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KORG Collection 4をレビュー【数々の名機がプラグイン化】
KORGはシンセサイザー・キーボードなどを製造する日本のメーカー。1960年代から現在まで、数々の名機をリリースしています。
サウンドはどれも特徴的で、なくてはならない存在感。それを本家本元の手でプラグイン化したシリーズが、KORG Collection 4です。
以下に、ラインナップをかんたんなレビュー・サウンドデモとあわせてまとめています。伝説的とも言えるビンテージモデルの音源は要注目です。
M1

M1の実機は1988年発売。
PCMベースにマルチエフェクトやシーケンサーを搭載した、ワークステーション系シンセサイザーです。
『M1ピアノ』『M1オルガン』は、あまりにもアイコニック。ハウスミュージックなどで当時から現在にいたるまで多用される超定番、そして信頼のサウンドです。
TRITON / TRITON Extreme

TRITON / TRITON Extremeには、2つのプラグインがセットになっています。
こちらの実機は、1999年からリリースされたシリーズ。PCMベースのワークステーションシンセサイザーです。
2000年代のHip HopやR&Bなどで使われているサウンドをいろいろと鳴らすことができ、「おー!」とテンション上がるやつ。僕はTRITONシリーズの実機も所有していますが、そのあたりのジャンルが好きなDTMerにはとてもおすすめ。
Extremeは、真空管搭載のアナログフレイバーも要チェックです。
MS-20

MS-20と言えば、ゴリゴリのアナログベース/リードサウンドですよね。
実機は1978年発売。セミモジュラースタイルのシンセサイザーです。
無骨なキャラクターを楽曲に取り入れたい時などは、その圧倒的な存在感でがっつりと映えてくれます。プラグインならではのあつかいやすさも、うれしいポイント。
ARP ODYSSEY

ARP ODYSSEYの実機が最初にリリースされたのは1972年。2015年にKORGが復刻をしています。
プラグインでは、フィルター特性がそれぞれ違う3世代をシミュレート。特徴的なこちらのビジュアルも3種類で楽しめ、アナログ感最高なサウンドとあいまって適当に鳴らすだけでもかなりグッときます…。
microKORG

microKORGの実機は、現在でもさまざまなシーンで使用されるアナログモデリングシンセサイザー。
コンパクトなインターフェースの中に、リアルなサウンドと、奥深い音作りの楽しさがギュッとつまっています。
そして、ボコーダー機能も大きな魅力の1つ。クラシカルなテクスチャーをくわえるのもよし、クリエイティブに遊ぶのもよしです。
miniKORG 700S

miniKORG 700Sの実機は、もともとKORG初の量産シンセサイザー。
シンプルで直感的にサウンドエディットしやすく、太いアナログサウンドが魅力のプラグインです。かわいいペダルスタイルのエフェクター搭載で、いろいろ試しながら遊びたくなります。
Polysix

Polysixの実機は1981年発売。世界中で人気を集めたアナログポリフォニックシンセサイザーです。
見た目とサウンドのシブさがめっちゃ好き。楽曲にいい具合の質感をくわえたい時は、ぜひ使ってみてください。
なお、近年のアップデートでプリセットブラウザなどもチェックしやすくなっておりgoodです。
MonoPoly

MonoPolyの実機も1981年、Polysixとあわせてリリースされました。
こちらは4つのオシレーターを搭載しており、さまざまな音作りに対応。重厚感のあるアナログサウンドにとても味があります。
WAVESTATION

WAVESTATIONの実機は1990年リリース。波形をつなげて合成する、ベクターシンセサイザーです。
大きくかまえられたジョイスティックを動かして、多様な動きを演出することが可能。
全体的なサウンドは他のPCM音源と比べても特徴があって、どこか空気感のあるやわらかさがあります。
Prophecy

Prophecyの実機は1995年に発売。
物理モデリング技術が搭載されたシンセサイザーで、幅広いスタイルに対応します。
ものすごくリアルなフィジカルモデリング音源もいろいろありますが、こちらはユニークな質感があっておもしろいです。
ELECTRIBE-R

ELECTRIBE-Rはリズムマシン。
実機はさまざまなバージョンでリリースされており、サンプラー版もあります。
直感的に打ち込んでサウンドエディットできるシンプルなインターフェースにくわえ、別画面でシーケンス全体が管理しやすくなっているのはプラグインだからこそ。
Kaoss Pad

Kaoss Padは、指一本でサウンドをコントロールするマルチエフェクトツール。パッド上をマウスでなぞれば、かんたんにがっつりと変化がくわわります。
プラグインではプリセットだけでなく、プログラムをエディットすることが可能。より奥深くワクワクする仕様になっており、使い方の幅は無限大です。
MDE-X

MDE-Xはマルチエフェクトプラグイン。
TRITONなどのワークステーションシンセから、コンプ・リミッター・リバーブ・フランジャーなど、21種類のアルゴリズムを搭載。プリセットのバリエーションは豊富で、トータル128種類になります。
決してあつかいやすくて便利という感じではないのですが、これがなんともKORGっぽさのあるサウンドを作り出してくれるんですよね。
「もうひと押し雰囲気がほしい」って時などに使ってみるのがgoodです。ぼくはとくにExciter/Enhancerがめちゃくちゃ好き。
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KORG Collection 4 シリーズはバンドルのほか、単品でも購入が可能。
バンドルは、シリーズプラグインが全てセットでお得になっています。
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各プラグイン、単品購入もできます。