シンセサイザープラグイン「Current」を使って感じる特徴や、おすすめの使いどころをまとめます。
実際の制作例も紹介するので、Currentが気になっている方はぜひチェックしてみてください。
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Minimal Audio Currentをレビュー

ここ数年でグイグイと存在感を増しているMinimal Audio。そのフラッグシップシンセが「Current」です。
メーカーとしてエレクトロニックサウンドに力を入れた展開をしている印象があり、そんな方向性が僕も気に入ってCurrentを愛用しています。
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ど真ん中なエレクトロニックサウンドだけど「らしさ」がある
Serum 2との比較記事でも書いたように、Currentのプリセットには、現代のEDM系トラックにバッチリとハマる、ど真ん中のサウンドが幅広く収録されています。
ただ単純に定番系のエレクトロニックサウンドが並んでいるわけではなく、そこにCurrentらしさを感じられるのがとても良いところ。Massiveや旧Serumが全盛だった時代のような、モロにデジタル感のあるサウンドとも少し違います。
シンセエンジン

その理由のひとつとして大きいのが、シンセエンジンに組み込まれたグラニュラー・サンプラーシステム。これによって、デジタルシンセらしい質感を持ちながらも、独特の動きや奥行きを感じられるサウンドが出来上がります。
お気に入りプリセット

また、プリセットには808、Rhodes、Juno、Acid、Jupiterなど、クラシカルな名機やサウンドをイメージしたものも豊富。
製作にこうしたサウンドを取り入れたくなる場面は多々あります。しかし、モダンでエレクトロニックな楽曲の場合、リアルなエミュレーション系プラグインやサンプリング音源を使うと、そのままでは楽曲にスッと馴染まないこともありますよね。
そんなときにはCurrentからサウンドを探して持ってくると、自然にフィットしてくれて便利です。クラシカルな楽器や音色をベースにしながら、いい感じにエレクトロナイズされている。Currentならではの魅力だと思います。
Lo-Fiやオーガニック系トラックの差し色としても
トレンドど真ん中のエレクトロニックサウンドを鳴らすのに最適なCurrentですが、Lo-FiやBoom Bapビート、オーガニック系トラックの差し色として使うのもおすすめです。
Currentを取り入れたLo-Fiビートメイク
上の動画では、最後にCurrentを使ったシンセサウンドを加えて、高域の鮮やかさをわずかにプラスしています。
もともとは中域以下に重心が寄った、フィルターのかかったモロにLo-Fiなサウンドでした。そこに対照的とも言えるCurrentのモダンな鳴りを加えることで全体のバランスが整い、聴きやすい仕上がりになりました。
また、GUI内の「Stream」タブからチェックできるエキスパンションには、「LOFI LEADS」「FUSION KEYS」のように、バキバキのエレクトロから少し外したサウンドを収録したパックも用意されています。こうしたパックも必要に応じて取り入れると、Lo-Fiやオーガニック系のトラックにフィットさせられる幅がより広がります。
