特徴、使用感などをレビューします。
Bass Masterをレビュー
Bass MasterはLoopmastersの、サンプルベースで動作するベース専用プラグインシンセサイザー。2018年にリリースされました。
ベースの作成に特化したシンプルな構造で、
プリセットのサウンドもめちゃくちゃ使いやすく即戦力。
ダンスミュージック系のベースの音色に迷っているDTMerにはとてもおすすめできるプラグインです。
Bass Masterの販売ページ
Bass Masterの音質【サウンド】
デモ
上記のチュートリアル動画でサウンドデモを聴いてみて下さい!
こんな感じで、めちゃくちゃ使いやすい汎用性高めなベースサウンド。
なおかつ音の質感もベリーグッドで、トレンドのFuture Houseのようなサウンドからシブめなダンスミュージックまで、幅広くフィットしてくれます。
比較的新しいプラグインだけあって、その辺はバッチリ我々DTMerのニーズに対応してくれていますね。
Bass Masterのプリセットとエキスパンション
Bass Masterには217種類のサンプル波形からなる350種類のファクトリープリセットが収録されています。
シンプルなサブベース系からパーカッシブなもの、808的なキックベース、高域を含んだ明るめの音色やパッドサウンドとしても使えそうなものまでラインナップされています。
さらに、エキスパンションを購入することも可能。
Future Bass用やアナログサウンド特化など、好みのサウンドに応じてプリセットを追加することができます。
エキスパンション
それぞれのページでサウンドチェックが可能となっています。
Bass Masterのシンセサイズ【使い方&機能のポイント】
さて、ここからはBass Masterの使い方や仕組みについて、ポイントを整理します。
シンプルな作りで、理解しやすいところも好感度高いです。
TOP/SUBレイヤーとミキサー
Bass MassterのサウンドはこちらのTOP LAYERとSUB LAYERから構成されます。
TOP LAYERでは高域の特徴や質感を設定します。シンプルにADSRエンベロープが設定可能。
SUB LAYERでは、主にベースのローエンド(サブベース)を作り込みます。
こちらはアタック(A)とリリース(R)のみが設定可能です。
この二つのレイヤーのバランスを、隣のミキサーで設定します。
DIRECT OUTボタンを選択すると、SUBのサウンドが次に説明するフィルターやエフェクトを通らなくなります。
フィルターとLFO
FILTERとFILTER LFOでベースサウンドの質感を調整したり動きのあるサウンドに作り込むことができます。
フィルタータイプは13種類から選択でき、こちらもADSRのエンベロープが設定可能。
LFO波形は8種類。
Sine / Triangle / Square / Saw / Random / Drift / Saw Up / SawExpから選択できます。
モジュレーションやグライド設定
プラグイン画面下段左側ではグライド設定やモジュレーションホイールなどが表示されています。
3つあるノブには、それぞれに操作したいパラメーターを割り当てることができます。
LAYER FXとMASTER FX
LAYER FXにはDISTORTION / STEREO CHORUD / REVERB SENDが搭載されています。
それぞれエフェクトのタイプを選び、かかり具合を設定することができます。
上でも書きましたが、ミキサーのDIRECT OUTボタンを選択しておくとここのSUBのサウンドはここのエフェクトを通過しないので、芯になるサブベースを膨らませないようにサウンドメイキングが可能。
そして最終弾のMASTER FXとしてFREQUENCY BOOSTERのDRY/WETおよび、TOP / MIDDLE / BOTTOMのノブが設定できます。
こちらはOTTのようなマルチバンドコンプとして動作しているようです。
Bass Masterはこんな人におすすめのシンセ
ダンスミュージックのベースがバッチリ決まらない…
ベースはキックドラムと同じくらい、ダンスミュージックの要となる重要なパートです。
ダンスミュージック系のDTMerにはカッコいいベースでバッチリ決めるにはどうしたらいいのか、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか?
正直言ってベースは特に、どんなサウンドやサンプルを選択するかがそもそも(ミキシングやアレンジよりも)重要なので、Bass Masterのような便利なプラグインを導入するのはとても効果的だと思います。
即戦力のベースサウンドプリセットをガンガン使いたい!
Bass Masterのプリセットは本当に即戦力なものが揃っているので、とてもおすすめ!
ガンガン使いたくなるサウンドがたくさんです。
ちなみに、DubstepのGrowl Bassのような激しいサウンドを作りたい人には不向きです。
そういう場合は、普通にSerumなどでガシガシとモジュレーション波形をいじくりまわした方がいいです。
また当然ですが、ベースサウンド特化型シンセですので、リードやプラックなどなどの音も出せるような万能型シンセではないです。また、エレキベースや生音系ベースは含まれていません。一応、ご注意を。
Bass Master - Loopmastersのセール情報と購入方法
Bass Masterは単品のほか、バンドルでの購入、エキスパンションパックの購入が可能。それぞれ、半額以下のセールになっていることがとても多いです。
また、期間限定のバンドルが販売されている場合もあります。現在の状況は、Bass Masterシリーズ一覧ページでチェックしてみてください。
Bass Masterを単品購入
セール状況をチェック
Bass Masterの販売ページ
Bass Masterをバンドルで購入
エキスパンションバンドルとのセットや、ほかプラグインとのバンドルもあり。
Bass Masterのプリセットエキスパンションを購入
作りたいジャンルにあわせてプリセットを追加することが可能。お得なエキスパンションパックバンドルもチェックを。
リンク先でサウンドデモも聴くことができます。
エキスパンションの販売ページ
- Bass Master Complete Expansion Pack Bundle(全エキスパンションパック)
- Bass Master Expansion Pack Bundle(5種類のエキスパンションパック)
- Bass Master Expansion Pack: Impact Subs
- Bass Master Expansion Pack: Analogue House
- Bass Master Expansion Pack: Bass Pick Up
- Bass Master Expansion Pack: Proxima Bass Annihilation
- Bass Master Expansion Pack: Electrowave Bass
- Bass Master Expansion Pack: Bass Disruption
- Bass Master Expansion Pack: Cinematic Bass
- Bass Master Expansion Pack: Analogue Bass
- Bass Master Expansion Pack: Bass House & Tech
- Bass Master Expansion Pack: Bass and Trap
- Bass Master Expansion Pack: Techno Pulse
- Bass Master Expansion Pack: Future Bass
- Bass Master Expansion Pack: Dirty Analogue
- Bass Master Expansion Pack: Drum & Bass Warfare
- Bass Master Expansion Pack: Seismic Bass
- Bass Master Expansion Pack: House Bass
- Bass Master Expansion Pack: Instrumental Trap and Wave
…など
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