2025年6月: UJAM Beatmaker 3 アップデートがリリース。
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UJAM Beatmaker KANDYをレビュー: ポップなドラム音源
KANDYは、UJAMがリリースするドラム音源。
即戦力のドラムマシン系グルーブが豊富にプリセットされている、UJAM Beatmakerシリーズのプラグインです。
ポップでグルーブ感のあるビートを、スピーディーに作りたい!
というDTMerは、ぜひチェックを。
ビルボードヒット系のポップミュージックに幅広く使える、ライトながらもミックスの中で映えるドラムサウンドパッケージです。
UJAM Beatmaker KANDYのプリセット【サウンドデモ】
KANDYの全体プリセットは51種類。
さらにドラムKitは10種類・Mixは12種類・ドラムパターンバンクのStyleは20種類から、個別プリセットを変更することも可能です。
ドラムパターンの合計は460種類で、R&B・Hip Hop・Disco・Houseなど、さまざまな系統がラインナップ。幅広いポップミュージックに対応できます。
プリセットブラウザ

サウンドは全般的に、主張の強すぎないライトなノリのドラムマシン系サウンド。
サウンドデモ
下でもう少し説明しますが、各リズムパターンはMIDIで抽出することも可能。リズムパターンだけ使用するのもokです。
ダンスミュージック寄りにしたい場合とかは、サウンド的にちょっと物足りないかもなので、キックやスネアだけ差し替えて使ったりするのもアリ。
UJAM Beatmaker KANDYの使い方
さて、ここからはKANDYの機能や使い方のポイントについて説明していきます。
上記のチュートリアル動画もあわせてチェックしてみてください。
ただドラムループが鳴らせるだけでなく、いろいろとアレンジもできるようになっています。
Kit【ドラムキットの選択】

GUI左上では、ドラムKitを選択できます。
Euphoria・Grande・Codec・Adore・Tight・Sugar・Vision・Nostalgia・Glitter・Azureと、10種類のプリセット。ポップな雰囲気はおさえつつ、少しずつニュアンスのちがったドラムサウンドを試すことができます。
左側のスライダーではKick・Snareのボリュームバランスをコントロール可能。MIDIのピッチベンドとリンクしています。
右側のSweetnessスライダーはコンプレッサー・トランジェントデザイナーのような役割をしており、サウンドの質感を調整することができます。
Mix【ドラムキットのミックスバランスやエフェクトを設定】

GUI上部右側では、ドラムキットのMixを変えることができます。
Shiny・Dense・Broad・Cosmic・Flare・Warble・Stutter・Reflect・Granular・Electric・Crunch・Chrispと、12種類のプリセット。ディレイやビットクラッシャー・フランジャー系などのエフェクトがかったものまで、さまざまなタイプがあります。
左側のAmountスライダーを上げると、プリセットで選択したMixがよりはっきりとサウンドにあらわれます。いろいろなMixプリセットをチェックしたいときは、ひとまずAmountを最大にして鳴らしてみるとわかりやすいです。
右側のBeat Intencsityスライダーでは、ビートの力強さをコントロール可能。こちらはMIDIのモジュレーションホイールにアサインされています。
Instrument【単音で鳴らす・差し替えや音色コントロールも】

GUI左下のInstrumentセクションでは、ドラムキットの単音を鳴らすことが可能。各サウンドがMIDIキーボードにアサインされています。
それぞれの単音は、下部でほかのドラムキットの単音に差し替えたり、Volume・Decay・Pitch・Filterノブで音色を調整することができます。
Individual Output【DAWにパラアウトも】

Outputを[Individual]にすると、単音ごとにパラアウトしてDAW側でブラッシュアップすることも可能。
上記画像はAbleton Liveの例ですが、KickとSnare 1・Snare 2をそれぞれ別のオーディオトラックにアウトプットしています。
Style【ドラムパターン・MIDIで抽出も】

GUI右側のStyleセクションでは、さまざまドラムパターンが各MIDIキーボードにアサインされています。
ワンタッチで各セクションの完成されたドラムループを鳴らせてくれるので、組み合わせてサクサクと1曲のドラムトラックを仕上げることが可能。
こちらで、20種類から選べるStyleプリセットを変更すれば、パターンバンクのみが変更されます。合計すると、収録されているMIDIパターンは460種類。
さらにMicro Timingをクリックすると、Swingスライダーでグルーブをコントローすることも可能。
また、キーボード上部のところをドラッグ&ドロップすると、MIDIファイルが抽出されます。DAWのシーケンスでInstrument側がトリガーされるので、自由なパターンエディットにも対応。
もちろん、抽出したMIDIファイルでほかのドラムプラグインなどを鳴らしてみるのもおもしろいです。
Master【マスターエフェクト】

Masterセクションには、Sweep・Saturate・Maximize・Ambienceと、4つのマスターエフェクトノブを搭載。
Sweepノブはローパス・ハイパスのデュアルフィルターとなっており、かんたんにスウィープエフェクトをかけることができます。
AmbienceのタイプはMix Preset・Big Hall・Small Room・Fat Plate・Big Room・Bright Roomからリバーブタイプを選択可能。Ambienceは強く効かせてもバスドラムにはほとんど適用されない感じで、使い勝手良く設計されています◎
なおIndividualでパラアウトしているサウンド、はこちらのマスターセクションを通りません。
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