ListenHubレビューとセール情報

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ListenHub - Sonnox | レビューと使い方まとめ【YouTubeやSpotifyとも比較できる超有能リファレンスツール】

シュンナリタ
シュンナリタ
ListenHubを使えば、いろいろな曲とすぐにサウンドを比較できます!特徴や使い方をレビューしました。

ListenHub - Sonnoxをレビュー【超有能リファレンスツール】

ListenHubはSonnoxがリリースするオーディオリファレンスソフト。(Mac用)

下記の3つをインプットし、比べながらサウンドを検証することができます。

ListenHubで比較

  • System…SpotifyやYoutubeなど、Macからの出力もろもろ
  • Main…DAWのマスター
  • Referene…DAWのリファレンストラック

ストリーミングサービスやウェブブラウザ上のサウンドをそのまま取り込めるのは、大きなポイント。

自動でラウドネスをそろえてくれるので、ボリューム感に左右されることなく、音圧や音質をかんたんに正しくチェックすることが可能。

さらに、メーターやアナライザー表示、L/R・Side・Monoチャンネルや周波数帯域ごとのバンドソロ機能も超便利です。

楽曲の仕上がりを、プロのサウンドに近づけたい!

というDTMerは、ぜひチェックを。

マスタリング・ミックス時の効率的な判断に、かなり役立ってくれます。

ListenHub - Sonnoxの使い方【まずは設定から】

ListenHubの使い方

さて、ここからはListenHubの使い方について説明。

まずは設定が必要なので、ここからきちんとチェックしていきましょう。

InputsをMac・DAWで設定【System・Main・Referene・Plugin】

ListenHubのInputs

スタンドアロンアプリのListenHubを立ち上げたら、System・Main・RefereneのInputs設定をします。

MacでSystem出力の設定

ListenHubのSystem設定

Macの環境設定でサウンド出力はListenHubに設定。すると、基本的にMac上のサウンドはSystemを通って出力されます。

こうすることで、ブラウザで流すYouTubeや、Spotifyアプリのサウンドをチェックすることが可能に。

DAWでMain出力の設定

ListenHubのMain設定

Mainは3&4チャンネルのサウンドを受け取ります。上記画像はAbleton Liveでの例ですが、ここにDAWのマスターアウトを送るように設定。

その他DAWでの設定は、下記のページで説明されています。

DAWでReference出力の設定

ListenHubのReference設定

Referenceは5&6チャンネルのサウンドを受け取ります。DAWでリファレンスとして使っているトラックのアウトプットを送ればokです。

プラグイン版もあり

レコーディングでわずかなレイテンシーが気になる場合などは、プラグイン版のListenHubをマスターにインサートして使うことも可能。そうすると、InputsのリストでPluginが選択できるようになります。

この場合、DAWのマスターアウトは通常のオーディオインターフェースなどにしておきます。

Match Input Loudness【自動でラウドネスをそろえる】

ListenHubのMatchInputLoudness

Match Input Loudnessをオンにすると、Inputsサウンドを設定画面で指定したラウドネスに自動でそろえてくれます。

そうすることで、ボリュームに左右されずに音圧感など比較が可能。

また、1つのサウンドをチェックする場合も、かんたんに耳をフラットにできるのでかなり便利です。

Volume【モニターしやすい】

ListenHubのVolume

ボリュームはLoud・Normal・Quiet・Softと、段階的にコントロールすることが可能。

モニタリングのボリュームがリコールできることで、正確な判断をしやすくなるというわけです。

また、[Dim]ボタンでさらにボリュームを下げたり、[Mute]ボタンもあり。

Loudness【LUFs】

ListenHubのLoudness

ListenHubのLoudnessには、Short-Term LoudnessのLUFs値が表示されます。

楽曲のラウドな部分と、しずかな部分のバランス比較に使うのがおすすめ。

ストリーミングサービスなどでは、曲全体のLUFsに対してラウドネスノーマライゼーションがかかります。絶対値に関しては、気にしすぎなくてokです。

Dynamics【PSR】

ListenHubのDynamics

Dynamicsセクションには、PSRが数値とグラフで表示されます。

PSRはトゥルーピークとShort-Term Loudnessの差で、楽曲のラウドな部分にどのくらいダイナミクスやトランジェントのディティールがキープされているかをチェックすることが可能。

近年のPops・Hip Hop・R&Bなどでは、9前後の数値となることが多いです。必要以上にコンプレッションしていないかなどを、リファレンスと比較してみましょう。

アナライザー・バンドソロ

ListenHubのアナライザー

GUI中央にはスペアナが表示され、視覚的な周波数バランスチェックもすぐに可能。

Sub・Low・Low-Mid・High-Mid・Highのバンドソロモードもあり、帯域ごとのサウンドもくわしく聞くことができます。

スペアナのグラフィックやガイド表記は、EQプラグインのClaroと共通。あわせて使用するのには相性バツグンです。

チャンネルソロ【Left・Right・Mono・Side】

ListenHubのチャンネルソロ

チャンネルソロボタンを使えば、Left・Right・Mono・Sideの各チャンネルにフォーカスして、サウンドをチェックすることが可能です。L/Rの[Swap]ボタンもあり。

プラグインを読み込める【スピーカーキャリブレーションなどに】

ListenHubのプラグイン

ListenHubはAUプラグインをホストすることが可能。

Sonarworks SoundID Reference・Steven Slate Audio VSXなど、シミュレーションソフトの使用にも対応します。

iOS・Android版のアプリからコントロールも

ListenHubには、無料でiOS・Android版のアプリが付属します。

横長画面で使えば、手元でMacとほぼ同じコントロールをすることが可能です。

ListenHub - Sonnoxのセール情報と購入方法

セール状況をチェック

時々セール対象となっていますが、他の人気Sonnoxプラグインと比べると機会は少なめ。50%オフ~最大で75%オフほどになります。

なお現在、バンドル各種にはふくまれていません。

そのほかのSonnoxプラグインをチェック【セール情報まとめ】

長年信頼される定番エフェクトから、イノベーティブなツールまでいろいろ。要チェックです。

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  • この記事を書いた人
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シュンナリタ

『マタタキベース』でDTM情報を発信中。Moment名義で曲をリリースしつつ、DJしたりしています。長野在住。東京時代は年間200日くらい各所のClubでブースに立ってました。かれこれ15年以上音楽業界の片隅に居ます。プロフィール詳細や経歴はこちら

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