CenterOne - Leapwing Audioをレビュー
CenterOneはLeapwing Audioがリリースする、ボーカルなど中央に位置するサウンドコントロールにフォーカスした、ステレオイメージャー系プラグイン。
ミックスされたトラックのステレオ感を損なうことなく、センター成分とサイド成分のサウンドバランス調整をすることができます。
例えばマスタリングで、
2mixの、ボーカルの存在感を調整したい…!
というときに、左右の広がりや全体的な音像を損なうことなく、ボーカルの聞こえ方を調整することができます。
さらに、センター成分とサイド成分をそれぞれ抽出することも可能。
自然なM/SコンプやEQ処理をしたい!
と、いうときにも使えます。
一般的なM/S処理との違い【ファントムセンターを分析】
一般的なM/S処理の場合、単純にミッドに位置している音量を操作しようとするので、そこにサイド成分として処理したいサウンドが入ってしまいます。
しかし、CenterOneはそのあたりがよりインテリジェントに識別されるため、全体のバランス感を損なわず、自然なコントロールが可能。
このような正確なセンターサウンドを、ファントムセンターと呼んでいます。
CenterOneプリセット【サウンドデモ】
プリセットで鳴らしてみた。
CenterOneには8種類のプリセットが用意されています。ボーカルのほか、ベースにフォーカスしたしたプリセットもあり。
動画で音の変化を確認してみてください。自然なサウンドコントロールがわかってもらえると思います。(スマホやPCのスピーカーではなく、バランスが聞き取れるモニター環境で聞くことを推奨します。)
CenterOneの使い方【プラグインの機能】
ここからは、CenterOneの主なパラメーターと使い方を1~4の順に見ていきます。
なお、上に貼り付けたプロモ動画もあわせて見てもらうと、よりイメージが湧きやすいかと思います。
CENTER PROMINENCE
こちらがCenterOneの中核となるパラメーターです。
ここを上下することで、ボーカルなど中央のサウンドを目立たせたり、控えめにしたりできます。
なお隣の[LEVEL TRIM]はプラグインへのインプットレベルを調整できます。
LCRレベルフェーダー
レフト(L)、センター(C)、ライト(R)のボリュームをそれぞれ操作することができます。
また上記動画のように、ミュートボタンを使用してセンタートラックとLRトラックを作成し、EQやコンプなどのMS処理をすることも可能。
CENTER CHANNEL WIDTH
こちらもCenterOneの特徴的な機能。
センターのサウンドだけのステレオ幅をコントロールすることができます。
CENTER BANDPASS EQ
センターのサウンドの抽出に適用されるバンドパスEQ(フィルター)で、範囲内のサウンドはセンターに、範囲外はLRチャンネルに送られます。
スライダーでカットする幅を調整でき、フィルターカーブも選択可能。ボーカルやベースなど、サウンドの周波数帯を限定したいときに使えます。
CenterOne - Leapwing Audioのセール情報と購入方法
セール状況をチェック
CenterOneは単品販売のみでバンドルは無し。
年に何度かセールになりますが、最大で40%オフくらいまで。超大幅割引になることは確認できていません。
セール期間は各ストアでずれていることがあります。限定キャンペーンもチェックを。
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