Spireシンセセール情報とレビュー

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Spire - Reveal Sound【レビュー】今っぽいサウンドの人気シンセ【使い方まとめ】EDM系などに!

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シュンナリタ
シュンナリタ
SpireはEDM系ダンスミュージックなどに人気シンセ!
特徴や使い方をレビューします。

Spire - Reveal Soundをレビュー: 今っぽい音色が特徴のソフトシンセ!

SpireはReveal Soundがリリースするシンセサイザープラグイン。

流行りのエレクトロ・ダンス系楽曲にマッチする、クリアかつブリっとした音色。そして比較的シンプルながら、音作りしがいのあるシステムで人気です。

EDM系のダンスミュージックが作りたい!

というDTMerであれば、とくにおすすめ。

使い方については下でポイントを説明しますが、システム的にDubstepやTrap系などよりかは、エレクトロハウスやプログレッシブハウス、フューチャーハウスなどの四つ打ち系に向いているという印象。

実際、公式サイトではHardwell・Armin van Buuren・Dash Berlinなど、そっち系のアーティストからの評価が多く掲載されています。

さておき、Spireはまちがいなく、Serum・Massive・Sylenth1・Nexus 3などの鉄板シンセと肩を並べる存在です。

Spire - Reveal Soundのプリセット【サウンドデモ】

サウンドデモ

Spireのファクトリープリセットは1000種類近くを収録。

その内容は当然のことながらベース、リード、パッド、シーケンス系など多様。すぐに使いたくなるような即戦力な音色がそろっています。

繰り返しになりますが、音質はクリアで高音質。流行のダンスミュージック系にばっちりハマる感じです。

[MENU]ボタンからBankを選択し、隣のドロップダウンメニューや左右の矢印でプリセットを選択できるシステムになっています。

エキスパンションパックも豊富

さらに、メーカーのReveal Soundほか、サードパーティ製プリセットパックも豊富に販売されています。

おすすめと言った4つ打ちEDM系だけでなく、Dubstep・Trap系などもいろいろラインナップしているのでチェックしてみてください。

下で使い方を説明しますが、Spireはシンプルな分、音作りをするためにはある程度シンセサイザーの仕組みを理解している必要があるシンセだと思います。

なので、初心者DTMerはまずは自分の作りたいジャンルのプリセットを集めて、そこから遊んでいくのがおすすめです。

追記: Spire 1.5.17 アップデートでAIによるプリセット生成機能が追加。新しいサウンドをかんたんに作ることもできるようになっています。

Spire - Reveal Soundの使い方

Spireシンセの使い方

さて、ここからはSpireの使い方のポイントをまとめていきます。

仕組みをきちんと理解すれば、シンプルかつ奥深いサウンドメイキングを楽しめる良いシンセです。

ちなみに、[INIT]ボタンを押すとワンタッチで真っさらな状態に設定されるので、1から音作りしたい場合や、Spireの仕組みを勉強したいときに便利です。

4つのオシレーター【7つのモード】

Spireシンセのオシレーター

Spireには4つのオシレーターが搭載。

それぞれClassic・Noise・FM・AMSync・SawPWM・HardFM・Vowelの7モードから選択して鳴らすことができます。

各モードによって[ctrlA]・[ctrlB]ノブの役割が変わり、サウンドをコントロールします。

そしてそこに、[WAVE]ウィンドウの中の49波形から選んだ波形を、[wt mix]ノブで混ぜていく感じです。(HardFMモードでは[WAVE]波形を変調できたりします。)

Vowelモードは人間の声をシュミレートする専用のモードでなかなかおもしろいです。Dubstepとかの「ヨイヨイ」「ワウワウ」みたいなシンセサウンドがサクサク作れます。

フィルター

Spireシンセのフィルター

フィルターは2つ搭載。オシレーターセクションの[filiter input]で、どのくらい適用させるかを振り分け可能です。

フィルタータイプはperfecto・acido・infecto・scorpio・combo・shaperの6種類。
それぞれでLP・HP・BPモードなどを選択可能です。

そして最終的に[filter balance]ノブでそれぞれのフィルターを通ったサウンドのバランスを決定します。

エフェクト系・マスター

Spireのエフェクトとマスター

画像上段のエフェクトセクションではShaper・Phaser(Vowel)・Chorus(Flanger)・Delay・Reverbからエフェクトを適用可能。それぞれで、いろいろなモードを選択可能です。

Shaperの中の[drive]や[bit]のパラメーターとか、Vowelがかなりいい感じでブリブリなサウンドになります。
(いじりながら「Woooow....(海外風)」 とか言っちゃって無限に気持ちよくなれます。)

そして、画像下段はコンプやEQ機能のついたマスターセクションとなっています。

x-comp(マルチバンドコンプレッサー)がかなりいい感じにサウンドをまとめてくれるのが素晴らしい。暴れた感じの音作りをしても、ここのノブを上げていくとシュッとタイトにしてくれるので、ミキシングした時にしっかり音圧が稼げます。

モジュレーター

GUI下段はモジュレーターセクションとなっています。

左右の2枠でそれぞれ2つのエンベロープ、2つのLFO、ステップシーケンサーをコントロール可能。そしてこれらはMatrixで柔軟にルーティングできます。

エンベロープとLFO

SpireのエンベロープとLFO

上記の画像は左にエンベロープ、右にLFOを表示してあります。

エンベロープはアタック・ディケイ・サスティン・スロープタイム・スロープレベル・リリースのパラメーターでコントロール可能。そして、エンベロープのグラフィックをクリックするとカーブを変更することができます。

LFOはformのドロップダウンメニューの52種類から波形を選択可能。その上のスライダーで波形を変化させることができます。

ステッパー(ステップシーケンサー)

Spireシンセのステップシーケンサー

こちらはステッパー。最大16ステップまで設定可能。

1つのステップを選択すると、右下のウィンドウで細かく波形を操作することができます。[×2-4]ボタンを使うと、ワンタッチで波形の山を作れたり、右側のコピペボタンなども便利です。

また、リトリガー、ループポイントの設定もでき色々遊べます。

モジュレーションマトリックス

Spireのモジュレーションマトリックス

各モジュレーターなどのルーティングはこちらのマトリックスパネルから設定可能。
3スロット×5ページで最大15スロットを使用することができます。

ポイント

こで説明したモジュレーション系やルーティングについて。

操作性や直感性、LFO波形の自由度という点を比較すると、同じく人気シンセであるSerumのほうが強いです。

この辺が、上で「システム的に四つ打ち系に向いている印象」と書いた理由。

なので、DubstepやHybrid Trap系など、LFO波形やその他モジュレーション系を直感的にいじり倒してサウンドメイキングをしたいDTMerは、ひとまずSerumを選んだ方がいいと思います。

アルペジエイター

Spireシンセのアルペジエイター

モジュレーターセクションの右枠では、アルペジエイターもコントロールできるようになっています。

Up・Down・Random・Step・Chordなど10種類のモードから選択可能。

こちらもend値を使ってループ設定にしたり、Swing感を加えたりと色々遊べます。

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シュンナリタ

『マタタキベース』でDTM情報を発信中。Moment名義で曲をリリースしつつ、DJしたりしています。長野在住。東京時代は年間200日くらい各所のClubでブースに立ってました。かれこれ15年以上音楽業界の片隅に居ます。プロフィール詳細や経歴はこちら

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