曲の中でしっかり存在感を発揮する、パンチの効いたキックをシームレスに作り込むためのツールが盛り込まれています。
