
【DTMのスパイス】サウンドデザイン特化のプラグイン

みなさんは、DTMでどこにこだわりを持っていますか?
メロディやリズム、音質などさまざまな要素がありますが、サウンドデザインを探求するのも非常に面白いアプローチです。
実験的なエレクトロニックミュージックだけでなく、近年はポップスの幅広いジャンルでも、耳に残るフレーズやモチーフが積極的に取り入れられていますよね。
エフェクトを組み合わせたり、オーディオ波形をエディットしたりと方法は多種多様。ただ、制作を続けているとどうしてもマンネリ化や行き詰まりを感じることもあるでしょう。
そんなときは、サウンドデザインに特化したプラグインを試してみてください。練り込まれたシステムやワークフローが、新たなインスピレーションを引き出してくれます。
この記事では、おすすめのプラグインをピックアップして紹介します。まずはポイントをざっくりまとめました。
注目
- BEAM 2.0 - Lunacy: モジュラー形式のエフェクトでサウンドデザイン
- Transit 2 - Baby Audio: サウンドの動きデザインするプラグイン
- ShaperBox 3 Bundle - Cableguys: 柔軟なLFOでサウンドデザイン
- PITCHMAP - Zynaptiq: サウンドのピッチを個別にコントロール
- PITCHMAP::COLORS - Zynaptiq: よりエレクトロなサウンドデザイン
- Stutter Edit 2 - iZotope: グリッチにサウンドを切り刻むプラグイン
それぞれのプラグインについて、以下で特徴を説明していきます。あわせて、詳細レビューや最新のセール情報を随時更新している記事も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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BEAM 2.0 - Lunacy【モジュラー形式のエフェクトでサウンドデザイン】
BEAM 2.0は、Lunacyがリリースするマルチエフェクトプラグイン。
コンボリューションリバーブ・グラニュラー・コーラス・フィルターをモジュラー形式で自由に組み合わせ、クリエイティブにサウンドデザインをすることができます。
さらに、個別プラグインとしても使用できる拡張エフェクトが続々とリリースされている点も注目ポイントです。
Transit 2 - Baby Audio【サウンドの動きデザインするプラグイン】
Transit 2は、Baby Audioがリリースするマルチエフェクトプラグインです。
モジュラースタイルを採用し、6種類のモーションモードと28種類のエフェクトを搭載。多彩なバリエーションで、サウンドにユニークな動きを加えられます。
シンプルでわかりやすいGUIにより、直感的なコントロールが可能です。
ShaperBox 3 Bundle - Cableguys【柔軟なLFOでサウンドデザイン】
CableguysのShaperBox 3 Bundleは、同シリーズのエフェクトを1つのプラグイン上で自由に組み合わせて使用できるマルチエフェクトです。現在10種類のエフェクトが用意されており、バンドル購入はもちろん、個別に追加することも可能。
柔軟で視認性に優れたマルチバンドLFOエディターを搭載し、シンプルなボリュームコントロールから複雑かつ個性的なサウンドデザインまで幅広く対応します。
豊富なプリセットもそろっており、シンプルなループ素材を一瞬でオリジナルなフレーズに仕立て上げてくれます。
PITCHMAP - Zynaptiq【サウンドのピッチを個別にコントロール】
ZynaptiqがリリースするPITCHMAPは、サウンド内部のピッチを個別にコントロールできるプラグイン。
ちょっとした補正からハーモニーの再構築まで、使い方はユーザー次第で無限に広がります。
独自の質感を生み出せるため、特にEDM系の音作りにおすすめ。リミックスや大胆なアレンジにも威力を発揮します。
PITCHMAP::COLORS - Zynaptiq【よりエレクトロなサウンドデザイン】
PITCHMAP::COLORSは、PITCHMAPと同シリーズのプラグインで、よりエレクトロニックなテクスチャーとシンプルな操作性が特徴。
ナチュラル系の「SICK」、ボコーダー系の「INSANE」、エッジの効いた「WTF」から方向性を選び、スケールシフトやフォルマントシフトを調整するだけで、素早くサウンドデザインを楽しめます。
直感的な制作ワークフローを重視するなら、こちらがおすすめです。
Stutter Edit 2 - iZotope【グリッチにサウンドを切り刻むプラグイン】
Stutter Edit 2は、iZotopeがリリースするマルチエフェクトプラグインです。
サウンドをリズミカルに切り刻むSTUTTER・BUFFERコントロールに加え、11種類のエフェクトを搭載。カーブエディターを使えば、時間軸上でダイナミックな変化を自在に作り出せます。
最初はややとっつきにくいものの、使いこなせばグリッチ系のサウンドデザインにバッチリ最適なツールです。