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SoundID Reference for Headphonesをレビュー【ヘッドホン】
SoundID Referenceは、Sonarworksがリリースするヘッドホン・スピーカーキャリブレーションソフトウェア。
さまざまな環境で、また場所が変わったりしても、常に同じサウンドでのミックス作業を可能とするツールです。
SoundID Referenceの機能
- モニター環境の特性をフラットに補正
- 幅広いリスニング環境をシミュレート
くわえて、どこで再生されてもいい鳴りがするように、仕上がりのチェック機能もあります。部屋で完成させた曲を車とかほかのスピーカーで聴いたら、げんなり…って経験は全DTMerにぜったいあるはず(苦笑)。そういった際の修正も、グッと効率化してくれます。
以下は、ヘッドホンで利用できるSoundID Reference for Headphonesを使ってみたレビューまとめです。
ヘッドホンキャリブレーションについて

まずは、サウンドをニュートラルにしてくれるキャリブレーションについて。
手元にあるヘッドホンをいろいろ補正してみましたが、まず正直言ってすべて同じに聞こえるというわけではありません。それぞれのキャラクターは残ります。
しかし、確実にモニタリングに求められる鳴りへと平均化してくれるんですね。チェックすべき音が、どのヘッドホンでも一定してくっきり見えてくる感じ。これを意識しておくと、幅広い場面でとても有用に使えます。
リスニング環境シミュレートについて【仕上がりチェック】

さまざまなリスニング環境シミュレートをシミュレートしてくれるTranslation Check機能はとても便利です。
車・スマホ・ノートパソコンなどがプリセットされており、サクサクと確認していくことが可能。時間効率がめちゃくちゃアップします。
やはりきちんとスピーカーを変えて鳴らしてみることは重要ですが、その前にSoundID Referenceでチェックすれば大きなミックス修正を繰り返さずに済みます。
ほんと、これまでぼくは何度車の中で独り自分の曲に涙したことか…。もちろん悪い意味で…。
SoundID Reference Virtual Monitoring Add-Onについて

アドオンの追加機能もナイスです。ヘッドホンモニタリングが、周りにスタジオが広がっているような聞こえ方にはっきりとなります。おすすめ。
設定で選べるファーフィールドの大きいスピーカーシステムをDTM環境で構築するのはとくに厳しいので、導入の価値が高いです。
SoundID Reference for Headphonesの対応機種
ヘッドホンのキャリブレーションをする際は、収録されたプロファイルから使っているモデルを選択します。こちらは500種類以上もあるので、ほとんどのDTMerが安心して利用可能でしょう。
また、対応機種数は常にアップデートされています。下記ページから、現在のリストをチェックしてみてください。
定番のSony・Audio-Technica・AKGなどはもちろん、あまりメジャーでないメーカーにも対応した充実のラインナップ。AppleのAirPodsシリーズもバッチリふくまれています。イヤホンでちょっと作業って時にもありがたいです。