Output SIGNALをレビュー
SIGNALはOutputのシンセサイザープラグイン。Native Instruments - KONTAKT 5 PLAYERで動作します。
サウンドソースを「パルスエンジン」と呼ばれるシステムで変化させるという、ちょっと変わった仕組み。
とはいえ理解すれば比較的とっつきやすいシステムかな、と思いますので、
ほかの人と違った音作りにチャレンジしてみたい!
というDTMerにもおすすめ。
なお、機能制限のある無料版『SIGNAL Free』もあるので、こちらでお試しも可能です。
Output SIGNALのプリセット【サウンドデモ】
サウンドデモ
プリセットは500種類で、キーワードで絞り込んで選択可能。
40GBものサンプリングされたシンセサウンドや生音で構成されています。
プリセットの質感はデモのように「ゆらぎ」や「動き」、「空気感」を感じられるサウンド。個人的にはかなり好きです。Future系の曲やEDMなどに最適だと思います。
プリセットはそれぞれに4つのマクロパラメーターが設定されているので、かっこいい展開をつけたり、好みのサウンドへの調整もサクサクです。
なお、エキスパンションパックでプリセットを追加することも可能。下記の5種類がリリースされています。
Output SIGNALの使い方
さて、ここからはSIGNALの機能や使い方のポイントを説明していきます。上記の動画とあわせててチェックしてみてください。
Pulse Engines: WAVE・STEP・ARP・LOOPの4リズムモード
まずはSIGNALのキモとなるパルスエンジンから。
SIGNALは2つのレイヤーからサウンドメイキングをすることができ、それぞれのレイヤーで2つずつのリズムモードを適用させることができます。
WAVEモードは一般的なLFOタイプのモジュレーション。30種類の波形から選択することができます。
STEPモードはステップシーケンサー形式でサウンドを変化させます。1 barから1/64 tripletまで選択可能。多くのステップパターンのプリセットも用意されています。
ARPモードは最大32ステップ、50ボイスまで対応のアルペジエイター。こちらもプリセット豊富です。
SIGNALの大きな特徴とも言えるLOOPモードでは、設定したサンプルをループし、その波形でサウンドが変化。トリガーする音階ごとにサウンドが変化します。
Source Menu: シンセサウンドから生音まで
サウンドソースは50種類から選択可能。25種類がアナログ・デジタルシンセ音源。25種類がピアノやギター、チェロなどのさまざまな生音となっています。
意外な組み合わせからかっこいいサウンドを生み出すのが楽しいですね。
Effects
パルスエンジンに加え、高品質なエフェクトでもサウンドを作り込むことができます。
リバーブとディレイの質感がかなり好き。この質感がSIGNALのサウンドを形成する大きなポイントの1つなんじゃないかな。そのほかEQ・コンプ・リミッターや、Lofi系、サチュレーションなど。
Output SIGNALのセール情報と購入方法
SIGNALは単品のほか、バンドルでの購入が可能。エキスパンションパックもあります。
セールは年数回と少なめ、35% or 50%オフになることが多いです。期間は各ストアでずれていることがあります。限定の購入特典キャンペーンもチェックを。
Output SIGNALを単品購入【無料版もあり】
また、無料版のSIGNAL Freeもあり。
Output SIGNALをバンドルで購入
Output Complete Bundleはすべてのインストゥルメント・エフェクト・エキスパンションパックがセットになっています。
Plugin Boutiqueには下記のバンドルもラインナップ。
Output SIGNALのエキスパンションパックを購入
エキスパンションの販売ページ